キヤノンFXのカメラ修理

今日は「競馬の日」だそうですよ。
残念ながら(?)私、ギャンブルほとんどやったことないのですよね。。。
浪費癖jはあるのですが。。。(笑)
人生そのものが充分ギャンブルだから、まぁいいか。。。(笑)

さてさて

本日は「キヤノンFX」のカメラ修理を行っています。
先日もFXの修理をご紹介しましたね。
頻繁に修理依頼のあるカメラではないのですが
不思議なことに同じ機種が続けて入庫することはよくあります。

今回、ご依頼の個体は
シャッター幕(後幕)が途中で止まった状態でお預かりしました。
もちろん巻上げはできませんしレリーズも押せません。
まずはこのシャッター幕を正常に戻さなくてはいけません。
露出計は外光式なのでこの状態でもチェックできましたが
バッテリーチェック時、露出計作動時
両方とも激しく針がフラつきます。SW周りの接触不良だと思われます。
ミラーアップしたままだったので
キヤノンFシリーズ初期モデルで多く見かけられる
プリズム腐食の有無がお預かり時には確認できなかったのですが
ほんのわずかに縦線腐食が見られるだけで
通常の使用に全く問題ない状況でした。

img_8598

ミラーボックスを外して
シャッター周りがある程度見える状態になってわかりましたが
後幕リボンが遮光版に引っかかって
からまってしまっていました。
運よくリボンそのものにはダメージがないようなので
正しい位置に戻したところ
とりあえずは動作するようになりました。
ただし、随分精度は狂っているようです。
これから本格的に各部点検整備一式に取り掛かります。

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