コニカC35FDのカメラ修理

今日は「世界渡り鳥デー」だそうですよ。
5月と10月の第二土曜日に制定されています。
南から来て夏に日本で過ごす「夏鳥」
北から来て冬に日本で過ごす「冬鳥」
渡りの途中に日本を通過する「旅鳥」に大別されます。
身近なのはやはり夏鳥である「ツバメ」ですかね。
でも昔はそこら中の軒先で「ツバメの巣」を見かけていましたが
最近は見ることの少なくなりました。
少し寂しいですねぇ
これからは「冬鳥」の季節です。
マガモとかハクチョウとかマナヅルですねぇ
ハクチョウとかはコハクチョウとだとしても
大型の鳥で群れでいるとなかなかの迫力ですし
意外と気性も荒いみたいです。
マガモやハクチョウがたくさん飛来する
湖や川も各地にありますが
遠目でいいので見物に行ってみたいですねぇ

さてさて

本日は「コニカC35FD」のカメラ修理を行っています。
大ヒットしたコンパクトカメラ「C35」をベースに
大口径レンズを搭載し、シャッターユニットを換装して
露出設定もシャッタスピード優先オートとしたカメラです。
プログラムオートで撮る「C35」に比べて
より撮影者の意図を反映した撮影ができる上級モデルです。
ベースは確かに「C35」なのですが
シャッターユニットが全く異なる構造なので
それに伴って巻上・チャージ機構の変更もあり
ノーマルの「C35」とは全く異なるカメラとなっています。
それでもボディ函体はC35なので
大口径レンズの分、鏡胴やレンズの出っ張りは大きいですが
このスペックを考えると非常にコンパクトなカメラであり
小さくても本格的な撮影ができるカメラとして
現在でも人気の高いモデルです。

お預かりしている「C35FD」はまずシャッターが切れず
巻上もできない状態です。
シャッターが切れない…というよりは巻上ができないようです。
よくある羽根粘りによるシャッター固着ではありません。
その状態では何も確認できないため
まずはある程度分解して原因を探ります…と分解を始めて
すぐに原因が発覚しました。
電池室の端子が破損していて
その端子の一部が内部に入り込み巻上部分に引っかかっていたようです。
電池室の構造はベースとなるC35と共通で
コストの問題もあり樹脂で端子を支えている構造ですが
このあたりが経年劣化で破損してしまうのですね。
それも電池のガスの影響も受けてしまうのでなおさらです。
完全に端子基部が破損していなくても
一部が折れてしまって電気的にショートしてしまう場合も多いです。
「FD」だけではなく「C35」シリーズ全体の弱点です。
もちろん新品で売っていた頃には全く問題なかったとは思いますが
「C35FD」にしろ販売開始から50年です。
当時の樹脂部品で力のかかる部分は劣化のため高確率で破損してしまいます。

画像は一通り修理整備が完了した状態でのモノです。
電池室の修復に加えてそこからの配線も
過去の電池の影響と思われる腐食で
ボロボロになっていたので配線もすべて交換です。
レンズ・ファインダーにもかなりのカビがあり
特にファインダーのカビはかなりしつこいものでしたが
できる限りの清掃を行い
非常にクリアな状態になっております。
もちろんシャッターユニットも整備も入念に行った上で
露出計・オート制御の調整も行い
精度も全く問題のないレベルで安定して出ています。
もうしばらく時間をおいてから
各動作の最終チェックを行い問題なければ完成となります。

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