月別アーカイブ: 2016年9月

ミノルタXD-sのカメラ修理

今日はいわゆる「中秋の名月」、十五夜ですね。
。。。とはいっても旧暦の15日が
必ず月齢十五の満月なわけではなく
今日の月齢も13.7なのでほんの少し欠けて見えると思います。
残念ながら、お天気は全国的に微妙ですね。
まぁ、今夜でなくてもこれから晩秋にかけての月は
高度も高くなってきて非常にキレイなので
また改めてじゅっくり鑑賞でもいいと思います。。。。
とりあえず。。。お団子が食べたくなってきました。。。(笑)

さてさて

本日は「ミノルタXD-s」のカメラ修理を行っています。
XD-sの「s」は「senior」の頭文字だそうです。
なぜシニアかというと「視度調整機能」が付いているからとのこと
年齢に関係なく視度調整は付いていると便利です。
そのかわりXDにはある「アイピースシャッター」が省略されています。
他は通常のXDと全く同じモデルです。
もちろんXD同様にミノルタらしい
非常に使い心地の官能的なカメラです。

今回のお預かりの個体は
一見、シャッターも一通り切れていて
あまり問題がなさそうにも見えるのですが
「絞り優先時」、「シャッタースピード優先時」の
ファインダー内表示切替が動きません。
今回の場合は「絞り表示」のままで
動かなくなってしまっているようです。

他、一通りチェックしたところ
露出計、シャッタースピードともに
多少の狂いが出てきているようなので
各部点検整備一式を行います。

img_8597

まずはこれからファインダー表示不動の原因を先につきとめます。
おそらく周辺の腐食モルトが原因とは思いますが。。。

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ペンタックスSPのカメラ修理

今日は「メンズバレンタインデー」だそうですよ。。。
初めて知りました(笑)
男性から女性へ下着をプレゼントして愛を告白する日だそうです。
これもねぇ。。。カッコ良い人がやれば許されるだろうけど。。。
一歩間違えればセクハラで訴えられそうです。。。(笑)

さてさて

本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
ペンタックスの名を一気に轟かせた大ベストセラー機ですね。
現存している個体数も圧倒的に多いですが
程度も様々できちんと動いている個体には
意外になかなか巡り会えなかったりします。
さすがに発売から50年を超えるカメラです。
何かしらの整備が必要な個体がほとんどです。

今回、ご依頼のカメラは
半分解品の状態で送られてきました。

img_8593

こんな感じです。底部チャージリンク関係が
結構、バラバラになっています。
幕が開きっぱなしになっているので
単純に組み付けるだけでは動作しないと思われます。
まずはある程度組み付けて
そこから改めて分解整備に取り掛かる感じです。
この状態ではどこが不調なのかは判断できませんが
一通りの分解整備一式で各部調整をしていきます。

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ペンタックスMEのカメラ修理

今日は「宇宙の日」だそうですよ。
以前は思い出したように星景写真を撮ったりしてたのですが
最近、少々ご無沙汰ですね。
少々、話が逸れますが
子供の頃に星雲や星団に興味があって
6cmの屈折望遠鏡で夜な夜な眺めていた時期がありました。
あれから35年。。。
今は一般用望遠鏡や撮影機材なんかも
当時から考えると想像を超える進歩をしているのですね。
お金と時間に余裕があれば天体写真にも是非チャレンジしたいです!

さてさて

本日は「ペンタックスME」のカメラ修理を行っています。
ちょっとヒサビサのME系の修理ですね。
MEはコンパクトで使いやすい絞り優先オート露出専用機です。

今回の個体も家に保管されていたもののようです。
このたび修理して息子さんが使うとのこと。
代々受け継がれていくのは
この時代のフィルムカメラならではですよね。
修理にも気合が入ります。

まずはME系定番のミラーアップしたまま
シャッターも巻上げもできない。。。という状況ですが
巻上げが中途半端な位置で固まっています。
加えてシャッターはチャージされた位置で止まっている。。。
ME系のミラーアップのほとんどの原因は
ミラー駆動部の固着ですが
今回はそれだけではないようです。
さらに電池室は錆で固着していて全く開きません。
溶剤を使って何とか開けると
中から真っ黒になった電池が出てきました。
当然、電池を入れ替えても電源は入りません。

img_8571

これからミラーボックスを外し、シャッター周り
巻上げ部分の点検整備から行います。
一緒に入庫したレンズはカビ取り清掃を行います。

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ミノルタSRT201のカメラ修理

広島カープ、優勝おめでとうございます!!!
いやぁ。。。本当によかった。。。
亡くなった祖父さんにも見せてやりたかった(涙)
私は広島・呉の出身なんでやはりカープには特別な思いがあります。
私の子供の頃のカープはとても強いチームで
毎晩、ラジオとテレビで祖父さんと一緒になって
応援していました。。。。しかし25年は長かった。。。(笑)

さてさて

本日は「ミノルタSRT201」のカメラ修理を行っています。
SRT201。。。何だか聞き慣れない名前ですが
これは当店のブログでも頻繁に登場する
「SRT101」の北米輸出モデルなのです。
ネーミングが違うだけで
中身は通常のSRT101と同様です。
でも上カバーに「SRT201」とロゴがあると
ちょっと雰囲気変わりますね。

今回、ご依頼の個体は
シャッターが切れない状態でやってきました。
もちろん巻上げもできない状態です。
シャッター幕の状態を見ると
チャージはされているようです。
レリーズは押せるのですが無反応。。。
何らかの原因で最初のミラーアップが
作動しない状態であると思われます。

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ちなみに一緒にお預かりしたレンズは
MD ROKKOR-X 50mmF1.7 こちらも輸出仕様でちょっとカッコよいです。
まずはこれからミラーボックスを外して
レリーズ→ミラーアップ→先幕走行→後幕走行→ミラーダウンの
一連の動きをチェックしていきます。
並行してシャッター周り、ミラー駆動部の整備を行っていきます。

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リコーフレックスモデルⅦのカメラ修理

今日は「牛タンの日」らしいですよ。
美味しいですよねぇ~牛タン。。。
何年か前に牛タン専門店で
食べた牛タンは本当に美味しかったなぁ。。。
またこれがビールに合うんですよねぇ
近いうちにまた行きたいです。

さてさて

本日は「リコーフレックスモデル7」のカメラ修理を行っています。
リコーフレックス一連のシリーズの魅力は
何といっても「小さくて軽いこと」だと思います。
後に出るダイヤシリーズはダイキャストボディで
機能は格段に進歩して非常に使いやすくなりましたが
やはり大きく重くなってしまいましたが
このプレスボディのリコーフレックスは他の2眼レフと比べても
相当に軽く持ち歩きに便利です。
その代わり必要最小限の機能しかありません。
当然セルフコッキングもなくシャッターチャージと
フィルム巻上げは別々に行わなければなりません。
巻上げも赤窓式でシャッター速度も最高速は1/100秒で3段階のみ
ピントは前玉回転式のシンプルなものです。
逆に言うとこれだけあれば、普通に写真は撮れるのですよね。

今回、お預かりした個体は
まず肝心のシャッターが羽根の固着により開きません。
加えて前玉回転式のフォーカスギアがこれも固着によって
ほとんど動かせない状況です。

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レンズボード側にほぼ全ての機能があり
セルフコッキングもないので
ボディ側はフィルム室とファインダーとミラーのみのシンプルな構造です。
これからシャッターユニットの整備、
レンズ清掃、フォーカスギアの整備及びピント再調整を行います。

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キヤノンFXのカメラ修理

今日は9月9日ということで「救急の日」だそうですよ。
自分はお世話になることはないと思ってても
いつ急病や事故や災害で病院に担ぎ込まれるかもわかりませんものね。
私は過去一度だけ救急車に乗せられて
早朝の病院で救急医療を受けたことがあります。
昨日も似たようなことを書きましたが
本当に今の私たちの環境は恵まれているなぁ。。。と痛感しました。

さてさて

本日は「キヤノンFX」のカメラ修理を行っています。
いわゆる「キヤノンFシリーズ」の最初のモデルですね。
短命に終わった「Rシリーズ」からレンズマウントを一新し
「キヤノンFLマウント」搭載の第一号機となったモデルです。
私、個人的に初期のキヤノンFシリーズのシャッター音が
大好きです。
後幕が閉まるときの「シュコン!」という
アタックの効いた音が何とも心地いいのですよねぇ

今回、ご依頼の個体も
もともと家で保管されていたものらしく
全体的な油切れや汚れはかなり見受けられます。
しかしながら前期Fシリーズではほぼ間違いなく見られる
プリズム腐食が発生していません。
プリズムのキレイなFXなんて久しぶりに見た気がします。
このFXもワンオーナー品ということで
とても大切に使われ保管されていたものと思われます。

。。。とはいえ経年劣化は当然ながらありまして
シャッターは高速側でかなりムラがあり
スローは固着気味。。。露出計は作動するものの不安定。。。
といった状況です。
もちろんきっちり整備してあげれば問題なく使えます。

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今回は一緒にご依頼されたFL50mmれんずも
整備清掃いたします。
絞り羽根が全く出てこない状態です。
油が羽根に回ってしまい固着しているものと思われます。

整備していていつも思いますが
この時代のカメラは造りが本当にいいですね。
基本的にオーバークオリティに作られていますから
今でもメンテナンスさせ行えば立派に動作します。

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ミノルタSRT101のカメラ修理

今日は「国際識字デー」だそうですよ。
識字。。。って最初何のことかわからなかったのですが
要は「文字が読み書きできる」ってことみたいですね。
まだまだ世界には貧困や戦争などで
8億人以上の読み書きができない方がいらっしゃるそうです。
改めて私たちは非常に恵まれた環境で
暮らしているんだということを痛感します。

さてさて

本日は「ミノルタSRT101」のカメラ修理を行っています。
SRT101。。。スーパーも含めて「SRT系」とくくると
おそらく当店で修理依頼の最も多いカメラではないでしょうか。。。
少々大柄ですが基本的には丈夫で使いやすく
メカニカルシャッターを存分に堪能できるカメラだと思います。
ミノルタらしく使い心地が良いところもポイントです。

今回のご依頼の個体は
元々ご依頼者様のお父様が使っていたカメラということですが
やはりかなり長い間、使わずに保管されていたものとのことです。
SRT101は7年間製造されたロングセラーモデルですが
今回の個体は最近見かけることが少なくなった比較的初期のモデルです。
(シャッターダイヤルの色・形状が少々異なる)
外観は多少の汚れとアタリが見受けられますが
基本的に非常に大切に使われてきたことがよくわかる美しさです。

しかしながら
各部の油切れ、ファインダー内に多数のカビ。。。と
経年劣化にはさすがに敵わないようで
シャッター速度も高速側でかなりのシャッタームラ
低速側はスローガバナ固着といった状況です。
その他、モルト劣化はもちろん、露出計もかなり不安定です。

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。。。とはいえ。。。シャッターは機械制御で
露出計の構造もシンプルなSRTですので
きちんとメンテナンスすれば
もちろん現在でも普通に使うことができます。
これからシャッター周り・ミラー駆動部の分解整備・清掃注油
巻上部、ファインダー部。露出計周り。。。と整備を行います。

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オリンパスOM-1のカメラ修理

今日は二十四節気でいうところの「白露」ですね。
「空気が冷えてきて露ができ始める頃。。。」ということですが
まだまだ昼間は残暑が厳しいですね。
でも確かに夜中や早朝の空気はそれなりに冷たくなってきた気がします。
もう夏も終わりですね。

さてさて

今日はオリンパスOM-1のカメラ修理を行っています。
軽量コンパクトな一眼レフの元祖ともいえるカメラです。
今でも非常に人気は高く
修理依頼件数もとても多いカメラです。

修理依頼件数が多い。。。というと
「壊れやすいのか。。。」と思われてしまうかもしれませんが
OM-1は基本的には非常に堅牢にできています。
やはりメンテナンスして
きちんと使っていきたいと思わせるカメラなんだと思います。

今回の個体はまず定番のプリズム腐食があり
ファインダー視野を随分邪魔してしまっています。
写真の写りそのものには影響しないとはいえ
マニュアルフォーカスカメラの生命線のファインダーで
これだけ腐食が常に見えていると
撮影の上で写真に影響がでると思います。
加えて、これも一部のOM-1では必ず発生する
電池室樹脂ネジの破損。。。もちろん露出計はこのためもあり動きません。

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シャッター周り、ミラー駆動部も含めこれから各部点検整備一式を行います。
腐食したプリズム、電池室の樹脂ネジ破損は交換で対応いたします。

それにしてもOM-1の巻上げは
ちょっとシャリッとした独特の感覚で気持ち良いですよね。
今回の個体は大丈夫ですが
ゴリゴリしてしまっているものは巻上げギア交換が必要です。
ファインダーの見えと並んで巻上げの感触は
マニュアルカメラの重要なファクターですよね。

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ミノルタXEのカメラ修理

今日は「国民栄誉賞の日」らしいですよ。
1977年9月5日、王貞治選手が受賞したのが最初なんですね。
話が逸れますが野球と言えば。。。
25年ぶりのカープ優勝が目前。。。
最近、監督や選手のコメントや地元の盛り上がりを
見聞きしているだけで既に泣けてくる(笑)

さてさて

今日は「ミノルタXE」のカメラ修理を行っています。
XE。。。私が個人的な撮影で35mm判を使うときの
現在のメインカメラでもあるのです。
巻上げのスムーズさ、ふわんと動く指針式の露出計
ちょっと暗めですがピントの山の掴みやすいファインダー
少々重いですが、使い心地の非常に良いカメラです。

ただしXEは定番のプリズム腐食に加えて
露出計トラブル、シャッター関係のトラブルも多いカメラです。
発売開始から40年を超える電子制御カメラですから
未整備品だとなかなかまともに動いてくれないものも多いです。

今回、ご依頼をいただいたXEは
シャッターそのものは通常に作動しています。(マニュアル時に限り)
ただしオートが全くダメなようです。
露出計も電源をonにすると針が振り切ったままになってしまいます。

XEのトラブルの大半はハンダ付けや接点、摺動抵抗の
接触不良が原因のことが多く
比較的、基盤そのものが壊れていることは少ないと思われます。

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数多くある接点の清掃をしながら各部点検整備を進めていきます。
ちなみに露出計関連のトラブルの原因のほとんどは
上写真右下に写っている巻き戻しクランク下の
摺動抵抗の汚れや劣化が原因です。

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ミノルタSRT101のカメラ修理

今日は「9/4」で「櫛の日」だそうですよ。
どっちかいうと「櫛」よりも「串」に刺すような食べ物がいいなぁ(笑)
焼き鳥とか串カツとかケバブとか。。。
いかん、いかん、どうもお昼時だから食べ物の話になってしまう。。。(汗)

さてさて

今日は「ミノルタSRT101」のカメラ修理を行っています。
最近の私のブログ。。。
このカメラも登場回数の多いモデルですね。
ミノルタの機械式シャッターとなるとSRT系が
最後のモデルとなります。
そう考えると当時のミノルタは思い切って
電子制御のみに切り替えたのですよね。。。

今回の個体も長らく保管されたままになっていたカメラです。
まずは各所油切れの兆候が見られます。
スローガバナーも少々動きにくそうに動作する感じです。
露出計はバッテリーチェック機能も含め
全く動作いたしません。
電池室そのものはキレイなのですが
底カバーを開けるとマイナス側の端子部分は緑青で腐食し
リード線も外れてしまっています。
もちろんリード線も腐食してしまい全く導通しない状態です。
さらに緑青はSW部裏にまで達していました。
まずはリード線は交換し、緑青は削り落としていきます。

IMG_8533

SRT系にはよくあるのですが
CDSの足部分のハンダ付けが見た目にはキレイでも
接触不良になっていることがよくあります。
プリズム上で使われているハンダは一度キレイに吸い取り
ハンダを必ずやり直します。

これからシャッター周り、ミラー駆動部等々の整備に取り掛かります。

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