ニコンFEのカメラ修理

今日は「柿の日」ということですよ。
スーパーに柿が並び始めると
秋が深まってきたなぁ。。。という感じがしますね。
ちょっと意外なのですが
柑橘類よりもビタミンCを非常に多く含みます。
タンニンも含有しアルコールの分解を
助ける効果もあるとのことです。
いいことばかりですね!
早速今日の帰りにスーパーで買って帰りましょう(笑)

さてさて

本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
当店のカメラ修理の中でも
依頼件数で1,2を争うカメラですね。
中級機ですが非常にしっかりと作られており
使っていても安心感の高いカメラです。
露出計の指針が2本あるタイプで
非常に視認性が高く、絞り値もファインダー内で
確認できるため、マニュアル時にも非常に使いやすいです。
電子制御シャッターであるが故に
基板関連の故障が多いと思われがちですが
意外と基板交換になることは少なく
丈夫なカメラだと思います。

今回お預かりしているFEは
元々ご依頼者様の親御様のカメラだそうです。
外観は非常にキレイで大切に扱われてきたことがわかります。
ただ、高速シャッターは調子が悪く
1/1000は1/2000で切れ
1/500は1/1000で切れているような状況です。
この症状がもう少し進むと
1/1000は開かなくなりそうですね。
幕速の状況から見ると先幕の動きが悪いようです。
まずはシャッター羽根の清掃を行い
その上で電気的にSSの調整を行います。

FEは1978年発売のカメラですが
この頃の電子基板はまだシンプルで扱いやすいほうですね。
これが80年代になると基盤を外すだけでも
かなりの手間がかかるようになっていきます。
これから本格的に各部分解整備一式に取り掛かります。

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