キヤノンA-1のカメラ修理

今日は「マリモ記念日」だそうですよ。
小学生の頃、ペットショップかどこかで買ってもらった
マリモを小さな瓶みたいな容器の中で育ててましたね。。。
玄関先において毎日眺めていたのですが
何年経っても全然大きくならないのですよ(苦笑)
すごく少しずつしか大きくならないのは知っていたのですが。。。

さてさて

本日は「キヤノンA-1」のカメラ修理を行っています。
カメラロボットと呼ばれた5モードAEを持つ
当時最先端のカメラでした。
今ではそんな難解とは思えない操作系ですが
当時は議論を巻き起こしていましたね。
それにしてもこの頃のキヤノンは
本当にカメラのデザインが優れていると思います。
今見てもとてもカッコ良いカメラだと思います。

今回、お預かりしているA-1は
Aシリーズでは定番のシャッター鳴きが発生しています。
単に音だけの問題ではなく
ミラーもゆっくりとしか上がっていきません。
ミラーボックス周りの油切れが原因ですが
現状ではレリーズのレスポンスが明らかに遅いと感じられるほど
ミラーの動きが悪いのでこのままでは快適に使えません。
油切れはそこだけではなく
マウント側から見て右側にある、オート時の絞り制御レバーも
非常にゆっくりとしか動けない状況です。
ここの動きが悪いとオート時の露出が全く安定しません。
さらにシャッター周りも動きが悪く
1/1000は半分しか開いていない状況です。
加えて露出計・オート共に1.5段オーバーになっています。
これは調整で対応いたします。

A-1は電子制御部分の非常に多いカメラです。
電子部品に異常があると修理できない可能性もございます。
(常にEEEE(エラー表示)がでてしまう状況等々)
しかしながら今回のように
機械的トラブルで不調に陥っている個体も多いカメラです。
機械的なトラブルであれば
修理・メンテナンスは可能な場合が多いと思われます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。