今日は「アイスクリームの日」だそうですよ。
1964(昭和39)年、アイスクリームのシーズンが始まる
連休明けの時期である5月9日を「アイスクリームデー」と決め
東京アイスクリーム協会が記念事業を開催し
都内の施設や病院などにアイスクリームをプレゼントしたそうです。
このことがきっかけとなり、以後、同協会では5月9日を
「アイスクリームの日」として
各地でイべントやプレゼントなどのPR活動を実施しているのだそうです。
確かにアイスがより美味しく感じられる季節ですよね!
私はガツンと甘いものが好きなので
少し酸味の効いたさっぱり系のアイスより
濃厚な味わいで冬でも食べたくなるようなタイプのアイスが好みです。
それにしても昔に比べると
近所のスーパーやコンビニで気軽に手に入れられる
アイスの種類は増えましたよね。
「何かアイス食べたい!」と思ってコンビニに行っても
その種類の多さとどれもそれぞれ美味しそうで
ついつい悩みこんでしまうことが頻繁にあります(笑
今日も夜のウォーキングが終わったら
夕食後のデザートに何かアイスを買って帰ります!
さてさて
本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
1964年発売のカメラです。
当店にも修理依頼の多いカメラでありますが
当時の大ヒットモデルでもあります。
世界で二番目の発売となるTTL露出計内蔵型カメラで
それ以外の部分でも非常に使いやすい優れたカメラです。
M42マウント採用のためレンズ側からの絞り情報伝達機構がなく
測光は絞り込み測光となりますが
それも慣れてしまえば大きな問題ではありません。
反対にM42マウントなのでペンタックス純正レンズ以外にも
様々な世界のメーカーのM42マウントレンズが使用でき
撮影を楽しむという点でも非常に魅力的なカメラです。
お預かりしている「SP」は
その当時の最大のセールスポイントであった露出計が
電池を入れても全く動作しません。
「SP」は絞り込み測光でもあることから
マウント脇の絞り込みSWが露出計SWを兼ねています。
これをオンにしても露出計に反応はありません。
露出計本体のトラブルの可能性は低いので
配線か接点の接触不良が原因かと思われます。
加えて高速シャッタの精度は
やはり先幕後幕の幕測バランスが崩れていて
特に高速シャッタでは全く精度が出ていません。
これも幕軸の汚れや古い油脂が原因かと思われます。
既に一通りの整備は完了していて
動きが馴染むまで少し様子見をしている段階です。
露出計トラブルの原因はやはり電池室裏の接点の
腐食が主な原因でそれに関連して
そこからの配線にも腐食が見られ
ほぼ断線状態になっていることも原因でした。
巻上・シャッター幕軸、調速カム、ミラー駆動部等の
動作不良が起きやすい箇所は入念に清掃を行い
最小限のちゅゆを行って上で調整を行っています。
最高速から低速シャッターまで精度も問題ございません。
巻上フィールも良好で軽快に操作ができる状態になっています。
これから最終チェックを行って
問題がなければ完成となります。
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