日別アーカイブ: 2019年8月21日

コニカAcom-1のカメラ修理

今日は「パーフェクトの日」だそうです。
1970年に中山律子さんが女子プロボウラー初の
パーフェクトゲームを達成したことが由来となっています。
中山律子さん、懐かしいですねぇ。。。
じいさんがボウリング好きだったこともあって
うちにも中山律子さんのでっかいパネルが飾っておりました。
中山律子さんがパーフェクトゲームを達成した年は
さすがに私はまだ1歳なので全く記憶はないですが
物心ついた頃もまだボウリングブームの余波が残っていて
人口20数万人の呉市内に今ざっと思い出しただけでも
7箇所のボウリング場がありました。今は2箇所のみですね。
ちなみに野球のパーフェクトゲーム(完全試合)を記念した
「パフェの日」も6月28日に制定されています。
「パフェ」っていうと甘党の私としては
スイーツのパフェを連想してしまいますが
スイーツの「パフェ」も語源はフランス語の「Parfait(パフェ)」で
意味は「完全」、「完璧な」ということだそうです。
初めて知りました(笑)

さてさて

本日は「コニカAcom-1」のカメラ修理を行っています。
1976年に発売された一眼レフです。
コニカオートレックスから続くお得意の指針挟み込み式の
シャッタースピード優先AEを搭載します。
大柄だったオートレックスやFTAあたりに随分軽量コンパクトになり
シャッター音もマイルドな感じになりました。
巻上レバーにちょっと特徴があり
巻上レバー下のスイッチを押すと
レバーが完全に格納され露出計の電源も切れ
シャッターロックがかかります。
引き出せば露出計電源オンでスタンバイ状態となります。
貼り革は本革で手触りが柔らかく快適ですが
経年劣化で縮んでしまうのはどうしようもない部分です。

お預かりのAcom-1は露出計にトラブルを抱えています。
全く動かないわけではないのですが。。。
例えば、最初は薄暗い光源に向けて
ファインダー上でF2.8を指針が指す位置だったとします。
少しずつ光源を明るくしていくと
指針もF4、F5.6、と上から下がっていきます。
で、F8に達したところでそれ以上明るくしてもしばらく動かなくなります。
それでも光源をどんどん明るくすると
あるタイミングでいきなり一番下の赤エリアにはりが飛び込んでしまいます。
言葉で書くとややこしいのですが
現象を見れば一目瞭然で明らかに途中で針が引っかかって
F11~F16あたりを指すことができないようです
針挟み込みAE搭載のカメラでは稀に見る症状ですね。
毎回挟み込んでいるわけですから
微妙に針が変形しているのではないかと予想します。
コニカオートレフレックスやAcomでは比較的良く見る症状です。

後から気がついたのですがマウント部にある
AE切替ピンの戻りが非常に悪く
マニュアル時にレンズを絞らない。。。という症状も確認できました。
もちろん露出計のトラブル共々解決済みです。
他、AE調整、ファインダー清掃、モルト交換等々
各部点検整備一式を行いました。
これから少し時間をおいて様子見です。
装着されているヘキサノンAR40mmF1.8は
ご依頼者様のものですが
このレンズ、コンパクトでAcomに非常に似合いますね。

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