今日は「リクエストの日」そうですよ
「なーみだーのぉ~リークエ~スト~♪」って
チェッカーズがはるか昔に歌っていたヤツですね(笑
1936(昭和11)年のこの日に
ベルリンのドイツ放送で
世界初のラジオのリクエスト番組が始まったとされることが由来となっています。
私は世代的にラジオの電リク番組とか
ハガキでのリクエストとかもリアルで体験していますし
(さすがに電リクはかけたことはありませんが)
有線のリクエストとかもあったので
「リクエスト」っていう言葉自体は非常に馴染み深いのですが
おそらく今の人にはわからないですよねぇ
メールやラインで視聴者参加型の番組はあるとは思いますが
歌や曲のリクエストは今や少ないですよね?
ラジオではまだあるのかな???
小学生のころ「ザ・ベストテン」は欠かさず毎週見ていましたが
あの番組に集まるハガキリクエストは
(ランキングにかなり大きなウェイトを占める)
すごかったなぁ…
トシちゃんの曲がトップのことが多かったなぁ(笑)
いけんいけん、どうもこういう昭和を彷彿とさせる
キーワードが絡むと昔のことばかり思い出してしまう(苦笑)
さてさて
本日は「ミノルタXD」のカメラ修理を行っています。
1977年発売の世界初両優先AE搭載カメラです
(絞り優先AE、SS優先AE)
さらにSS優先AEモードの場合、設定したシャッター速度で
適正出が得られないときは自動的にシャッター速度を変更し
適正露出を得られるというサイバネーション・システムという機構が
装備されていてプログラムAE的に使うことも可能です。
当時の最新の電子技術を駆使したカメラですね
しかしながら今となってはそういう電子制御機能よりも
端正なデザインや基本的な機能の使い心地が非常に良い部分が
評価されているカメラかと思われます。
電子制御技術を言い始めると
この後にいくらでも進んだものがでてきますものね…
個人的には何といってもアキュートマットスクリーンを採用した
非常に明るくキレの良いファインダーと
上質な巻上感触、上品なシャッター音で
1枚1枚の撮影が楽しめる部分が魅力的だと思います。
逆に短所はその電子制御故の電気的トラブルの多さでしょうか…
現行のモデルの頃からトラブルが多いことで結構有名で
現在生き残っているものは対策されているものも多いとは思われますが
やはり修理不可能な電気トラブルを抱えた個体も多いです。
加えてもともとサイーバーネーションシステムの関連もあって
シャッターレスポンスはあまり良くないカメラですが
ミラー駆動部のトラブルで明らかに撮影が支障が出るほどの
シャッターレスポンスの悪い個体がそれなりに存在します。
これは修理・整備で直すことがある程度は可能です。
お預かりしているXDは前期モデルで
かなり長い間使われずに仕舞い込まれていた様子です。
ボディ外装の汚れもかなりひどいですが
各接点の接触不良も酷く
電源がかなり不安定です。
上手く電源供給されているときも
正常に動いているときもあれば
露出計が完全に上(アンダーに)振り切ってしまうことも多々あり
感度ダイヤル下の摺動抵抗の接触不良もあると思われます。
さらに各部のカビも酷くファインダー内にも
接眼レンズ、プリズム面にかなりのカビが見受けられます。
装着されているMDロッコール50mmF1.4レンズにも
盛大にカビが発生しています。
ただ、持病ともいえるシャッタレスポンスの不具合はないようで
メカニカル(B/O)で動作させると
かなり軽快にシャッターは切れていて
機械的動作部分にはさほど問題はないようです。
まだ現状を確認したのみでこれから分解整備に取り掛かります。
とにかく各部接点やレンズ面、ガラス面を
徹底的に清掃することでかなり本調子に戻るとは思われます。
その上で電気的・機械的調整を行っていきます。
今回のXDに限っての話ではないですが
一見ボディがキレイな個体でも
接眼レンズに汚れていたりカビが生えているカメラは
意外と多いです。
ファインダーを覗いていると意外と気づきませんが
レンズを明るいところに向けて
少し接眼レンズを離してみると意外と汚れていることに気づくと思います。
裸眼を近づける部分なので
できるだけ清潔な状態のものを使いたいものですね!
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