今日は7月9日で「な(7)く(9)」(泣く)
「泣く日」だそうです。
40代後半からやたら涙腺が脆くなったのか
映画でも漫画でも
なんならカープの試合でも
やたらと泣けていたのですが
言われてみればここ1年ちょっとは
そういうこともほとんどないような気が…
まさか!頭やられてからそういうとこも鈍くなったのか???(汗)
まずはカープが泣けるような試合を
たくさんしてくれないとわかんないな(笑)
まぁ、昨夜はかなり劇的な展開でしたが。。。
それはさておき
泣くことはストレスを解消したり
免疫力を高めるなどの効果があるといわれています。
大のおっさんがおんおん泣いているのは
かなりみっともないですが(笑
まぁ誰にも見せることなく
一人の時ならそういうのもいいと思いますし
確かに感動して泣いた後って
妙にスッキリしますし
感動して涙が出るくらいだから
そのときはストレスも吹っ飛んでますものねぇ
少し前に「涙活」なんて言葉が話題になりましたが
ちょっと何か「泣けるネタ」を
仕入れておかないといけませんねぇ…
さてさて
今日は「ニコマートFTn」のカメラ修理を行っております。
昨日が「FT2」だったのでその前のモデルです。
FT系は基本的な機械部分はどのFT系モデルでもほぼ同じようなものです。
追加機能というか露出計周りの機能や
ちょっとした小変更でモデルの違いがあるという感じです。
「FTn」は前モデルの「FT」に
開放F値補正操作を採用し
絞りリングを往復させるだけで開放F値の設定が完了するようになりました
FTだとレンズを装着するたびに
そのレンズの開放F値をダイヤル等で設定する必要があったのですが
「FTn」だと装着時に絞りリング往復させるだけで
ボディ側にそのレンズの開放F値が伝達できるようになりました。
ニコンユーザーの中では有名な
いわゆる「ガチャガチャ」という動作です。
これはニコマートだけではなく
ニコンFフォトミックも「FTn」であれば同様ですし
F2フォトミックであればAi対応のモデル以外は全て同様です。
ニコマートEL系もAi対応のEL2以外は同様です。
他は細かい部分ですが露出計の測光方式が平均測光から
中央部重点測光に変更されています。
お預かりしている「FTn」は昨日の「FT2」同様
ボディマウント部にある「マイラー抵抗」に問題があるようです。
お預かり時には「露出計不動」ということで
お預かりしたのですが
全くの不動ではなく動いたり動かなかったりしているようで
さらに動いているときにはそれなりの値を示したかと思えば
完全い振り切ったりしてしまいます。
昨日も書きましたが露出計が動かなくなるのは
電池室まわりの配線不良の可能性も高いのですが
露出計が動いているときに振り切ってしまうのは
「マイラー抵抗」の劣化、あるいは接触不良が原因です。
要はブラシで接触する摺動抵抗なので
その「アタリ」が悪かったり抵抗の表面が汚れていると
指針を振り切ってしまうわけです。
今回もシャッター周りにはほとんど問題はないようです。
やはりコパルスクエアは丈夫ですね。
まだ現状を確認しただけで
これから本格的に整備に取り掛かっていきます。
詳しい方はお気づきかもしれませんが
FTnでも比較的後期のものかと思われます。
巻上レバーに指あてがついていて
セルフタイマーレバーもFT2のタイプのものです。
ついでに申しますと
スクリーンが途中で追加された
スプリットイメージ(A型)のものになっています。
「A型」スクリーン仕様のものが追加されたのは
1971年8月以降なのでこれもそれ以降のでモルと思われます。
本来なら「A型」スクリーン搭載機には
巻上レバーの飾り蓋に「A」のシールが貼られているのですが
剥がれたから剥がされたものと思われます。
まずはこれからミラボックス脱着まで一気に行い
電池室周りのチェックとシャッターユニットの整備から
行いたいと思います。
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