今日は「パフェの日」だそうですよ。
「パフェ」といってもこの日の由来は
スイーツのパフェではなく野球が由来らしいのですが。。。
それでも「パフェの日」って聞いただけで
頭の中はパフェでいっぱいになりますね!
アイスに生クリームにフルーツに。。。
あぁ、ダメだ。。。甘いものばかり食べてると中高年には
あまり良くないのに。。。(苦笑)
さてさて
本日は「オリンパス35DC」のカメラ修理を行っています。
最近、修理依頼が多くなってきたカメラですね。
きちんと距離計を装備し、レンズは40mmF1.7の大口径
コンパクトなボディ、使いやすいプログラムシャッター
気軽に撮り歩くにはもってこいのカメラです。
以前も書きましたが
35DCのシャッターは基本的に機械式シャッターで
電池は不要なのですが
35DCの場合は露出計がある程度振れてないと
光量不足でシャッターロックがかかるようになっていますので
電池を入れないと普通に使うことはできません。
その電池ですが当時は1.3Vの水銀電池ですが
現在は1.5Vのバルタ電池等々で代用されるかたも多いと思います。
ただし、そのまま1.5Vの電池を使うと露出計が振れすぎて
適正露出が得られないことがほとんどだと思います。
今回の35DCもそのまま1.5Vの電池を使うと
1.5段以上アンダーになってしまいます。
ちなみに電圧変換型のアダプターを使った場合、
電圧は問題ないのですが
今回のようなバッテリーチェック付きの後期の35DCの場合は
電池アダプターの抵抗が干渉して
BCランプが点かなくなります。
(キヤノネットG-Ⅲあたりでも同様の現象が起こります)
前期であれば問題ないですが
後期のDCの場合は1.5Vに露出計側を調整して
1.5V電池を使ったほうが良いかもしれませんね。
他、ご依頼者様が事前に試し撮りを行った際には
光線モレが見られたとのこと。
やはりモルトは全滅ですからそれはこれが原因だと思われます。
加えて距離計二重像のズレも見受けられます。
これからシャッターユニット周りから各部点検整備一式を行います。
余談ですが光がない状態、例えばレンズキャップを
したままの状態でシャッターを切りたいとき
(電池はやはり入っていないとダメですが)
前期の35DCの場合は底にある「F」ボタン、
後期の35DCの場合はバッテリーチェックボタンを押せば
強制的にシャッターが切れる仕組みになっています。
説明書がない場合も多いと思いますので
こういう部分はなかなか気づかないかもしれません。
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