キヤノネットQL19のカメラ修理

さて今日から日本シリーズが始まりますね。
去年の今頃はまだCS敗退の余波を引きずっていましたねぇ
一昨年は幸先よかったのに
非常に悔しい思いをしましたねぇ。。。
さぁ、今年こそ!期待しています。
前回カープが日本一になったのは
1984年、阪急ブレーブスとの対戦でした。
よく覚えてますよ、山根投手が大活躍しましたね。
ホークスは非常に手強い難敵だと思いますが
何とかがんばってもらいたいものです!

さてさて

本日は「キヤノネットQL19」のカメラ修理を行っています。
社会現象になるほどに売れまくり
海外からはダンピングではないかと疑われたほどの
初代キヤノネットに続く2代目モデルです。
露出計はセレンからCdSを使うものに変更され
底部にあった巻上レバーは一般的な上カバー部に移動されました。
「QL19」の「QL」とはQuick Loadingの略ですが
フィルム装填時に先端をスプールに差し込む必要がなく
装填も簡単になりました。
余談ですが今も昔も装填ミスっていうのは
フィルムカメラならではのトラブルです。
1枚目を出すための空写し時に巻き戻し側クランクが
ちゃんと連動しているかどうかは毎回確認するクセをつけましょう。。。

話をキャノネットに戻しますが
初代から正常進化した2代目といった感じです。
今回、お預かりしているキヤノネットQL19は
シャッターは粘りが少々あるものの何とか動作しているのですが
オート時、マニュアル時ともに絞りが全く動きません。
どうやら汚れか油で固着しているようです。
加えて電池室の蓋が固着していてびくとも動きません。
おそらく中に腐食した電池も入っていそうです。

1時間ちかくかかってやっと外すことができました。。。
中は緑青がびっしり付いています。
この電池室の様子では裏端子や配線も全滅かと思われます。
2代目キャノネットは水銀電池MR-9を使うタイプと
今回のようにMR-50(H-P)を使うタイプのものがあります。

とりあえず懸念材料だった電池室蓋が開いたので
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。

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