今日は二十四節気でいうところの「処暑」ですね。
暑さが峠を越して後退し始める頃、ということですが
まだまだ天気さえ良ければ暑いですよね。。。
昨日の休みは日帰り強行スケジュールで
中央アルプスの「千畳敷カール」に行ってきました。
ロープウェイで簡単にいけるところなので
山登りでも何でもないですが標高2600mの高山の
空気が気軽に楽しめるところです。
天気はガスが出て全くダメでしたが気温は15度!
涼しいどころか寒いくらいでした。。。
さてさて
本日は「ローライ35」のカメラ修理を行っています。
とにもかくにも小型化にこだわって作られたカメラですね。
現在でもその文句のつけようのないデザインもあいまって
非常に人気の高いモデルです。
搭載レンズやボディ形状により
いくつかのモデルが存在しますが
今回お預かりしているのは
いわゆる無印の「ローライ35」です。
搭載レンズはテッサー40mmF3.5です。
ご依頼者様のご指摘事項としては
フィルムカウンターが途中で止まってしまう
裏蓋が締まらないことがある
レリーズボタンがひっかかることがある。。。等々です。
デビューから50年が経過しており
部品の磨耗も進んでいるようで
そのあたりが原因とも考えられます。
今回ご指摘いただいている現象のほとんどが
部品の磨耗、変形によるものでした。
長い時間使い続けられているとある程度はしかたないものですね。
ただ、整備させていただければ
ある程度、対処させていただけるものと思います。
何度見ても惚れ惚れするカメラではありますね!
これを持って街撮りなんかしていると確かにオシャレです。
個人的には目測カメラは苦手な領域ですが
これは1台持っておきたいカメラですね
動きの悪い部分やご指摘いただいている部分も含めて
露出計調整、レンズ清掃、シャッターユニット整備等々
各部点検整備一式を行いました。
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