今日は9月4日で
わかりやすく語呂合わせで
「くし(櫛)の日」「串の日」
「くじらの日」なんて記念日が制定されています。
くじらといえば…私がまだ幼い頃に
じいさんが「おばいけ」が好きで
食卓に良く出てきてました。
お隣の県が山口なのでくじら関係は昔は多かったが気がします。
独特のこりこりした食感はさすがにまだ幼い私には
無理でしたが今食べると美味しく感じるのでしょうねぇ…
大人になってからは口にする機会がないですね。
当時、食べたいとは思わなかったですが
「あーおばけじゃ!おばけじゃ!」って
おばいけをみて喜んでたのは覚えてますねぇ…懐かしい
そういえば当時はくじらの竜田揚げなんかも
小学校の給食によく出てきてましたね!
こちらは文句なしに美味しかった記憶です。
でもやったら真っ黒で見た目は良くなかった覚えが…
さてさて
本日は「ミノルタSR-Tスーパー」のカメラ修理を行なっています。
1973年発売のカメラです。
大ヒット作の「SR-T101」からヴァージョンアップされたカメラです。
ファインダー周りの変更が主で
スクリーンはスプリット/マイクロプリズム式となり
ファインダー内でレンズ絞りが直読式で読み取れるようになりました。
SSは元々ファインダー内表示があったので
より使い勝手が良くなりました。
絞り値をレンズ側から読み取れる窓を追加したせいもあり
ペンタ部のデザインも変更されています。
そしてアクセサリーシューにはX接点が追加されホットシューとなりました。
基本的なシャッター・露出計等のスペックは従来のSR-T101と同様です。
「SR-Tスーパー」登場後もSR-T101も併売され
後のSRシリーズ最終機種「SR505/101」へと引き継がれていきます。
SR-Tシリーズはかなり丈夫なカメラで
ショック品や水没品でない限り
シャッターが完全に切れなくなることは少ないカメラです。
とはいえ、さすがに50年以上経過するカメラなので
それらは「かろうじて動いているだけ」で
本来の動きでないことがほとんどです。
今回、お預かり「SR-Tスーパー」もシャッターは一通り切れていますが
精度は全く出ていません。
加えて頻繁にミラーアップしたままになってしまいます。
シャッターの動きが悪いせいでミラーダウンへの動作が
うまく繋がらないようです。
水源電池を使うこともあり露出計や電池室周りに
トラブルが多いカメラでもありますが
こちらも電池はキチンと抜いてあったようで
露出計もとりあえずは動作しています。
ただし不安定な上にこちらも精度は出ていません。
まだ現状確認が済んだばかりですが
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
機械的な動作部は洗浄注油調整
露出計関係の電気関連は接点の清掃、一部配線交換等を行います。
加えてSR-T系はハンダが劣化している場合が比較的多いので
そのあたりにも注意します。
SR-T101以降SRシリーズはどれも内部構造は大差ありません。
連動糸が少々多くすこしばかり手間もありますが
基本的には非常に整備性の良いカメラです。
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