ペンタックスSPのカメラ修理

今日は「焼肉開きの日」らしいですよ。
焼肉のたれでお馴染みの
エバラ食品工業株式会社が制定しています。
春休みの最初の土曜日となることが多い
3月の第4土曜日に制定されています。
卒園・卒業・入学・新学期・新生活のスタートなど
お祝いの機会が多い春休みに
焼き肉を囲んで新たな門出を祝って欲しいとの
思いが込められているのだそうです。
気の置けない友人や仲間で集まると
焼肉屋さんに行くことが多いですよねぇ
私は年末年始やGW、お盆に
生まれ故郷に帰省することが多いのですが
ここ数年、必ず滞在最後の夜は親友と
焼肉屋に行くことが通例となっています。
しかしながら年々、量が食べられなくなってきているのですが…(苦笑)
焼肉屋と言えば「カルビ」が定番ですが
私も親友もカルビをほとんど頼まなくなっています。
それよりはひれはロースですね!
脂が重いからカルビを避けるのですが
でも不思議なことにいまだにホルモンは大好きで
量は食べられませんが毎回必ず頼みます。
私は全体的にかなり少食になりましたが
親友は昔と変わらず
ガツガツ量も食べるのですよねぇ…すごいなぁ
同い年でもかなり個人差があるのでしょうねぇ…
なんか悔しいですが(笑

さてさて

本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
60年代を代表する一眼レフを何か選べと言われたら
このカメラが選ばれる可能性はかなり高いと思います。
SPよりも高級で高性能な一眼レフも存在しますが
コストパフォーマンスや機能性に優れて
大ヒットしたカメラとなるとやはり「SP」ではないかと思います。
TTL露出計も内蔵し
絞り込み測光で後に主流となる開放測光に比べると
少し使い勝手は悪いですがレンズからの絞り情報伝達が不要なため
ユニバーサルマウントであるM42マウントで対応できています。
ペンタックスのM42レンズ群も十分以上に魅力ですが
それ以外にも世界中のメーカ-から出ている
M42レンズを使用可能というのも大きな魅力です。
シャッターや巻上等の機械的な基本構造は
アサヒペンタックスから少しずつ熟成されてきた技術であり
非常に信頼性の高い造りになっています。
さすがに生産から60年近く経過することもあり
当時から未整備では本来の動きはできませんが
しっかり整備を行えばまだまだ現在でもストレスなく
使用できるカメラでもあります。

お預かりしているSPはやはり長らく使用されずに
しまい込まれていた個体のようです。
シャッターはとりあえず切れますが
シャッター幕の動きは本来の状態ではなく
特に先幕の動きが悪いようです。
そのため最高速1/1000では写真の1/3ほどが
シャッターが閉じてしまって黒く写ってしまう状態のようです。
1/1000以外も高速シャッターも先幕後幕の
バランスが崩れているので精度は出ていません。
低速側もシャッター幕の動きが悪いせいで
ミラーダウンレバーをしっかり作動させることができず
頻繁にミラーアップしたままになってしまう状態です。
セールスポイントのひとつでもある
露出計の状態は…と思って電池室の蓋を開けようとすると
蓋ががっちり固着していて少々のことでは開きません。
力任せに無理すると蓋を破損してしまうので
潤滑油や溶剤を用いて時間をかけて少しずつ緩めていくと
中から当時の水銀電池がゴロンと出てきました。
幸い液漏れはなく電池室の中は比較的キレイなのですが
水銀電池からのガスの影響で電池室からの配線は腐食していて
その腐食がボディ上部の基盤の一部にまで広がっている状態です。
それでも致命的な程のダメージではないので
配線交換と基板接点の磨きを行っていきます。

このカメラも心配されるのはプリズム腐食ですが
今回はそこに関しては何の問題もなさそうです。
露出計回路もありますが構造的にシンプルな
絞り込み測光機ということあり
整備性は非常に良好です。
機械的にはとにかくスムーズに各部が動くように
洗浄清掃注油を行い
露出計回路等の電気的な部分は
充分に電流が導通できるように必要に応じて配線を交換し
劣化したハンダや接点をやり直していきます。
しっかり手を入れれば安心して
撮影に使える状態に復活するカメラです。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。