11月は語呂合わせで毎日のように
「いい〇〇の日」というのが連日制定されているのでが
今日も「いいりんごの日」、「いい酵母の日」
「いいたまごの日」などが制定されています。
そんな中に「いい男の日」なんてのがありますね。
資生堂さんが制定している記念日ですね。
いきいきと素敵に生きるすべての男性を応援する日だそうです。
いや~結局、一般的に言う「いい男」とは
無縁の人生だったなぁ(笑
たいしたモテ期を迎えることもなく
この歳になってしまいました
うん、どう考えても自業自得なのですが…(笑
もはやそういう意味ではゲームオーバーですねぇ
さすがに今更そんなにモテてもしかたがないですし
これからは社会に迷惑をかけないように
私自身が楽しく毎日を過ごせればヨシということになりますね!
これもどこまで求めるかによって
ハードルの高さが全然違ってくるのですが…(苦笑)
まぁこうやって毎日なんだかんだ仕事があって
生活ができているのですからよいのですが
もう少し五体満足に身体がいうことを聞いてくれればなぁ…とは思いますねぇ
そう言っていても始まらないので
まぁ1日1日がんばっていきます!
さてさて
本日は「オリンパスペンS」のカメラ修理を行っています。
一番最初の「オリンパスペン」が発売された
翌年1960年に追加されたのが
通常のペンの高級モデルにあたる
今回の「ペンS」です。
最初のペンは「低価格で高性能」という目標を持ちつつも
販売価格6000円(これは当時のカメラの価格としては相当にお安い)を
目指して作られ6000円は無理だったものの
それでも相当にお安い6800円で発売されました。
相当にコストを意識した部分もあったので
機能的に簡素化された部分もあったのだと思われます。
ペンSはそのあたりの部分をある意味開放したモデルのような気がします。
まずシャッターは同じコパル製でも
2枚羽根から5枚羽根に変更され
シャッタースピードも1/25-1/200の4速から
1/8-1/250の6速にグレードアップされています。
レンズもDズイコー3cmF2.8に変更されています。
(後の1965年に2.8cmF3.5も追加されます)
シンプルで高性能なカメラなので
今でも非常に根強い人気があるカメラです。
お預かりしているペンSは
1965年に追加された2.8cmF3.5レンズを搭載するモデルです。
裏蓋底部のモルトの状態から判断すると
以前に何かしら手の入ったことがある個体だと思われます。
ただし、それも随分昔のことだと思われ
ファインダーやレンズには多少カビが発生しており
シャッター羽根には若干の粘りがあるようです。
ご依頼者様からは「振るとカラカラ音がする」とご指摘をいただいていて
確かにボディを振ってみると
少しカラカラ音がしているのですね。
最初はチャージ部の部品の遊びが少し大きくて
音がしているのかな…と思ったのですが
何度か音を確認しているとどうもそうではないようです。
画像ではもう取り除いた後なのですが
巻上部のそばでネジが1本転がっていて
それがカラカラ音を出していたようです。
ペンEE系だと勝手にネジが緩んで外れて
内部で悪さをするというのはたまにあるのですが
ペンSではちょっと考えにくいですね。
それにこの転がっていたネジはどうやら
上カバーを留めているアクセサリーシュー下の
少し大きなネジです。
そこには普通に同じネジがちゃんと締まっていたので
前回の分解時に内部に入り込んで紛失したまま
別のネジで上カバーを閉じてしまったのだと思われます。
他にもネジがない部分がないか
入念にチェックする必要がございますが
何にしろこの大きなネジが巻上部等に噛みこんで
大きなトラブルを起こすまでに至っていなくて何よりです。
正直なところ私もごくたまに
内部にネジを落としてしまうことがありますが
その場合には見つかるまでどこまでも分解して
徹底的に探してそのネジを救出します。
そうしないと奥のややこしいところに入り込み
とんでもないトラブルを起こす可能性が高いからです。
妙なところに噛みこんだまま動かしてしまうと
最悪の場合、部品破損修理不可になる場合もあり得ます。
ちょっとしたことが大きなトラブルを呼び込むことがあるので
作業にはやはり慎重さと丁寧さが必要ですね
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