ミノルチナSのカメラ修理

今日は「ミルクキャラメルの日」だそうです。
森永のミルクキャラメルですね。
今でもパッケージは昔のままというの嬉しいですね。
遠足といえば必ずミルクキャラメルが
間食に入っていたような気がします。
今でも山登りするときは
行動食として袋入りのミルクキャラメルを
持っていくことが多いです。
一袋、結構あっという間になくなりますが。。。
うん、何だか食べたくなってきた。あとで買ってこよう(笑)

さてさて

今日は「ミノルチナS」のカメラ修理を行っています。
当時、世界一、薄いレンジファインダー機を目指して
作られたミノルタの意欲作です。
発売は1964年です。
当時はAEカメラはともかく
マニュアルで撮影するような本格派のカメラは
大きくて当たり前。。という風潮もあり
ミノルチナは実際にはなかなか販売が伸びなかったそうです。
今の感覚だと当然同じ機能なら小さいほうがいいですよね。
少し小さめとはいえミノルチナは安っぽさは微塵もなく
40mmF1.8の大口径レンズを備えた高級コンパクトです。
今でも根強いファンが多いのもうなづけます。

今回、お預かりしたミノルチナは
シャッターは快調に切れており
心配されるセレンもまずまずの値を示しています。
一見、何の問題もなさそうなのですが
ファインダーを覗くと。。。二重像が全く見えません。。。
像が薄いとかいうレベルではなく全く見えません。
で、ブライトフレームは一応見えているのですが
大きく斜めに傾いています。。。
ファインダー内ハーフミラーの取り付けがズレている、あるいは
外れかかっているようです。

現状のファインダーを見てみると
やはりハーフミラーは接着が外れてグラグラでした
ハーフミラーそのものも蒸着剥がれが酷いため
今回はハーフミラーを交換いたします。

ファインダーの処置は後から行うとして
まずはこれから分解を進めレンズボードを外し
シャッターユニットやレンズの清掃から取り掛かります。

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