今日は「3.14」ということで
「円周率の日」だそうです。
関連して「数学の日」や
円周率=「π」(パイ)なので
「パイの日」なんかも制定されています。
「パイ」といえば私の出身地呉に
「エーデルワイス」という洋菓子屋さんがあって
そこの「クリームパイ」が昔から大人気で
むちゃくちゃ美味しいのですよ。
私が近年、いつも呉を訪れたときに利用する
ホテルのすぐ近くに店舗があって
いつも通るたびに「クリームパイ」食べたいなぁ…と思うのですが
大行列だったり既に売り切れだったりで
なかなか手に入らないのです。
昔は焼山店とかでふらっと気軽に買えたのですけどねぇ…
今度、呉に帰った時は(GW)
なんとしても口にしたいと思います!
さてさて
今日は「コニカC35」のカメラ修理を行っています。
先日も「C35」の修理を行ったばかりですね。
現在も非常に人気のカメラなので
やはり修理依頼も多いです。
今回の「C35」は1971年に発売された
「E&L」というモデルです。
同じ年に発売された「C35」としては2代目にあたり
「フラッシュマチック」をベースとして
距離計を省略しピントは目測式に変更
セルフタイマーと「B(バルブ)」も省略されています。
フラッシュ撮影時も専用フラッシュによる距離固定方式となっています。
通常の「C35」よりもさらに操作を簡略にし
誰にでも扱いやすくシンプルになった普及機です。
搭載されるレンズやシャッターに変更はなく
露出も通常モデルと同じく露出計連動のプログラムオートです。
ファインダー内には距離計二重像がなくなった代わりに
ピントリングの設定を直読できる小窓が右隅に追加されていて
設定されているピントもファインダーから確認可能です。
さらに簡単に使えてアウトプットされる写真は
通常モデルと同様のモノが得られるというモデルになります。
お預かりしている「C35E&L」は
電池を入れても露出計が全く動きません。
「C35」は余計なシャッターロック等が付いていないので
この状態でもシャッターを切ることはできますが
常にF2.8開放1/30シャッターとなってしまいます。
薄暗いところなら写りそうですが
明るい屋外等だと写真は全て真っ白になってしまいます。
電池の入れっぱなし等で電池室が腐食してるパターンが多いのですが
電池室をチェックするとマイナス側プラス側の端子は
一見腐食もなくキレイです。
それではと電池室を外して裏側をチェックしてみると
プラス側の配線が断線してしまっています。
ハンダを見てみるとやはり腐食してしまっています。
加えてその配線の中身も真っ黒に腐食していて
少し強めに引っ張るとプチプチと切れてしまうような状態です。
プラス側の配線はメーター脇の端子に接続されるのですが
その端子も緑青に覆われていて腐食しています。
端子の修復と配線の交換が必要な状態です。
前回も書きましたが小さなスペースに
コンパクトにまとめられてはいますが
機能がシンプルなこともあり
整備性は非常に良好なカメラです。
露出計関連はもちろんですが
シャッターや巻上の整備を行った上で
露出計やオートの精度を調整していきます。
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