ペンタックスMXのカメラ修理

今日は5月7日で「コ(5)・ナ(7)」で
「コナモンの日」だそうです。
お好み焼き、うどん、たこ焼き。。。などなどですね。
この連休中は広島・呉に墓参りに行っていたので
ヒサビサに「お好み焼き」と「細うどん」を満喫してきました!
お好み焼きは東京でも食べようと思えば
食べられますが
「呉の細うどん」はこちらではなかなか食べられないので
滞在中は毎日食べていました。
地元のスーパーで売っている「うどんパック」を大量に
買って帰ろうかとも考えたのですが
日持ちがしないのであきらめました。残念!
もう墓参りはついでで「細うどん」のために
また近いうちに呉に行かなくては!

さてさて

本日は「ペンタックスMX」のカメラ修理を行っています。
軽量コンパクトな一眼レフで
「ペンタックスMシリーズ」の中で唯一の機械制御シャッター機で
非常に人気のあるカメラです。
発売開始は1976年です。
その4年前に発売され「軽量コンパクトな一眼レフ」の代名詞となっていた
「オリンパスOM-1」を強烈に意識して開発されたようで
同じようにシャッターリボンを紐状にする等々の工夫を重ね
OM-1よりも縦・横・厚み、それぞれ0.5mm小さく作られています。
露出計はLED式でここは発売された時代が反映されていますね。

お預かりしている「MX」は
高速側シャッター(1/1000~1/125)が全て
ほぼ同じスピード(露光量、1/100程度」で変わりません。
加えてたまにミラーアップしたまま固着してしまいます。
メーターも少しオーバー気味です。
MXはシャッター走行やミラー周りにトラブルの多いカメラです。
一見、まともにシャッターが切れているように見えても
測定してみるとまったく精度が出ていなかったり
先幕・後幕のバランスが大きく崩れていることの多いカメラです。
いえ、横走りシャッター機で長期間放置されていたものなら
よくある話なのですが
「MX」は何故かその度合いが酷いものが多く
精度が出ているものに滅多に巡り会わないような気がします。
もちろん、しっかり清掃整備注油した上で
調整を行えば無事に直るものがほとんどなのですが。。。

(装着されているレンズは当店のテストレンズです)

幕軸、ミラー駆動部の清掃注油、
他各稼動部の清掃整備を行った上の
調整で問題ない状態に仕上がりました。
この時期のペンタックス機、特にMXは内部モルトも
非常に多いのでそれももちろん交換しています。
内部モルトが多いのでモルト屑が内部に入り込みやすいのも
細かいトラブルが多い原因かもしれません。
少し時間を置いて様子見した上で
最終的にチェック及び微調整を行って完成となります。

「Mシリーズ」以降のペンタックス機らしい
スマートな佇まいが良いですね。
黒だと尚更締まって見えてそれが強調されるような気がします。

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