リコーXR500のカメラ修理

今日は「よい風呂の日」だそうですよ。
「よい(4)ふ(2)ろ(6)」(よい風呂)と読む
語呂合わせからだそうです。
冬のような寒さはなくなりましたが
毎晩、なるべくしっかり湯船で温まるようにしています。
やはり疲れの取れ方が全く違いますし
全身の血がめぐりが良くなるような気がします。
身体をしっかり温めるって大事ですね。
反対に近年はとにかく身体を冷やさないように
気を付けています。
年齢のせいだとは思いますが体が冷えると
いろんなトラブルの引き金になるような気がします。
湯船にお湯を張るとやはり何らかの入浴剤を入れたくなりますよね。
これもいろいろ種類があって香りを楽しめるものもあり
リラックス効果をより高めてくれるような気がします。
帰宅したときには「お湯張るのめんどくさいな…」と思うこともあるのですが
翌日に目覚めたときの疲れの取れ方を考えると
やはりしっかりお湯に浸かるのは大事かなと思います。

さてさて

本日は「リコーXR500」のカメラ修理を行っています。
1978年発売のカメラです。
前年に発売された「XR-1」の機能を限定して
よりお求めやすい価格設定としたカメラです。
50mmF2レンズとケース込みで当時としては
驚異的な価格39800円を実現し
「サンキュッパ」をセールストークとして
テレビCFを流し大きな話題となったカメラです。
機械制御縦走りシャッターを搭載する
マニュアル露出専用機で
シャッタースピードはB・1/8~1/500をカバーします。
追伸式の露出計を内蔵します。
シンプルな機能に限定し、お求めやすい価格だったこともあって
かなりのヒット商品となったカメラです。
価格なりのチープさは確かにありますが
普通に撮影する分には何の問題もありません。
反対に余計な機能がなくてわかりやすいカメラです。

お預かりしている「XR500」はミラー駆動の動きが悪く
ミラーが頻繁に途中で止まってしまいます。
途中で止まってしまっては当然ながらシャッターは切れません。
カメラを上に向けているとほぼ間違いなく普通に動作しますが
肝心の水平方向にカメラを構えた場合は
ほぼ百発百中でミラーが途中で止まってしまいます。
さすがにこれでは撮影に使えません。
加えて露出計も電池を入れても全く動作しません。
こちらは配線かハンダの劣化による接触不良だと思われます。

画像はまだ取り掛かり始めですが
機能がシンプルな割には分解に手間のかかるカメラです。
露出計連動が独特な構造になっているのも一因です。
それでも慣れてしまっていればさほどではないのですが…
ミラー駆動部も含めて機械的な動作部分を一通り整備を行っていきます。
加えて露出計回路の導通状態を確認し
問題なく動作するように整備を行っていきます。

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