日別アーカイブ: 2018年8月25日

ミノルタSRT101のカメラ修理

今日は「即席ラーメン記念日」だそうですよ。
1958年のこの日、世界初の即席ラーメン
「チキンラーメン」が発売されたそうです。
現在でもまだ売っていますよね。
チキンラーメンに限らず
いわゆるインスタントラーメン、袋麺もカップ麺もそうですが
無性に食べたくなるときがありますよねぇ。。。
実はここ数年、インスタントラーメンに限らず
化学調味料のとがった味がちょっと気持ち悪く感じることもあるのですが
それでもインスタントラーメンはちょくちょく食べてますね(笑)
個人的に好きなのは子供の頃から好きな
イトメンの「チャンポンめん」なのですが
西日本のほんの一部でしか売ってないのですよねぇ。。。
確かにこっちでは売れない味だとは思いますが。。。
次点はやっぱり「出前一丁」かな。。。「ごまラー油」がたまりません(笑)

さてさて

本日は「ミノルタSRT101」のカメラ修理を行っています。
ミノルタは比較的早い時期に電子制御シャッターに
全機種を切り替えたメーカーなので
このSRTシリーズがミノルタカメラの
機械制御シャッター機の代表機種となります。
このブログでの登場回数もおそらく最も多いのではないでしょうか。。。
長期にわたって生産されたヒット作ということもあり
現存している個体数も多いカメラです。
しかしながら何のメンテナンスもされず
息も絶え絶えに動作している個体の多いカメラでもあります。
基本的に頑丈なカメラなので
多少調子が悪くても意外と動作してしまうのですね。
そんな個体を見るたびに
「なんて健気なカメラなんだ」と切なくなることもしばしばあります。

今回、お預かりしているSRT101は
ご依頼者様の奥様のご実家から出てきたカメラだそうです。
随分長い間仕舞いこまれていたものと思われます。
残念ながらシャッターはチャージされた状態で
全く切ることができず、電池室も緑青がビッシリ付いており
当然、露出計も動作しません。
付属するMCロッコールPF58mmF1.4は
レンズそのものは比較的キレイで良いのですが
絞り羽根が固着気味でゆっくりとしか動きません。
。。。とはいえ、無茶に動かしたりということがないと思われ
しっかり分解整備してしまえば
スムーズに動作するようになると思われます。

SRT101は1966年の発売ですが
今回の個体は比較的初期のモデルと思われます。
(製造番号からもわかりますが
シルバーボディでSSダイヤルの根元が黒)
初期モデルは巻上が非常に重くなっているものが多いです。
注意しなくてはいけないのは付属している
MCロッコールで種類にもよりますが
特にこのPF58mmF1.4は
内側のコーティングが非常に弱い箇所があり
クリーニングペーパーで軽く拭いただけでも
コーティングが剥がれ落ちキズになってしまいます。
今回はレンズ内にカビはないようなので
最小限の清掃と絞りの整備を行っていきます。

まずはボディ側の整備一式から取り掛かります。

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