キヤノンA-1のカメラ修理

今日は「エベレスト登頂記念日」です。
1953年5月29日、ニュージーランドのエドモンド・ヒラリーと
シェルパ族のテンジン・ノルゲイが世界初登頂を成し遂げました。
私も多少、山には登りますが
さすがに標高8000mの世界なんて具体的にイメージがわきません。。。
でも日本アルプスの主な山は全部登ってみたいですね~
まだ数えるほどしか登っていませんが。。。(苦笑)

さてさて

今日は「キヤノンA-1」のカメラ修理を行っています。
いわゆるキヤノンAシリーズの最高峰で
「5モードAE」を搭載し「カメラロボット」と呼ばれるほど
一気に電子化を進めた、
カメラ史上でターニングポイントとなったカメラだと思います。

今回、お預かりしてる個体は
いわゆる「家から出てきたカメラ」ということで
かなり長期間放置されていたものと思われます。
A-1はファインダー内表示が故障してしまうと
修理不能の可能性がかなり高いカメラですが
今回は何とか大丈夫そうです。
しかしながら、その露出を示すファインダー表示は
各オートで3段ほどオーバーしてしまっています。
他、Aシリーズ定番のシャッター鳴き、巻き上げ鳴き
電源も少々不安定なようです。

IMG_7986

このあたりのカメラになると
基盤だらけになってきますね。
機械制御オンリーのカメラとは整備方法もかなり変わってきます。
まずはプリズムを覆うフレキをある程度外すところから始めます。
そこからプリズムを降ろしミラーボックスを外して
各部点検整備を行っていきます。

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