今日は「小笠原返還記念日」だそうです。
1968年4月5日にアメリカから返還されたのですね。
まだ50年も経っていないのですね。
私、あまり遠くに出かけることが少ないので
沖縄も北海道も行ったことがないのですが
小笠原には一度、行ってみたいのですよねぇ。。。
いつになることやら。。。(笑)
さてさて
本日は「キヤノンFTb」のカメラ修理を行っています。
最近、FTbの修理がちょっと多いような気もしますね。
FTbのデビューは1971年、F-1と同じ年です。
F-1の技術をフィードバックして造られた中級機です。
ただ、今回お預かりしたFTbは正確に言うと
その後、マイナーチェンジされたFTb-Nです。
ファインダー内にシャッタースピード表示が追加され
巻上レバーに指当てが付き
セルフタイマーの形状も変更されています。
ファインダー内でシャッタースピードが確認できるのは
やはり便利ですよね。
今回、お預かりしたFTbは外観は非常にキレイで
シャッターも切れてはいるのですが
シャッターをチャージするときにフィルム室から
シャッター幕をよく見てみると
通常は垂直な状態で移動していく
後幕の竿が、斜めに引っ張られていっています。
それで、測定機の光源に向かって
シャッターを切ってみると
明らかに後幕が斜めになった状態で走っているのがわかります。
これではとてもまともに露光はされません。
まずはミラーボックスを外すところまで分解して
シャッター幕の様子を確認してみたところ、
どうやら後幕のリボン(幕を引っ張る部分)が片方
軸から外れてしまっているようです。
幕軸には接着剤で留められているので
劣化により外れることがたまにあります。
これからさらに分解を進めて
リボン再接着を行ってからシャッター周りの
整備、他、各部点検整備一式を行います。
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