オリンパスM-1のカメラ修理

今日は9月27日。。。
特にこれといった記念日はないようですが
毎月27日ってお店の家賃やらプロバイダ料金とか
いろいろなものが口座から引き落とされて
「あぁ。。。月末が近いなぁ。。。」って痛感する日ですね(笑)
本当はこういうのは末日にまとめて支払うほうが
こちらとしては楽だと思うことも多いのですが
(電話代とか末日に引き落とされるものもある)
末日だと週末に重なると
翌月月初に引き落とされてしまうのですねぇ。。。
それはちょっと集計上、あまり気持ちよくない。。。
私は週末は普通に稼働日なので
土日祝関係なく月末引き落としが良いのですが
そうはいかないですよねぇ(笑)
まぁ、何にしてもお金がごっそり引き落とされるのは
仕方がないとは言え気分のよいものではないです(笑)

さてさて

本日は「オリンパスM-1」のカメラ修理を行っております。
毎回、書いているのでM-1とOM-1の関係については
割愛しますが要は最初期のOM-1ですね。
OM-1は作られた期間も長いこともあり
細かく見てみると内部部品も含め数多くの変更がされており
私のような場合によっては中古の部品を使用して
修理を行う場合には注意が必要です。
OM-1に限らないのですが
ざっくりと製造番号の上二桁が同一でなければ
細かい部品の互換性はないと考えるほうが無難。。。だと思っています。
M-1&初期OM-1は内部も含めて
それ以降のOM-1と比べると特徴がいくつかあって
フィルム室の4本スタッドだとか
フィルム圧版が短いだとか
接眼レンズの枠の深さが浅いだとか
巻上レバーの穴部分の構造が違うとか
プリズム留めが4本バネだとか
電池室からの配線がSWに直接ではなく
メーター脇の端子台経由だとか
細かく見ていくとそれなりに違いがあるものです。
まぁ基本的な構造は全く同じなのですが。。。
それよりも困るのはM-1&初期OM-1は
メーターや基板、プリズム、接眼レンズが載っている
樹脂製の台座部分が経年劣化で相当脆くなっているものが多いということです。
うっかりラフにネジを締めようものなら
簡単にグズッと割れてしまいます。

お預かりしているM-1は一応シャッターは動いていますが。。。
まずは高速シャッターが完全に開きません。
1/1000は2/3が開かず
1/500と1/250も半分くらいしか開きません。
先幕の動きが非常に悪く後幕に追いつかれて閉じてしまう状態です。
スローシャッターはガバナとの連携部が固着しているようで
1/60より遅いシャッタースピードは全て1/60で切れてしまいます。
何回も切っているとたまにスローガバナーが動作する。。。という程度です。
電池室は蓋部分が緑青で完全に固着しており
開けることすらできません。当然露出計も動きません。

シャッターの問題いろいろは
根気よく清掃すれば復活すると思われます。
電池室の蓋は何とかこじ開けましたが
蓋自体はもう使い物になりそうにないので中古品と交換します。
中にはグズグズの電池があるかと思いきや
電池室は空でした。底カバー開けて電池だけ出していたのかと思われます。
おかげでマイナス側端子は腐食が全くなく
電池室~端子台~SW部への配線は無事でした。
SW部の導通も良好です。
でも、露出計は何故か動きません。。。
メーターから出ている青リードとアースに直接電気を流してもメーターは動かず。。。
「あぁ~メーター本体交換か。。。」と思っていると
一瞬だけメーターの針がめいっぱい振れました
「あれ?」と思って再現しようとしてもそれ以降は一切動かず。。。
メーターを取り外してメーター裏の青リードの接続部に
直接電気を流すとやっと針が振れました。
まぁ、メーター本体が無事でよかった。。。
実はメーター本体を取り外すとその後の設定がなかなか大変です。
これからシャッター周りの整備の後で根気よく各部を調整していきます。

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