今日は「UFO記念日」だそうですよ。
子供の頃には私もUFOの本とか買ってよく読んでました。
「アダムスキー型」、「葉巻型」とか色々な形もあるのですよね。。。
まぁ、実在するかどうかは何とも言えませんが。。。
宇宙ってそういうロマンがあってもいいかなぁ。。。とは思います。
さてさて
本日は「ペンタックスMEスーパー」のカメラ修理を行っています。
コンパクトで操作感もよく、小気味良いカメラですよね。
ME系といえばミラーボックス周りのトラブルが定番ですが
今回の個体は巻上に何らかのトラブルがあるらしく
巻上レバーが巻き上がった状態で戻ってきません。
(レバーはスカスカで戻ってくるのですが
軸が戻ってこないような状態です)
こんな状態はなかなかないなぁ。。。と思って
調べながら分解していくと
ボディ下部から何かの部品の破片が出てきました。
その瞬間に「カシャン」と巻上軸が戻る音もしました。
・・・部品の破片の正体は???
いわゆる巻上レバーは完全に折りたたんだ状態から
少し出した状態でクリック感があり
そこで軽く固定されるものが多いと思います。
ME系の場合、そのクリック感を出すために
巻上レバーの根元に板バネ部品が組み込まれています。
実はこの板バネ、少々強度に問題があり
折れてしまうものが多いのです。
(折れているとクリック感が全くなく
完全に折りたたんだ状態から少し引き出した状態までが
スカスカな感じになります)
で、その折れた板バネ先端部が
スプールを伝ってボディ下部へ移動し
巻上軸に挟まれ軸をロックしてしまっていたようです。
これでトラブルひとつ解決!と思っていると
何回かシャッターを切っているとチャージ滑りが
(フィルムは巻き上がるのにシャッターがチャージしきれず戻ってしまう)
たまに起こることが発覚しました。
これはいつものミラーボックス横の動作不良が原因です。
さらに。。。これは現在、原因を調査中ですが
オート時に本来一箇所のSSに対応したLEDが
ファインダー内に点灯するのが正常ですが
たまに関係ないランプが、それも2、3個
点いたり消えたりする症状が発見されました。
おそらく基板そのものが原因ではないと思うのですが。。。
まずは原因のわかっている巻上部分と
ミラーボックス周りを修理していきます。
基板周りを確認するために基板は一旦完全に外してしまいました。
LED点灯トラブルの原因を調べながら
各部点検整備一式を行っていきます。
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