ワルツワイドのカメラ修理

今日は「レコード針の日」だそうですよ。
この記念日、記念日協会で制定されている記念日でもなくて
認定団体や日付の由来は定かではないのですが
ヒップホップやジャズをはじめとする音楽業界では
日本の記念日のひとつとして広く知られているそうです。
私もレコードプレーヤーはいまだに持っていますし
割と頻繁に使っていますが
レコードにクリーナーかけて埃を取ってからセットして
針にもクリーナーつけて
電源入れてレコード回して針をそっと落とす…って
一連の動作が何とも言えず楽しいのですよねぇ…
フィルムカメラと似たような部分がありますよねぇ
多少のノイズも味として許容しますが
CDとは異なりそれなりに良い音で聴こうとすると
やはりある程度の知識と手間が必要になってきます。
ただ音質云々は好みもあるし
本人が満足できれば十分かと思います。
そういえばここしばらく忙しさにかまけて
じっくりレコード聴く時間が取れてないですね
明日は休みなので少しはレコード聴く時間を作りたいと思います。

さてさて

本日は「ワルツワイド」のカメラ修理を行っています。
ワルツといえば1950年代当時
国内最大のカメラアクセサリーメーカーで
特にレンズフィルターのシェアが高かったメーカーです。
現在でも「Walz」の刻印の入ったフィルターは
見かけることが多いと思います。
カメラ本体もいくつか作られていますが
手元に資料がなく詳細はよくわかりません。
今回の「ワルツワイド」は1958年発売のカメラのようです。
広角レンズを搭載した「ワイドカメラ」ブームの頃のカメラです。
WALZER35mmF2.8レンズを搭載し
レンズシャッターはコパル製、B・1~1/300をカバーします。
広角レンズということもあり距離計は非搭載で
ピント合わせは目測で行います。
シンプルなレンズシャッター機です。

お預かりしている「ワルツワイド」は
巻上関連にいくつか問題を抱えているようです。
チャージ不良で巻き上げてもチャージされないことがあったり
コマ被りを起こしたりといった感じです。
フィルムカウンターも動作不良で
カウンタが進まないことがあるようです。
基本的にはシンプルなカメラなのですが
部品の摩耗等があまり進んでいると
交換部品が中古を含めても
全く手には手に入らないカメラなので
修理不能になる場合もあります。

まだ取り掛かり始めで現状を確認している段階です。
受付時にはわからなかったのですが
確実に過去に分解整備歴のある個体で
それ自体は良いのですが
シャッターユニットの配置が
少々おかしなことになっているようです。
巻上関連のとトラブルの一部は確実にこれが原因かと思われます。
ちょっと嫌な予感しかしないのですが
これから慎重に調べながら分解整備に取り掛かっていきます。

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