日別アーカイブ: 2021年5月17日

ペンタックスSVのカメラ修理

今日は「お茶漬けの日」だそうですよ
最近は糖質制限であまりお米を食べないようにしているのですが
本来、お米大好きなので
最後の〆はお茶漬けなんてパターンは多いですねぇ
中学生とか高校生の一番よく食べてた時期は
おかずが足らなくなってでもまだ食べたい!ってときに
お茶漬け・味噌汁汁かけご飯・卵かけごはんの
どれかで〆てお腹いっぱい!ってことが多かったですねぇ
永谷園とかのお茶漬けの元を使うのも美味しいですが
シンプルに普通の緑茶をかけるだけが意外と捨てがたいのです
お供に広島菜なんてあるともう無敵です!
それだけで1合半はお米食べられそうです。(今は無理かな(笑))
夏は冷たい麦茶をかけることも多かったなぁ
これもお供に広島菜か野沢菜があれば文句ナシです。
久しぶりにお米お腹いっぱい食べたくなってきました(←ダメなのですが)
私はどちらかというと血糖値の方がヤバいのですが
今日は「高血圧の日」でもあるのですね。これまたイヤな記念日ですね(笑
私も毎朝、体温、血糖値と血圧を測るのはもうすっかり日課ですが
おかげさまで血圧は割と問題ないかな。。。
(対高血圧の薬は飲んでいますが)
イヤですねぇ…毎朝、体調の心配をしなくてはいけないなんて…
まぁこればかりはしかたないか…(苦笑)

さてさて

本日は「ペンタックスSV」のカメラ修理を行っています。
このカメラもSP以前のM42ねじ込みマントの
ペンタックスを代表するカメラですよね
相当数売れたカメラで現存数もかなり多いと思います。
前モデルの「S3+スーパータクマー」で「完全自動絞り」を実現し
「SV」ではセルフタイマーと自動復元式のフィルムカウンターを装備しました
TTL露出計の実装は次のSPまで待たなくてはいけませんが
一応、一通りの近代一眼レフの装備は一通り揃ったカメラと言えると思います。
当時の露出計の元々の精度云々を考えると
装備されないほうが潔いと思われる方も多いと思われます。
私も個人的にはそう思います。
ただ、SVまでのM42マウントのペンタックス機は
シャッター幕がどうしよもなく劣化したものも多いのです。
酷いものになると幕同士でくっついてしまったり
破れてしまったり穴が開いてしまったり
ゴム引きのゴム部分の劣化が主な原因ですが
そこまでではなくても硬化が始まっていて
まともに走行しないシャッターのSVやS3、S2なんて本当によく見かけます。

今回お預かりのSVはシャッター幕に若干の硬化、劣化は見受けられますが
運よくまだ何とか当分は問題なさそうなレベルです。
ただし、それでもシャッターはまともに走らず
後幕の走行がキレイに完了しないため
ミラーダウンレバーが作動できずミラーアップしたままの
状態になってしまいます。
古い横走りシャッター機の定番の症状ですね。
当然、後幕がそんな走行状態ですから
シャッタスピードの精度も出てるわけもなく
1/1000に設定しても1/250も出ていないような状態です。
巻上やスローガバナー等々も含めて
駆動する部分の動きが全て動きが悪い状態です。
作られて50年以上経過しているカメラなので
当然といえば当然です。
とにかく分解して動作部分を徹底的に洗浄・清掃し
必要な部部分には最小限の注油を行います。

保管状況自体は悪くない環境だったのだと思われます。
というのも装着されていた55mmレンズにはカビもなく
ファインダー内も目に見えて大きなカビはなかったのです
それでもさすがに動かさずに
かなり長い間仕舞い込まれていたようなので
動作部分の固着や油切れはしかたないですね
それでもこの保存環境だったから
シャッター幕への悪影響は少なかったのだろうなぁ…と予想されます。
画像は分解途中で撮ったものですが
この亜sと、一通りの整備を行って再組立てしていきます。
やはり元々の状態は良いようで
その段階である程度のシャッタスピード等の精度は安定して出ています。
さすがにそのままでは少し問題ありそうなので
あとは微調整で通常の撮影に問題レベルにまとめていきます。
SVまでのペンタックス機はSP以降のものに比べても
何とも言えないレトロなデザインがステキですね
動きの良くなったSVでご依頼者様には
是非撮影をお楽しみいただければと思います。

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