今日から仕事始めの方も多いでしょうね。
あんなに楽しみにしていたお正月休みも
終わってみればあっけないですよねぇ。。。
今日は1月6日ということで「色の日」だそうですよ。
色って本当に気分を左右しますよねぇ
当店にご来店されたことがある方はご存知だとは
思いますがお店には私の好きなオレンジ色のものが多いです。
昨年11月にまたもや椅子が壊れてしまって
(2年に1回は背もたれ部分が必ず壊れる(汗))
鮮やかなオレンジ色の椅子になりました。かなりお気に入りです(笑)
オレンジ色は好きですがそれはここ4、5年の話で
それより以前はずっと青が好きだったのですよねぇ。。。
もちろん今でも好きですし、カープファンなので赤ももちろん好きですし
黄色もピンクやライムグリーンも良いですよねぇ。。。
鮮やかな色なら何でも好きなのかもしれません。(節操ないかも)
ちなみに写真はやはりカラーのほうが好みです。
たまにモノクロ写真にも挑戦しますが
いまひとつピンと来ないことが多いのです。。。(汗)
さてさて
本日は「オリンパストリップ35」のカメラ修理を行っています。
歴史の長い「オリンパス35シリーズ」の末裔ですが
昔の35シリーズと比べると随分軽量コンパクトとなりました。
発売は1968年で構造としては
ペンEES-2のフルサイズ判と言った感じです。
セレンを使用する2速切替のプログラム露出も
目測ピント、アルバダ式ファインダー
フィルムフォーマットに関するところ以外はほぼペンEES-2と共通です。
さすがにペンよりはほんの少し大きいですが
非常に軽量コンパクトで電池要らずのオート露出カメラで
常に持ち歩くには最適のカメラだと思います。
お預かりしているトリップはシャッターを切っても
シャッター羽根が全く動かないようです。
加えて鏡胴が妙にグラグラしています。
この時点でピンと来ましたが
どうやらシャッターユニットのネジが外れてしまっているようです。
ペンEES-2とほぼ構造が同じということは
ペンEEシリーズでよくある内部のネジが外れてしまうトラブルも
同様に起こるということですね。
カメラを少し傾けるとシャッター羽根が一部動いて
シャッターが少し開いてしまいます。
完全にシャッター羽根が駆動ピンから外れてしまっているようです。
下真ん中のシャッター制御機構部に
左側のシャッターユニットが4本のネジで留められているのですが
そのうち2本が完全に外れて中に転がっていました。
かろうじて留まっていた2本もゆるゆるで
完全に外れてしまう直前でした。
シャッターユニットの整備をした上で連結部をリンクして再取り付けします。
心配されたセレンは若干の劣化が見られますが
調整でリカバーできる程度だったので
オート露出と共にしっかり再調整します。
トリップのピントは前玉回転式なので
キチンと罫書きを入れて元通りに組むのはもちろんですが
ピントの再調整も当然行います。
露出計やオートのズレ、レンズ・ファインダーのカビ等々
小さなトラブルはあったものの、シャッターユニットの外れ以外は
致命的なトラブルもなく
今回の整備で当分、快適に使っていただけそうです。
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