オリンパストリップ35のカメラ修理

今日は「カクテルの日」だそうですよ。
20代前半の頃はよく飲んでたかも。。。(笑)
その頃はお酒が美味しいというよりは
カッコつけて飲んでたのですよねぇ。。。
(タバコも最初はカッコだけで吸ってたなぁ)
カクテルって映画もすごく流行ったし。。。
高級ホテルの最上階とかによくある
ラウンジバーなんかにもよく行ってました
たいしてお金も持っていないのに
なるべく良い服着て分不相応な外車に乗って。。。(汗)
今、振り返ると相当恥ずかしいな。。。(笑)
まぁ、でもカクテルは美味しいですよ。
飲みやすいロングから飲みごたえのあるショートまで
それぞれ合うものが見つけやすいですし。。。
いろいろ詳しくなって行きつけのバーなんてできると
その種類と味わいの豊富さに結構はまります。
でも今はもうカクテルはあまり飲まないかな。。。
カクテルは純粋にカクテルだけで味わうものだけど
今の私は美味しいものをより美味しく食べるために
飲むお酒が多いから日本酒・ワイン・焼酎のほうが良いですね!
日本酒でも磨き上げた大吟醸とかだと
食事のお供というよりは純粋にお酒だけで楽しみたくもなりますが。。。
。。。こうやって書いてますが。。。
実は入院以降全く飲んでないのですよ。
それでなくてもふらふら目まいしているのに
これで飲んだらどうなるか怖くって。。。(汗)
お酒飲まないから食べるものもすごく適当。。。(苦笑)
そのうち家で少しだけ飲んでみようかな。。。

さてさて

本日は「オリンパストリップ35」のカメラ修理を行っています。
ペンEES-2のフルサイズ版といった感じのカメラです。
さすがにハーフ判のペンよりは少しだけ大きいですが
それでも35mm判カメラと考えると
十分に軽量コンパクトです。
さらに露出計はセレン光電池なので電池いらずです。
いつでも気軽に持ち歩き
ささっと撮るには最適なカメラです。
露出は露出計の指針を挟み込むタイプのプログラム露出ですが
シャッター羽根はプログラムシャッター機に多い
絞り羽根兼用のタイプではなく
きちんと独立した絞りユニットを持ちます。
シャッターは明るさに応じて2速が切り替わるタイプで
高速側が1/250、低速側が1/30です。
フラッシュモード時には1/30固定となります。
余談な上に長くなるので詳しくは書きませんが
フラッシュモードを使ってマニュアル露出はできないものと
考えておいたほうがよいです。
フラッシュモードはあくまで露出計が触れない(オート時に赤ベロが出る)時に
フラッシュを使うためのものであって
露出計が動作しているときにフラッシュモードで撮ると
設定した絞り値にならない現象が起きることがあります。
基本的に明るいところではオートで撮るカメラとご理解ください。
搭載するレンズはDズイコー40mmF2.8で
これも非常に写りの評価の高いレンズです。
キャラクター的にコニカC35と比べたくもなるのですが
どちらも同じ1968年に発売され
「トリップ」と「じゃーに~コニカ」ですものね。
そのうち同条件で撮り比べしてみたいですね。

お預かりしているトリップ35は
絞りユニットが固着している様子で
最少絞りのまま固まってしまっています。
これペンEE系でも見られるよくあるトラブルです。
トリップやペンEE系で一番心配なのは
やはりセレン光電池の劣化ですが
この絞り固着が出ていると赤ベロも出ないし
露出計が動いているのかいないのかわかりにくいのですが
露出計が動作していれば明るさに応じて
シャッタースピードは切り替わります。
1/30と1/250は明らかに音が違うので
レンズシャッターの動作音をある程度聞きなれている方なら
簡単には判別できると思います。
LV15あたりの十分な明るさで1/250が切れ
LV10以下の薄暗い環境で1/30に変化しているようであれば
細かい精度はともかくとしても露出計は動作しているものと思われます。
今回もSSは切り替わっておりセレンはおそらく無事と思われます。

まだ現状チェックを行っただけでこれから分解整備に取り掛かります。
セレンで起電されるほんのわずかな電気と
巻上時にチャージする小さなバネの力で
あらゆる機能を動かすカメラです。
ちょっとした汚れや経年劣化で動かなくなるのは当然です。
しかしながら作りそのものはシンプルで
無理のない設計のためしっかり整備して
本来の小さな力で十分に動くようにしてやれば
以前と同様に撮影できる状態に復活できます。
こういう気軽に使えるカメラには
いつまでも生き残っていてもらいたいものです。

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