ペンタックスMEスーパーのカメラ修理

今日は「カレーライスの日」ということですよ
1982年(昭和57年)のこの日、
学校給食創立35周年を記念して
全国学校栄養士協議会が学校給食試食会を実施。
全国の小中学校の児童約800万人にカレーライスの給食が出されたのだそうです。
私、ギリギリ小学校6年生で給食食べてるはず…
じゃ、40年前のこの日の給食はカレーライスだったんだ!
何だか遠い昔で懐かしいですねぇ~
私のいた吾妻小学校6年3組の教室の様子とか
当時の友達の顔とか思い出しちゃいましたよ(笑
これより少し前の1976(昭和51)年に
基本的にパン食だった給食に
米飯給食が導入されて月1回くらいはカレーライスか
ハヤシライスだったのですよねぇ…
家で食べるカレーとはまた違って給食のカレーも美味しかったなぁ
あと、たまに出るソフト麺のミートソースがけも好きだったなぁ…
いけんいけん、最近その頃の記憶を
掘り起こし始めるとボーっとして止まらんけん(苦笑)
今日はそれ以外にも「ジャズの日」だったりします。
今夜はジャズのレコードかけながら
カレー食べるかな(笑)
あ、毎月22日はショートケーキの日だから
デザートは「いちごのショートケーキ」で!!!(笑

さてさて

本日は「ペンタックスMEスーパー」のカメラ修理を行っています。
1976年に発売された最初のMシリーズであり
大部分の「Mシリーズ」の基本形となる「ME」をベースに
マニュアル露出と1/2000シャッターを加え
エントリーモデルだった「ME」を中級機に引き上げたモデルが
今回の「MEスーパー」です。
ベースとなる「ME」の基本設計が優れていることもあり
非常に使い心地の良いカメラに仕上がっています。
さらにMEスーパーには新規開発された
「クリアーブライトマットスクリーン」が採用され
非常に明るくピントの山のキレの良い
ファインダーとなっています。
マニュアル露出が追加されたため
当然、MEには不要だったSS設定が必要となるのですが
それを一般的なダイヤルではなく
「アップ」・「ダウン」の「プッシュ式の2ボタン」としています。
電子シャッター機ならではの機能ですが
ここはもしかしたら好みの分かれるところかもしれません。
個人的にはダイヤルの方が素早く簡単に設定できるような気がします。
でもこの方式はその後の「Aシリーズ」や中判の」「645シリーズ」にも
採用されていきます。

ベースが「ME」のため
定番トラブルでもある
「ミラー駆動部ゴムブッシュ劣化によるミラーアップ」は
「ME」同様に頻発して起こります。
今回お預かりの「MEスーパー」も
ミラーアップしたまま固着してしまっている状態です。
この状態だとシャッターやオート・露出計が
まともに動いているのかどうか全く判断できないので
ちょっと困りものです。
まずはミラー駆動部の修理を行うしかないのですが
仮組した時点で基板不良なんて発覚すると
結構なショックです(笑
ただ、電池室の導通や基板周りに腐食や破損がなければ
基板不良なんてめったにないのですが…

ミラー駆動部は3か所のゴムブッシュが
粘着質となって回転軸にまとわりついている状態で
指で少々アシストしてもまともに動かない状態です。
こういうゴム部品は消耗部品なので仕方ないですね
キレイに除去して代用品のプラスチックブッシュを入れていきます。
ME系もこの頃のペンタックス機らしく
内部モルトが非常に多く使われているので
それも劣化した古いものはキレイに除去して交換していきます。
モルト屑が細かいところにいろいろ入り込んでいるので
見逃さないように除去してきます。
シャッター駆動部辺りに入り込むとまた重篤なトラブルの原因となります。
本来は非常に軽快な使用感の際立つ良いカメラです。
ご依頼者様はまだ本来のこのカメラの姿を見ていないと思われますので
快調になった状態で是非使い込んでいただければと思います。

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