リコーフレックスニューダイヤのカメラ修理

今日は「ハンバーガーの日」だそうですよ。
私が幼い頃のハンバーガーってパッサパサで
あまり美味しいものじゃなかったイメージだったけど
いつの間にかファーストフードでも美味しくなりましたよねぇ
マックのクオーターパウンダーが発売されてからずっと好きで
1ヶ月に1回くらいは無性に食べたくなって買っていました。。。
なくなっちゃったのはさびしい限りです。。。
本国は引き続きあるらしいのに。。。(苦笑)

さてさて

本日は「リコーフレックスニューダイヤ」のカメラ修理を行っています。
発売は1957年、先に発売された「リコーフレックス」とは異なり
ダイキャストボディが与えられたモデルです。
ピント調節はヘリコイド式となり左右のレバーで行います。
セルフコッキングではありませんが
フィルム装填はスタートマーク合わせ式となり
カウンターや巻止めも装備されています。
シャッタースピード、絞り値は上部の窓で
上から確認できるようになりかなり装備が充実しています。

搭載されるシャッターが何種類か存在するのですが
今回、お預かりしているニューダイヤは
セイコーシャラピッドを搭載しています。
最高速は1/500でスローは1秒まで
ちょっと高級な仕様となっています。

お預かりしているニューダイヤは
シャッターは見た感じ、普通に切れているようですが
測定してみると本来の露光量よりかなりオーバー目に
露光されるようです。
やはり羽根の動きが悪いようですね。
絞りレバーも妙に重いので
これも羽根に汚れがあって動きが悪いものと思われます。
実はそれよりも大きな問題がレンズです。
後玉ユニットが盛大に曇っていて
間違いなく写りに影響するレベルです。
このままだと何もかもフォギーフィルターをかけたような
写真になってしまいそうです。
レンズのクモリはレンズそのものの変質で発生していると
清掃では全く取れない可能性もあります。

まずは一番の問題のレンズ清掃から今回は取り掛かりました。
今回は何とか清掃で問題のないレベルまでキレイになりました。
前玉表面に少しばかり拭きキズがありますが
他は非常にキレイな状態です。
心配事がクリアできたのでこれから本格的に
シャッター周りの整備に取り掛かります。
羽根の清掃はもちろんですが、スローガバナ、セルフタイマーも
粘り気味なので、そのあたりも含めて整備していきます。

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