今日は「きのこの日」だそうですよ。
10月は「きのこ」の需要が高まる月で
その月の真ん中の15日が落ち着いて消費者に
きのこのことをアピールしやすいと選ばれたそうです。
天然物のきのこの旬もこの季節ですものね。
「きのこ」が頭(脳)に良いという話を少し前に
聞いてから割と積極的にきのこを食べるようにしています。
マツタケやホンシメジ等の高級キノコは
滅多なことで手が出せませんが
ブナシメジやシイタケ、ナメコ、エノキ、エリンギ等々
気軽に年中入手可能なキノコはたくさんありますものね。
キノコの種類にもよりますが
鍋物やお味噌汁の具にしても良いですし
煮たり焼いたりいろんな食べ方もできますし
素材として非常に使いやすい食べ物です。
もちろん美味しいのは言うまでもないですね。
子供の頃はシイタケが嫌いで嫌いで…(笑
煮物に入っているのをとにかくよけていたものですが
大人になってからはシイタケ大好きです!
食べ物の好みって成人すると変わりますよねぇ
特にこれからの季節、鍋物にシイタケがないとかはあり得ません(笑
今日も少し寒そうですし夜は鍋物にして
たっぷりシイタケ入れて楽しもうかと思います。
さてさて
本日は「ニッカⅢA」のカメラ修理を行っています。
便宜上、「ニッカⅢA」と断言していますが
たぶん「ⅢA」だと思います。
…というのもニッカのカメラは
通常は上カバー上にモデル名の刻印があるのですが
今回はその刻印がないのです。
ちょっとめずらしいですね。
特有の部品交換の必要がなければ
整備する分にはバルナックタイプのカメラは
メーカーごとに多少は違いがあるとはいえ
基本的な部分は似たようなものですし
モデルの違いはそれほど大きな問題ではありません。
それでも一応ざっと調べてみたところ
ⅢAの初期モデルには刻印がないものが存在するようで
今回はそれではないかと思われます。
いずれにしてもこのタイプのカメラは
シャッター幕交換が前提です。
今回も幕は相当劣化しており
シャッターはまともに動作できない状態でした。
当店で幕交換を比較的多く行うのは
今回のようなバルナックタイプのカメラや
アサヒペンタックス系の一眼レフですが
いずれにしてもそれなりの重作業で
相当に繊細な作業が求められます。
貼り方次第では後からいくら調整しても
シャッターの精度は全く出ないなんてことも
多々あることなので
場合によっては何度も貼りなおすこともよくあります。
基本的にはシャッター幕がちゃんと残っていれば
全く同じ寸法の幕を作成し
全く同じ位置に貼れば精度はでるはずなのですが
これも幕が激しく劣化している場合も多く
そもそもそれ以外の要因で精度が狂っている場合もあり
それなりに経験を積んできていても
なかなかうまくいかないことも多いのです。
いろいろ苦労もありますが
それはそれとして今回も何とかしっかり仕上がっています。
裏ブタがないバルナックタイプのカメラは
シャッター計測も少々難しいものがあるのですが
毎度のことで今回も計測器を使って
しっかり精度が安定してい出ていることを確認できています。
高速からスローまで全く問題はございません。
各部の動きも非常にスムーズになり
これで当分の間、安心して使っていただけれると思います。
フィルム装填等なかなか撮影にも手間のかかる部分がありますが
非常にコンパクトでもあり
その質感や使い心地も含めて
何とも言えず魅力のあるカメラだと思います。
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