日別アーカイブ: 2018年8月18日

ニコンFEのカメラ修理

今日は「高校野球記念日」だそうですよ。
1915年のこの日に第1回全国中等学校優勝大会が
開会したそうです。当時の出場校は地区予選を勝ち抜いてきた
10校だったそうです。
1948年から全国高校野球選手権大会になったそうです。
今日は準々決勝4試合が行われていますが
準々決勝4試合って一番見応えのあるタイミングだと思います。
ベスト8の学校が1日で全て見ることができるわけですし。。。
今年は広陵が早々と姿を消してしまったので
ちょっと寂しいですが、中四国の斉美と下関国際に
がんばってほしいところです。
高校野球って見始めると止まらないのですよね。。。
やはり1度負けたら終わりのトーナメントだけに
見ているほうにも緊張感が伝わってくると思います。

さてさて

本日はニコンFEのカメラ修理を行っています。
当ブログでトップクラスに登場回数の多いカメラですね。
適度にコンパクトなボディに
信頼性の高いコパルシャッター
絞り優先AEで素早く気軽に撮ることもでき
非常に視認性の高い露出計で
細かな露出も決めやすい。。。良いカメラだと思います。
電子制御シャッターということで
敬遠される向きもありますが
電子基板関連のトラブルは非常に少ないカメラです。
基本的にはニコンらしく丈夫なカメラだとは思いますが
F一桁機に比べるとさすがに少々耐久性の劣るところもあり
(元の価格帯が違うのだから当たり前ですが。。。)
機械的な部分での
トラブルのほうが多いのではないかと思います。

今回、お預かりしているFEは
ミラーの台座の軸部分が外れてしまっていて
ミラーがグラグラになってしまっています。
通常、あまり見かけないトラブルなのですが
ミラー軸はミラーボックス側と
わずかな長さのピンで留まっているだけなので
通常の動きではまず外れることはないかとは思いますが
何かしらの強い力が瞬間的にでも掛かれば
外れる可能性はあるとは思います。

今回のFEは他に問題はないような感じなのですが
(ミラーが外れかかっているのでテストができない)
ミラー軸のピンはミラーボックス裏からでないと
触れないので、ミラーボックス脱着を行います。

露出計も完全に降ろし、基板の配線も大部分外すので
ミラー部分の修理をして終わりというわけにはいかず
各部の整備、再調整、精度出しを当然行います。
FE・FM系はミラーボックスを外すと
再組み立てに結構慣れというかコツが必要なのですが
さすがに数え切れないほど行っている作業なので
そこはスムーズにクリアしていきます。
FMのような糸連動がない分、FEのほうがちょっと楽かもしれません。
(基板周りの複雑さはFEのほうが上ですが。。。)

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