キヤノンF-1のカメラ修理

今日は1月8日、イチかバチか、ということで「勝負事の日」だそうです。
私はギャンブルの類は昔から全くしないのですが
人生自体がギャンブルみたいなものだから、これ以上はいいかな。。。(笑)

さてさて

本日は「キヤノンF-1」のカメラ修理を行っています。
キヤノン威信を賭けて発売された初のプロ向け一眼レフですね。
チタン幕シャッターを採用し
シャッタースピードの最高速は1/2000
スペック的にも当時の最先端ですが
何よりもそのカッコ良いスタイリングに今でも惚れ惚れしてしまいますね。

今回の個体はまずレリーズがまともに切れません。
(巻き上げてもレリーズロックがかかったままで切れない)
おそらく底部の巻上げカムとのタイミングがうまく合ってなく
レリーズロックが解除されない状態になっている様子です。
露出計はとりあえず動作はしていますが
レンズの絞りと連動するファインダー内の丸指針が
ほとんど動かない状況です。
露出計の針自体の振れも1段ほどアンダーだと思われます。
加えてF-1でよく見受けられる
シンクロ不良(フラッシュが点灯しない)も発生しています。

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今は巻上部の動きをチェックしている状況です。
まずはシャッターが普通に切れるように処置を行ってから
各部点検整備一式に取り掛かります。

前にも書いたかもしれませんが
F-1の低く構えたペンタ部は本当にカッコ良いですよね!

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