今日は9月2日で「靴の日」だそうです。
靴って機能的にも見た目的にも大切ですよねぇ。。。
例えば登山靴で機能やサイズが合っていないものだと
極端な話、命に関わりますし
バイクに乗るときのライディングシューズとかもそうですよねぇ
そういう機能性重視のものではなくても
普段でも靴って意外と目が行くもので
サラリーマン時代にはそれなりに気を使っていました。
今でも電車で座っていたりすると
人の靴に自然と目がいきますね。。。
そういえば思い切って登山靴を新調してから
あっという間に3年が経ってしまいましたがほとんど活躍していないな(汗)
さてさて
本日はオリンパスペンFTのカメラ修理を行っています。
先日のOM-1のブログでも少し書いたのですが
オリンパスは通常の35mm判一眼レフよりも
世界初のハーフ判一眼レフであるペンFシリーズの方が
先に発売されているのですね。
さすがオリンパスといった感じがしますね。
「ペンFT」は先に発売されていた「ペンF」をベースに
露出計・セルフタイマーを装備し、
巻上を2回巻上から1回巻上に変更、
その他ファインダースクリーン等を変更して発売されたモデルです。
ペンFTは露出計に光を取り込むために
ペンFでは普通の反射鏡だった内部ミラーを
ハーフミラーに変更しています。
そのため元々、ファインダーはペンFに比べると暗いのですが
このハーフミラーが経年劣化でダメになっているものが非常に多く
当然、ファインダーも見辛くなっているものが多いわけです。
今回、お預かりしている「ペンFT」も
ハーフミラーの蒸着はかなりの部分が剥げ落ちてしまっていました。
今回のペンFTはそれ以外にも
ファインダー内の汚れが酷く視野はかなり曇った状態です。
セールスポイントのひとつである
露出計は全く動かず、外装にも内部にもサビが多く
いろんなところの動きが悪い状態です。
落下歴もあるようで上カバーは変形しています。
写真は一通りの作業が終わった後のものですが
お預かり時に比べると見違えるほどキレイになったと思います。
露出計不動の原因は内部のサビや汚れが原因でした。
ハーフミラーは交換しています。
ペンF系はミラー駆動やスローガバナにトラブルが起こることが多いのですが
そういうウィークポントもしっかり整備を行い
安心して使っていただける状態になったと思います。
このペンFTはもともとご依頼者様のお母様のカメラなのだそうです。
是非、受け継いでいただいて
ステキな写真をたくさん撮っていただければと思います。
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