今日は「アジフライの日」らしいですよ。
アジは漢字で「鯵」(魚へんに参)と書くので3月を表し
21を「フ(2)ライ(1)」と読む語呂合わせから
21日として3月21日を記念日と制定したそうです。
アジフライ…食卓の定番で身近な存在ですが
本当に「飽きの来ない美味しさ」がたまらないですよねぇ
ご飯との相性も抜群です!
明治以降に西洋料理をベースに日本独自に
発達したいわゆる「洋食」ですが
もはや「和食」と呼んでも違和感ないほど
家庭の味となっているメニューだと思います。
酒の肴としてもいけますよねぇ…
自分でいろいろ工夫しながら調理するのが
楽しくて美味しいのは間違いないですが
スーパーとかでの出来合いの総菜でも
めちゃくちゃ美味しいのですよねぇ…
今夜、帰りにスーパーで見かけたら買って帰ります!(笑
さてさて
本日は「ミノルタハイマチック7S」のカメラ修理を行っています。
ハイマチックの「7s」までの流れを簡単にまとめてみると
初代の「ハイマチック」はセレン光電池を使用した
露出計と連動するプログラムオート専用機でした。
(搭載レンズは45mmF2)
それが2代目の「7」で内部機構も大きく変更され
マニュアル露出も可能となり
露出計もCdS使用となりレンズも45mmF1.8へと
さらに大口径となりました。
初代とは大きく異なりますが
初期の「ハイマチック」といえば
この「7」をイメージすることが多いかとも思います。
そして「7」をベースにフラッシュマチックやフィルムインジケーターが
追加されたのが「9」で
「9」からフラッシュマチックを省略したものが
今回の「7s」となります。
発売は1963年です。
初期のハイマチックと言うことでこの時代らしい
少し大柄なボディにさらに大口径なレンズを搭載する
レンジファインダー機です。
プログラムオートの便利さも備えながら
マニュアル露出でオートでは難しいシチュエーションでも対応できる
一通り何でもできるカメラに仕立て上げられています。
お預かりしている「7s」はシャッターが開いたまま固着しています。
シャッター羽根は少しだけ端が覗いているような状態で
閉まろうとはしているのですが汚れ等の粘りに負けて
固着してしまっているような状態です。
絞りはマニュアル絞りには何とか対応して動作しますが
こちらも粘っているのでより小さな力で絞り羽根を動かす
オート時にはまともに動かないと予想されます。
レンズは比較的キレイですがそれでもカビがそれなりにあり
ファインダーはかなり曇ってしまっています。
電池は抜いて保管されていたようで電池室は
それなりにキレイで電池を入れると精度はともかくも
露出計は何とか動作します。
シャッターユニットを中心に一通りの整備が必要な状態です。
キヤノネットあたりの修理の時にも書きましたが
60年代のレンズ固定レンジファインダー機は
まだ小型化の波が押し寄せる前で
「大きくて重いほうが高級感がある」とも思われていた時代なので
このハイマチックもボディサイズに余裕があり
整備性は非常に良好です。
いわゆる指針挟み込み式のオート制御ですが
連動部も非常にしっかり造りこまれており
連動する動きを確認していても惚れ惚れしてしまいますね。
それでもさすがにシャッター羽根以外にも古い油脂や
積年の汚れで動きの悪い部分があちこちにみられるので
しっかり整備を行っていきます。
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