オリンパス35DCのカメラ修理

今日は11月12日
いい(11)ひ(1)ふ(2)という語呂合わせで
「皮膚の日」
さらに良い肌を保つための
「コラーゲンペプチドの日」となっています。
もうね。いろんなところにいつのまにか
シミができるのよ(苦笑)
50過ぎのおっさんだからしかたないのだけど
さらに擦り傷とか切り傷とか作っちゃうと
なかなかキレイに治らないのよ
下手すると1年近くかかっちゃう。。。
若いときなんてちょっとしたキズなら
2週間もかからずに治ったと思うのだけど。。。
これきっと傷だけじゃなくて
病気とかでダメージ受けると治りが遅いってことだよね。
あぁこれ以上何か翁病気のないように気を付けなければ。。。
とりあえず皮膚というか肌も油断すると汚くなるので
コラーゲンは積極的に摂ったほうがいいのか。。。
豚足、ホルモン焼き、もつ鍋。。。あぁどれもいいですねぇ
酒が美味くなるものばかりだ。。。(笑)

さてさて

今日は「オリンパス35DC」のカメラ修理を行っています。
大口径40mmF1.7のF.ズイコーレンズを搭載するコンパクトカメラです。
露出は絞り羽根を兼用するプログラムシャッターによる
プログラムAE専用機です。
以前もDCのブログで書きましたがこの時代の大口径レンズは
ボケを積極的に楽しみむものではなく
光量の少ない場面で少しでもシャッタースピードを稼ぎ
手振れを少なくするためのものです。
ちなみにF1.7開放の時のシャッタースピードは1/15となります。
(絞り羽根兼用のシャッターのため
SSの組み合わせは必然的に決まります。)
LVでいうとASA100の場合でおおそそ5.5くらいですね。
LV5.5というとほぼろうそくの光に近いくらいです。
相当薄暗いところでもシャッターは切れるということですね。
オリンパス得意のシャッターロックも装備されているので
それ以上に暗いところ、あるいは露出計が動作していないと
しっかりシャッターロックがかかります。
大口径レンズ搭載のためレンズの出っ張りは大きいですが
ボディサイズそのものは相当にコンパクトです。
それでもしっかりレンジファインダーを装備します。
露出を積極的にコントロールするカメラではありませんが
(+1.5段の逆光補正ボタンは装備)
十分な機能を備えたコンパクトカメラです。

お預かりしている35DCは比較的キレイな個体です。
DCのよくある困ったトラブルと言えば
落下させたりすることでレンズ先端を強打すると
ASA感度設定版が破損していしまい
回らなくなる。。。というのが多いのですが
(こうなるとちゃんと直すには部品交換した手段がありません)
今回の個体はそんなそぶりも全くありません。
ご依頼者様のお話によると最初は動作していた
露出計が全く反応しなくなり、
それによりシャッターが切れない。。。ということです。
電池を入れてみると
あれ?普通に動きますよ。いいのかな?と思っていろいろテストしていると
何回か動作させているうちに
本来ASA400・1/500・F16(ギリギリ露出範囲内になる明るさ)で
突然1/60・F4あたりになり、そのうち全く振れず
指針は左端に逃げてしまうようになりました。。。
「なるほど。。。この状態のことを仰っているのね」
とりあえず分解に入る前に症状が確認できてよかったかな。。。

これから本格的に分解整備取り掛かりますが
おそらく電池室裏のハンダ付け劣化か
配線が腐食しかけているために
電圧が安定して供給されないのだと思われます。
露出計本体の不良の可能性もなくはありませんが
おそらくそうではないような気がします。
これからレンズボードを外して
ちょっと変わった位置(正面から向かって右下)にある
露出計やそのそばにある電池室の状態を
チェックすることから始めます。
もちろんその際にシャッタユニットの整備
レンズ清掃等々も並行して行います。
今回はご依頼者様と相談の上、使用電池の電圧は
1.5Vということで調整します。
そのままで1.5Vで使用すると2段近くアンダーになってしまう
(振りすぎてしまう)ので
その辺りも最終的に調整を行っていきます。

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