今日は8月4日ということで
「箸の日」だそうです!
日本人ですからね、箸は美しく使いたいですよね。
。。。といってる私もぱっと見には
そんなにおかしくないとは思いますが
本当に正しい持ち方をしているかというと
ちょっと自信ないです。。。(汗)
子供の頃に結構厳しく指導されたのですが
多分少しイマイチな持ち方をしていると思います。
それ以前に私、左利きなので
そちらのほうが見た目に違和感あるかもしれませんが。。。
ところで。。。牛丼屋さんとかで最近たまに見かけるのですが
丼モノを箸ではなくスプーンで食べる方、最近は多いのですね。
汁物は箸だと食べづらいっていうのもわからなくはないですが
かきこんでしまえばいいのではないかと。。。
お茶漬けだってやっぱり箸ですしねぇ。。。
さてさて
本日は「オリンパス35DC」のカメラ修理を行っています。
35DCも修理依頼の多いカメラですね。
1971年発売でレンズは大口径のF.ズイコー40mmF1.7を搭載します。
このレンズは現在でも非常に評価の高いレンズですね。
露出はプログラムオートです。
35DCは1971年に発売された前期型と
1974年に発売された後期型が存在します。
基本的なスペックに変わりはございませんが
後期型にはファインダー接眼レンズの脇に
バッテリーチェックランプが付いています。
使用電池は本来、水銀電池ですので
電圧変換型電池アダプタを使う方法もございますが
変換型のアダプタを使うと
バッテリーチェックランプは点灯しなくなります。
キヤノネットG-ⅢやキヤノンEFと同様ですね。
お預かりした35DCはご依頼者様との打ち合わせで
電圧変換型アダプタではなく1.5Vで使用されるとのことですが
どちらにしてもバッテリーチェックランプが
点灯しない状態でした。SWの接触不良が原因です。
さらにセルフタイマーレバーの破損、
露出計、オートはかなりオーバー気味
モルトは全滅。。。とやはり全体的にリフレッシュの必要な状況です。
おそらくかなり長い間使われていなかったと思われますが
ただし、保存環境はかなり良い環境だったようで
レンズ・ファインダーにはほんのわずかなカビしか見当たりません。
以前にも書きましたが、35DCのセイコー製シャッターは
機械制御でプログラムオートはいわゆる針挟み込みタイプです。
電源を必要とするのは露出計周りだけですが
光量不足時にはオリンパスでよくある「赤ベロ」ではなく
レリーズロックがかかります。
。。。ということは電池を入れて少しでも露出計の針が振れていないと
シャッターを切ることはできません。
ちなみにフィルム先端の空写し時に対応するため
レンズキャップをして露出計が振れていなくても
シャッターを強制的に切ることはできます。
(それでも電池は入っていないとダメです)
前期モデルの場合は底部にある「F」ボタン
後期モデルの場合はバッテリーチェックボタンを押すと
露出計が振れていなくてもシャッターは切れます。
フィルムカメラは一度基本的な使い方を覚えれば
どのメーカーのカメラでもたいていは使えるようになりますが
細かい部分はやはりモデルごとの特有な使い方も出てきます。
なかなか説明書までは手に入らない場合も多いので
そのあたりは慣れないとな少々難しく感じるかもしれませんね。
35DCは中身の構造もオリンパスらしく
なかなか独創性の高い作りです。
これから本格的に各部点検整備一式に取り掛かります。
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