キヤノンデミのカメラ修理

今日は二十四節気でいう「立秋」ですね。
今日から秋。。。というよりも今日が暑さのピークで
明日からは少しずつ秋に向かっていく、ということらしいのですが
そういう意味では今日は「立秋」にふさわしい暑さのピークのようが気がします。
明日から少しずつでも涼しくなればいいですね。
立秋と言うことで「暑中見舞い」は今日までで
明日からは「残暑見舞い」になります。

さてさて

今日は「キヤノンデミ」のカメラ修理を行っています。
ハーフ判コンパクトといえば「オリンパスペン」があまりにも有名ですが
このキヤノンデミもなかなか魅力的なカメラです。
きちんと巻上げレバーが装備されていて
その巻上げ感触が軽くスムーズでとても気持ちよいカメラです。
セレン光電池が使われた上カバー部の露出計の針を見ながら
レンズ部分のダイヤルを回すことで露出を合わせていきます。
ピントは目測式です。

今回の個体はボディがアルミ製のいわゆる「デミⅡ型」です。
露出を合わせるための要となる露出計が動作してはいるのですが
針の振りがずいぶん足りないようです。
セレンの劣化が疑われます。
このデミは前カバーと裏蓋で本体を挟み込むような
「モナカ構造」になってい裏蓋側には
広範囲にモルトを敷き詰めてフィルム室の遮光を行っています。
今回も長く保管されていた個体らしくモルトは全滅です。
腐食したモルトが長くそのままにされていると
ボディ本体側の塗装まで傷めてしまいます。
今回もボディ側塗装にかなりのダメージが見受けられます。

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レンズにも汚れ・カビが見受けられますので清掃を行います。
シャッターは動作はしているのですが
今後のトラブルの予防の意味でシャッター羽根清掃
シャッターユニット点検整備を行います。
他、各部点検整備一式を行い不安なく写真が撮れる状態にしていきます。

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