リコーオートハーフSEのカメラ修理

今日は「アイスクリームの日」だそうですよ。
1964(昭和39)年に
アイスクリームのシーズンが始まる連休明けの時期である5月9日を
「アイスクリームデー」と決め
東京アイスクリーム協会が記念事業を開催し
都内の施設や病院などにアイスクリームをプレゼントしたことが
由来となっています。
この日以来、5/9を「アイスクリームの日」と制定しているそうです。
意外と古くからある記念日なのですね。
確かにこの頃からアイスを口にする頻度が増えていきますね!
私も連休中はコンビニやスーパーによるたびに
頻繁にアイスを買ってしまっていました(笑
私にとって甘いものは全て正義ですが
これからの季節、特に食後のアイスはやめられませんねぇ…
血糖値と体重を睨みながら食べすぎには注意します(苦笑)

さてさて

本日は「リコーオートハーフSE」のカメラ修理を行っています。
オートハーフシリーズはオリンパスペンシリーズと並んで
ハーフカメラを代表するモデルです。
総金属製なので重さはずっしりとありますが
非常にコンパクトなボディになるべく簡単に写真が
取れるような機能がぎっしりと詰め込まれています。
まずセレン光電池を使用する露出計を内蔵し
連動して自動露出となっています。
そしてピントは固定焦点でピント合わせ不要
極めつけはゼンマイ仕掛けの自動巻上です。
撮影者は構えて構図を決めてレリーズするだけでOKです。
それだけの機能を持ちながらも
お求めやすい価格でハーフ判ということもあり
大ヒット商品になりました。

1962年に初代が発売され
いろいろなモデルや小変更を加えながら
20年間発売されたカメラです。
基本的な機能や構造はどのモデルもほぼ共通です。
今回は1967年に発売された「SE」をお預かりしています。
おそらく最も生産されたモデルが
「オートハーフE」だと思われますが
「SE」はその「E」をベースに
セルフタイマーが追加されたモデルです。

お預かりしている「SE」は機械的な駆動部分は
多少の粘りや油切れは見られるものの
一通りは動作している状態です。
ただ露出計が全く動作しておらず
ファインダーには常に視野中央に
うっすらと赤い警告が出ている状態です。
(露出計がある程度動くと
撮影可能を示す緑色に変化します)
露出計不動時もシャッターロックはかからないので
シャッターは切れますが
この状態だとほぼすべての状況で露出オーバーになってしまいます。

既に一通りの修理整備が完了して
最終チェックを行っている段階ですが
やはりセレン光電池が劣化のため
全く起電しない状態でした。
オートハーフはシリーズ全体を通して
セレンの劣化している個体が多いような気がします。
元気の良いセレンは最近、入手がなかなか難しいのですが
今回は中古良品のセレンと交換することで
対処しています。
(画像下に写っているのは交換した劣化したセレン)
セレン光電池は起電状況が個体によってばらつきがあるので
抵抗や露出計側の調整で適正なオート露出が得られるように
入念に調整を繰り返します。
今回も安定して適正露出で撮影できる状態になっています。
オートハーフはギミック的な要素もあって
簡単に撮影できるのに使っていて楽しいカメラです。
ぜひご依頼者様にも存分のお楽しみいただければと思います。

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