今日は「ホットサンドを楽しむ日」なのだそうです。
もともと3月13日が1が3で挟まれている
(サンド1=サンドイッチ)ということで
「サンドイッチデー」とされており
それにサンドイッチを焼く音「ジュウ(10)」を足して
3月23日を「ホットサンドを楽しむ日」となっているようです。
よく考え付きますね(笑)
理由はともあれ普通のサンドイッチでさえとっても美味しいのに
それをt\焼いた「ホットサンド」が美味しくないわけがないですよねぇ
焼くことで加わった香ばしさもいいですし
やはり温かい食べ物はそれだけで美味しさアップです。
さらに普通のサンドイッチよりホットサンド向けの
加熱して調理するご在もいろいろ考えられていて
どれも美味しそうですよねぇ
市販のホットサンドメーカーさえあれば
それ用の簡単にできる具材も売っているし
簡単に自宅でもできるのですよねぇ…
イメージすればするほど美味しそうですね。
とりあえずホッツァンドメーカー買おうかな…(笑
さてさて
本日は「ミノルタXE」のカメラ修理を行っています。
1974年発売のカメラです。
前年にミノルタXシリーズの第一号機となる最高級機「Xー1」が
発売されそれに続く中級機といった位置づけですが
X-1とは全く違った性格を持つカメラであり
単なる普及機ではありません。
ライツ・コパル・ミノルタの3社で共同開発した
「ライツコパルシャッター」を搭載し
その構造上、巻上を非常に滑らかにすることが可能となり
他のカメラでは味わえない使い心地の良さを実現しています。
個人的には巻上に関しては 縦走りではこのXEが最高で
横走りならニコンF3だと思っています。
アキュートマット登場以前の機種なので
ファインダーの明るさはそこそこですが
ピントの山の掴みやすいスクリーンを搭載し
シャッター音も歯切れよい上に上品な音質です。
カタログスペック上ではそれほど目新しいものはなかったのですが
この時代にはめずらしくスペックに表れる部分より
「使い心地」をアピールしたモデルです。
初期の電子制御機なのでンボディは大柄で重いですし
正直言ってトラブルもそれなりに多いカメラです。
それでも使っているとその気持ちよさが何とも魅力的な1台です。
XEのトラブルはもはやどうにもできない持病である
プリズム腐食に始まり、シャッターや露出計等々
いろいろ弱点も多いのですが
今回お預かりのXEはその中でも代表的な
「電子制御シャッターで全てミラーアップ」となるという症状を抱えています。
機械制御の「X」や「B」では普通に動作しています。
シャッター自体は一応動作しますが
一定速でしかも全く開いてはいません。
要は電地が入っていないときと同じ状態です。
でも電源が入っていないわけではなく
BCは点灯しますし、露出計も動作しています。
これの原因は何通りかあるのですが
割合は少ないですが電子基板内部が問題の場合もあり
修理不能な場合もたまにあります。
他の原因は接点の接触不良だったり
ハンダ付けの劣化にしよる接触不良等が考えられます。
ミラーアップの原因をこれから探っていくわけですが
その前にプリズムを降ろしておきます。
(あとでファインダー清掃もありますし…)
ここがある意味、最大の難関です。
プリズム腐食が定番であることは先程もチラリと書きましたが
プリズム前面に貼られているモルトはまず間違いなく
加水分解でボロボロで
プリズムを降ろす際にプリズムの蒸着も
一気に剥がれてしまうことがあるのです。
このXEはファインダーで見る限りはプリズム腐食はなかったのですが
たまたま蒸着がかろうじて剥がれていないだけ…という可能性もあり
降ろすときには細心の注意を払います。
結果から言うとやはりモルトはボロボロで
プリズムの塗装面もかなり侵食しており
このままあと数年放置していれば
プリズムの蒸着も剥がれていたと思われます。
今回はかろうじてセーフです…
これ以上侵食が進まないように処置も行っておきます
肝心のシャッタートラブルはミラー周りの接点の
接触不良が原因だったようです。
こちらも基板内には問題はないようで何とか修理できそうです。
XEは実際に分解してみないとわからない部分も多くあり
なかなか修理・整備に苦労するカメラです。
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