今日は「椅子の日」だそうですよ。
「よい(4)いす(14)」(良い椅子)と読む
語呂合わせからだそうです。
椅子は大事なアイテムですねぇ
私の場合は特に1日10時間以上もお店の椅子に座っているので
この椅子の善し悪しがダイレクトに体調に直結します。
できるだけ小まめに立ち上がって
軽いストレッチをするようにもしています。
でも意外とお手頃価格の椅子って
毎日長時間使用しているともたないのです…
お店の私の座っている椅子はなんだかんだで
2年もったことがないですね(苦笑)
私の体重が負担すぎるのか?(笑
お高くてよい椅子を買えばいいのだろうとは思いますが
お高ければ耐久性が高いとも言い切れないので
その辺の判断ができずに気軽に買えるお値段の
椅子を買っては1年少々でダメにしてしまうのですよねぇ…
加えて椅子が壊れると取り合えず困るので
すぐに手に入るお手頃価格のモノを適当に
頼まなければいけなくなり
またそれがそのうち壊れるという
悪いスパイラルにハマっているような気もします。
今の椅子がダメになる前に
次回こそはちゃんと調べてよい椅子を選びます!
さてさて
今日は「ニコンF2フォトミック」のカメラ修理を行っています。
つい数日前に「フォトミックA」のカメラ修理を行いましたが
今日は一番最初に発売された無印の「F2フォトミック」です。
1971年、F2アイレベルと同時に発売されました。
前作の「F」ではフォトミックファインダーは途中からの追加で
デザイン的にも機能的にも後付け感が強いものでしたが
「F2」では当初から露出計内蔵のフォトミックファインダーを
装備したものを主力と考えて設計されており
機能的にもデザイン的にもかなりスマートなものになりました。
「F」の時代では露出計電池室はファインダー側に設置されていましたが
「F2」ではボディ側に内蔵されています。
そして「F2フォトミック」では露出計内蔵以外にも
ファインダー内で設定SSや絞り値がファインダー内で
確認できるようになっています。
ファインダーから目を離すことななく
露出設定を確認できるのは非常に便利です。
お預かりしている「F2フォトミック」は
まずその大きな特徴の一つである
露出計が電池を入れても全く動きません。
電池室がボディ側にあることは先述しましたが
その電池室のマイナス側端子基部を支えている部分が
折れてしまっているようです。
これは「F2」に非常に多いトラブルの一つで
端子基部がプラスチック製で経年劣化に弱いため
ここが折れてしまっている個体が非常に多いです。
マイナス側端子がグラグラだったり
端子が底部にぺたんと寝ているなものは
ほぼ間違いなくここが折れてしまっています。
ぞうなると当然マイナス側の接触不良が起こり
露出計は動作しなくなります。
こんな感じですね。
電池室部品の新品は当然ながら手に入らないので
うまく補修して端子をささえるように加工します。
電池室があった場所の横にスローガバナーが見えていますが
「F」同様「F2」もスローの粘りがやはり起きやすい部分です。
今回も1秒に設定すると今にも止まりそうな状況なので
後でガバナーも外して洗浄の上、最低限の注油を行います。
加えて幕軸の汚れ等のため高速シャッターの精度も出ていないので
幕軸の清掃、注油も行います。
フォトミックファインダー側もいつもの摺動抵抗の汚れ等の
処置を行ったうえで清掃、調整を行っていきます。
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