オリンパスXA2のカメラ修理

今日は祝日「山の日」です。
施行されてから7年なのですね。
施行された頃から今に至るまで
祝日がほぼ関係ない生活を送っていることもあって
あまり馴染みがないような気も。。。
海の日もそうですが
山の日や海の日なんて祝日ができるなんて
想像もしていませんでしたね(笑
それよりも一思いに「お盆(旧盆)」(8/13ー8/16)を
祝日にしてくれればいいのに…
…私の願望はおいといて
今日は「山の日」にも関連して
「きのこの山の日」でもあるそうです。
ちなみに「たけのこの里の日」は3月10日だそうです。
綿医者どちらかというと「きのこの山」のほうが好きかな…
最近口にした覚えがちょっとないので
今日の帰りにでも買って帰りましょう!

さてさて

本日は「オリンパスXA2」のカメラ修理を行っています。
つい先日も別の「XA2」の修理を行ったばかりですね。
それほど頻繁に修理依頼の入るカメラではないのですが
これも偶然ですね。
1980年に発売されたXAシリーズの第二弾にあたるモデルです。
初代XAをベースにより気軽に撮影に使えるように
いくつかの改良がおこなわれています。
初代XAはどちらかというとある程度、撮影に慣れた方向けの
少しマニアックな部分を持つカメラだったの比べ
XA2では「距離計(レンジファインダー)を省略して目測3点ゾーンフォーカス」
(基本的には3mに固定でパンフォーカス)
露出モードはプログラムオートに変更されています。
撮影に慣れていない方にも簡単に使える仕様です。
どこにでも持ち歩けるコンパクトさが魅力なので
このくらい簡単に使えるシンプルさがいいですね。
内部機構的にも少しシンプルになっていて
ちょっと気難しい初代XAより整備性は良いと思います。

お預かりている「XA2」はシャッターレリーズができません。
何度かいろいろ試しているとまれに切れることもありますが
ほぼまともに切れることはない状態です。
バッテリーチェックは動作していて
ソレノイドの反応もあるようなので
電気的には動作しようとしているような感じです。
それ以上はもう分解してみないとわからない状態でした。
XA系でシャッターが切れない場合に良くあるのが
電子レリーズの動作不良ですが
今回は電子レリーズに反応はあるようなので
少し珍しいパターンでした。

画像は修理整備が完了した段階でのモノです。
結果からいうと非常に快調に
精度的にも問題なく動作するようになっています。
シャッターの切れない原因は内部の小さな部品が一部外れて
レリーズ連動部に挟まっていたことが原因でした。
他にも動作には影響のない部分で
部品が脱落していた箇所もあり
もしかしたら過去に結構な衝撃を受けてその影響で
いくつかの内部部品が脱落したのかもしれません。
部品脱落部分は問題なく修理を行い
レンズ・ファインダー等にカビもそれなりにありましたが
一通りの清掃整備を行い
申し分ない状態に仕上がっています。
少し用紙身を行って最終的にテストを行って完成となります。

余談で今回のXA2とは直接関係ないのですが
この類のコンパクトカメラは落としたりされることも多いのですが
バッグの中とかにぎゅうぎゅうに詰められて
知らないうちにかなりの力が加わって
トラブルの原因になることも多いようです。
特に外装プラスチック製のコンパクトカメラは
あまり無理な力を加えないように注意していただければと思います。

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