ニコンFEのカメラ修理

今日、朝ご飯を食べながら
「3月15日か。。。最後(3・15)の日だなぁ。。。」なんて
考えていましたが
さすがにそんな縁起の悪そうな語呂合わせの記念日はなく(笑
今日は「靴の記念日」だそうです。
足元って意外と目立ちますし
街中でも意外と人の靴って見てしまいますよねぇ
サラリーマン時代はかなり気を使っていましたが
革靴をほとんど履かなくなってからは
割と無頓着になってしまいました(苦笑)
普段は家と仕事場の往復だと
スニーカーかサンダル履きが主ですし…
それでも昨年、高校生の頃にめっちゃ流行っていた
リーガルのサドルシューズを買ったのですが
あまりにピカピカでもったいなくって
あまり履いていないのですよねぇ…
慣らして馴染ませないといけないのですが…
でも今は履くことも少ないですが
登山靴やらライディングシューズやら
それなりにこだわったいい靴はいろいろ保管してあるのですよねぇ
幼児なくてもたまには履かないと痛んじゃいますね…
でも靴は機能的にも見た目的にも大事なアイテムです。
お気に入りのいいものを数足は持っておきたいですね!

さてさて

本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
ニコマートEL系を源流とする
電子制御の中級機です。
前身のニコマートELと比べると
ボディサイズもコンパクトになり非常に洗練されたイメージです。
発売開始は1978年です。
電子制御シャッター機の場合、
電池がないとシャッターが全く動作しないカメラも多い中、
FEはここもニコンらしく1/90とBに関しては機械動作で
電源のない状態でシャッターを切ることが可能です。
個人的に昔、夜景撮影等にはまったことがあって
そういう場合に「B」が機械制御で電池を消耗しないのは
大きいのですよね。
夜間撮影で季節によってはかなり気温が低い場合もあるので
電池を消費するものだとあっという間に電池がなくなってしまうのです。
FEはそうしうエマージェンシー的な部分だけではなく
非常に使いやすい露出計表示もあって
絞り優先オート時に使いやすいのはもちろん
マニュアル露出時にも非常に露出のコントロールがしやすいカメラです。
加えて電子制御器とはいえ電子部品のトラブルは
かなり少ないほうです。
機械制御だからといって部品の手に入らない現代では
修理不可能になる場合も多いので
耐久性を含めてもFEはかなり優れていると思います。

お預かりしているFEも一通りは動作しており
電気関係のトラブルの心配はなさそうです。
ただ長い間未整備であることは間違いなく
各部のモルトは劣化していて
内部モルトも含めて早めの交換が必要と思われます。
シャッター羽根にも汚れの付着等で
少々動きが悪く高速シャッターの精度は少々不安定です。
加えてオート制御が全体的にかなりアンダー目です。
巻上にも油切れの兆候が見られます。
撮影に致命的なトラブルが発生しているわけではなく
このままでも全く使えないわけではないのですが
快適に間違いなく使うためには整備の必要な状況です。

FEの整備依頼は一時期ほど多くはないのですが
それでもかなり頻繁に依頼のあるカメラです。
さすがに様々なトラブルに直面したことと
それに伴い資料やデータも貯めこんでいるので
比較的対処の行いやすいカメラではあります。
それでもやはり電子制御機なので
修理不可能な場合は起こります。
もちろん今回はそんな心配はありませんが…
まだ取り掛かったばかりですが
抑えるべきポイントはわかっているので
そのあたりを中心に入念に分解整備を行っていきます。

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