ニコマートELのカメラ修理

今日は「日刊新聞創刊の日」だそうですよ。
東京日日新聞(現在の毎日新聞)が創刊した日(明治5年)とのことですが
日本初の日刊新聞は「横浜毎日新聞」(明治3年)だそうです。
現存する新聞社としては最古のもので
「東京で初の日刊紙」ということもあるようですね。
私、一人暮らし始めてもうすぐ30年になるのですが。。。
一度も定期的に新聞取ったことないのです(汗)
実家にいる頃はよく読んでたのだけどなぁ。。。
一人暮らし始めた頃によく勧誘が来てたけど
怪しげな人ばかりで頼む気にならなかったのですよねぇ
で、そのまま何となく現在に至る。。。という感じです(^^;)

さてさて

本日は「ニコマートEL」のカメラ修理を行っています。
ニコン初の絞り優先AE機であり初の電子制御シャッター機でもあります。
(ニコン初のAE機は先日紹介したニコレックスオート35(SS優先AE))
発売は1965年です。
初期の電子制御機ということもあり少々気難しい点がありますが
基本的にはニコンらしい丈夫なカメラです。
電池がないときには常時機械制御の1/90でシャッターが切れるようになっています。
電子制御ということもあり大容量の6V銀電池(現在では4SR44)を
使用しますが、電池ボックスがなんとミラーボックスの中にあります。
知らなければここに電池室があるというのは
まずわからないのではないかと思います。
まぁ説明書を見ていただければ最初のほうにしっかり書いてあるのですが。。。

今回、お預かりしているニコマートELですが
まず裏蓋が開きません。
正確にいうと開かないわけではないのですが
非常に開けにくい状態です。
巻き戻しクランクを出して引くとロックは外れるのですが
蓋が何かに引っかかって開かないような状態です。
他、各部点検整備一式のご依頼です。
テスターにかけてみるとオートが随分アンダー目なようです。
シャッタースピードも不安定です。

※レンズは当店のテスト用レンズです。

ブラック塗装の外観は素晴らしくキレイな状態です。
ニコン機にしては珍しい台形のペンタ部が
何ともカッコ良いですね。

これから本格的に分解整備に取り掛かります。

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