ミノルチナSのカメラ修理

今日は「成層圏発見の日」らしいですよ。
1902(明治35)年のこの日に
フランスの気象学者テスラン・ド・ボールによって
成層圏が発見されたことに由来しています。
成層圏とは1万m以上の上空で気温が一定していて気象の変化がなく
約50kmの厚さで地球を取り巻いている大気の層のことを意味します。
地球の大気の高度約11kmまでが対流圏と呼ばれていて
その上の高度約11~50kmの範囲が成層圏と呼ばれます。
成層圏は雲がなくいつも快晴であり
ジェット機が飛んでいるのもこの成層圏です。
成層圏までくると空が随分と青黒くなってきます。
旅客機の窓からでも見ることができますね。
私の場合、ずいぶん昔のことで記憶がおぼろげですが…(苦笑)
youtubeとかで検索してみると
風船にカメラをぶら下げて成層圏(高度30km~50km)まで
撮影をしている動画とかがみられます。
徐々に青から黒に変わっていく空は何とも美しく
下には真っ白な雲、そして青白い大気の層が確認できます。
実際に自分の目で見たら息を飲む光景なんでしょうね。

さてさて

本日は「ミノルチナS」のカメラ修理を行っています。
1964年発売のカメラです。
セレン光電池使用の連動露出計を内蔵し
マニュアル露出の距離計連動式カメラです。
レンズは大口径のロッコール40mmF1.8を搭載します。
シャッターはセイコーSLVでB・1s~1/500をカバーします。
マニュアル機として当時のほぼ最高級なスペックな上に
操作性を犠牲にせず非常にコンパクトに作られたカメラです。
そうして見ると魅力満載のカメラなのですが
当時は小型の普及機はオート露出で撮れる手軽なものが
主流となっていて高級マニュアル機は
ある程度大きくてズッシリしたものが
高級感があって良い…という風潮が根強く残っていて
セールス的にはあまり成功したとは言えないカメラとなってしまいました。
出てくる時代が少し早すぎたのでしょうね…
小さくて質感の高いものはものは非常に魅力的だと思うのですが
それが一般市場に反映されるのはもう少し後の時代になってしまいます。
現在の中古市場ではかなり根強い人気のあるカメラです。

お預かりしている「ミノルチナS」は
ご依頼者様のご親戚の自宅で長い間
眠っていたものだそうです。
比較的、保管状況は悪くなく
シャッターは若干の粘りがあるものの
一通り動作はしています。
さすがにレンズにはカビが結構発生しています。
ミノルチナSは後玉のコーティングがカビ等の影響もあって
劣化してるものが多いのですが
このミノルチナも後玉のコーティングは侵食されていて
カビは除去できるもののカビ跡と若干の曇りは残りそうです。
ただ余程の逆光でない限り
ほとんど実写に影響はないレベルにはできそうです。
心配されるセレンは元気に起電していて一安心です。
ただし、これも問題になることが多いのですが
SS/絞りリングに連動する摺動抵抗の状態が悪く
指針が非常に不安定です。
単純に汚れでこういう状況になっている場合と
抵抗体の劣化と剥離でこうなっているものがあって
剥離してしまっているものは残念ながら修理不能です。
この時代の抵抗体は非常にもろく
汚れで不安定な場合も強い溶剤で清掃を行うと
抵抗体がキレイに剥がれ落ちしまい修復不能となります。
行える清掃度合いが非常に微妙なのですが
慎重に清掃を実施してみます。

ボディは小さくまとめられていますが
構造もシンプルなカメラなので
整備性は良好です。
まずはシャッターユニットとその周辺
露出計連動部も含めて慎重かつ入念に
清掃整備を行っていきます。

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ニコマートELのカメラ修理

今日は「楽器の日・邦楽の日・いけばなの日」らしいですよ。
いずれにしてもいわゆる「習い事の日」ですね。
昔から「習い事・芸事は6歳の6月6日から始めると上達する」という
言い伝えがあることにちなんでいるそうです。
それで身を立てるほどに上達するためであれば
幼少期から始めるのが理想ですよね。
でも趣味程度であればいつから始めたって良いかとは思います。
収集系とか観戦・鑑賞系の趣味も非常に良いですが
継続的な練習が必要で上達を実感できる趣味は
また違った意味で何事にも代えがたいですよね。
ただ…壁にばかりぶち当たって頭を抱えることも多いのですが
それも楽しみのひとつってことで…(笑

さてさて

本日は「ニコマートEL」のカメラ修理を行っています。
昨日も「ニコマートEL」の修理でしたが
昨日とは別個体です。たまたま同じモデルが続いただけです。
昨日はブラックの「EL」でしたが
今日はシルバーの「EL」です。
「EL」は現在となっては黒の方がよく見かけるような気もしますが
シルバーとなると見た目の雰囲気が全く変わりますね。
どっちも異なった魅力があって捨てがたいです。
気に入ったカメラで色違いがあれば
両方とも欲しくなる気持ちがよくわかります。

お預かりしている「ニコマートEL」は今回は
まず全く電源が入りません。
「EL」は電池がなかったり電源が何らかの理由で入らないと
機械制御の1/90で全速動作する仕組みになっていますが
1/90は問題なく動作しているようです。
電池室周りの配線劣化かハンダ劣化だとは思われますが
まずは電源が入るようになってならないと
他の動作も確認できません。
ただ、今回も開放F値補正操作(ガチャガチャ)は
動作不良です。絞り環を往復させても
開放F値がセットされません。
意外とここの動作不良多いですね。

画像は取り掛かり始めでこの後、分解を進めて
まずは電源周りの修理を行って
並行して各駆動部の整備清掃を行って仮組を行います。
ここまで来て初めて電子制御系の動作確認を
行えるのですが…露出計がなかなかいうことを聞きません。
示す値が安定しない上に
明るさに対する抵抗変化が少ないですね。
基盤内ではないと思いますがハンダや配線に問題があるのか
CDSがダメなのか…ちょっとここから時間かかりそうです。
直らないことはないとは思いますが
慎重に原因と対策を進めていきます。

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ニコマートELのカメラ修理

今日は「ろうごの日」だそうですよ。
「ろうご」はもちろん「老後」のことで
「ろう(6)ご(5)」(老後)と読む語呂合わせからだそうです。
イヤな記念日ですね(苦笑)
私も既に老後のことをイヤでも意識しないといけない年齢ですが
体力的にも精神的にもやれることが減っていく中
なんとかうまく立ち回るしかないですよねぇ…
それにしても…いつからが「老後」っていうのでしょうね
個人差もかなりありそうです。
老化はとっくに始まっていてかなり自覚していますが…(苦笑)
まぁ、私の老後はそんなに長くないと思うので
働けなくなったら終わりかな…
残りの人生は身体がなんとか動くうちに
できる範囲でやりたいことをなるべくやって
あまり社会に迷惑をかけないように
静かにフェイドアウトできればと思います。
身体が動いてメンタルがしっかりしているうちは
バリバリ毎日がんばりますよー

さてさて

本日は「ニコマートEL」のカメラ修理を行っています。
1972年発売のカメラです。
ニコマートには大きく分けて
機械制御シャッター機の「FT系」と
電子制御シャッター機の「EL系」に二分されますが
「EL」は「FT」から7年遅れてのデビューとなっています。
電子制御シャッターの調整範囲は1/1000~4秒(オート時無段階)
電池がないときでも機械式の1/90秒のみ使用可能というのは
ニコンらしい設計ですね。
きっと配置の設計に苦労したんだろうな…と思うのは
電池室の位置でミラーボックス内底部に電池室があります。
使用電池は4SR44(4LR44)です。
随分、昔の話になりますが
まったく予備知識も何もなくELを触った時に
「え?電池はどこから入れるの????」と
30分以上悩んだことを今でも懐かしく思い出します(笑

お預かりしている「ニコマートEL」は比較的キレイな状態で
一通りはとりあえず動作しているようです。
ただ近年はまったく使われていなかったものと思われます。
受付時には気づかなかったのですが
整備前に詳細にテストしていると
露出計は動作しているのですが示す数値が明らかにおかしく
「あ、これは…」と思い確認すると
「ニコマートFTn」あたりでもおなじみの
開放F値補正操作(絞り環を往復させるだけで開放F値の設定が完了する)が
固着してしまっていて
開放F値が正しくセットされていないことが発覚しました。
EL系でもFT系でも意外とこのトラブル多いですね。
単なる動作の粘りなのでもちろん直りますが…

モルトの劣化は当然で
その屑はあちこちに入り込んで悪さもしてるようです。
羽根の汚れのせいもありますが
高速シャッターは妙に不安定です。
マグネットの吸着部の汚れもきっと原因でしょう
整備前の詳細な確認が終わって問題点も洗い出せたので
これから本格的に分解整備に取り掛かります。

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ミノルタフレックスⅢのカメラ修理

今日は「ローソンの日」だそうですよ。
「ロー(6)ソン(3)」と読む語呂合わせからだそうです。
1975(昭和50)年6月14日に大阪府豊中市に
ローソンの1号店となる桜塚店を出店しています。
2025(令和7)年で創業50周年を迎えています。
昔はローソンも頻繁に利用していたのですが
今、住んでるエリアには近くに店舗がないのですよねぇ…
セブンとファミマが自宅・仕事場徒歩5分圏内にあって
最寄りがセブンなのでやはりセブンばかり使ってしまいます。
なんだかんだスーパーとコンビニは
ほぼ毎日立ち寄りますね…
少し話がそれますが
徒歩5分圏内にコンビニが2軒、スーパーが2軒
ドラッグストアが1軒…本当に便利で助かります。
近所を少し歩くだけで毎日の生活には全て事足ります。
そのうちのスーパー1軒とコンビニは
24時間営業だから割と夜中に帰りとなる私には
非常に便利です。
24時間営業はさておいてもスーパーやコンビニが
近くにあるのは生活の快適さが明らかに向上します。
いつもお世話になりっぱなしで感謝です。

さてさて

本日は「ミノルタフレックスⅢ」のカメラ修理を行っています。
ミノルタフレックス自体の発売は1937年で
それからモデルチェンジや仕様変更が何度か行われています。
今回、扱っている「Ⅲ」は1954年に発売され
「ミノルタフレックス」としては最終モデルとなります。
このモデルからシャッタースピードと絞りが
ビューレンズ上の窓に集中表示されるようになりました。
撮影体制そのままで確認できるので非常に便利です。
後のミノルタオートコードにも採用されています。
シャッターはセイコーシャラピッドで
B・1s~1/500までカバーします。
レンズはテイクレンズがロッコール75mmF3.5
ビューレンズがビューロッコール75mmF3.2です。
フィルム装填はスタートマーク合わせのセミオートマット
ピント合わせはノブ式です。

お預かりしているミノルタフレックスⅢは
少々動作に重さや粘りがあるものの
とりあえずは一通り動作しています。
ただビューレンズの取り付け位置がズレてしまったらしく
ファインダー上でピントがまったく合わない状態です。
スクリーンの位置の問題でも同様のトラブルが起きますが
今回はどうやらレンズの位置がズレてしまっているようです。

他にも動きの悪い箇所等々ございますので
これから一通りの分解整備を行っていきます。
この時代の二眼レフブームに生まれた
数多くの国産二眼レフの中でも
やはりミノルタの二眼レフは質感も高く
しっかり作りこまれています。
オートコードばかり注目されがちですが
完成度の高いミノルタフレックスⅢはなかなか良いと思います。

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リコーフレックスⅥのカメラ修理

今日は「写真の日」だそうですよ。
1841(天保12)年のこの日に
日本初の写真が撮影されたとされ制定されました。
写真機はオランダから献上されたもので
写されたのは薩摩藩主の島津斉彬で
撮影したのは長崎の御用商人・上野俊之丞だったそうです。
ただ後の調査でそれ以前にも写真撮影が
行われていたことが分かっているそうです。
ただ、一度制定したこともあり
引き続き6月1日を「写真の日」としているのだそうです。
当時の写真と現在の写真は
撮影にかかるコストと手間が全く異なりますよね。
本当に気軽に誰でも簡単に写真撮影や
動画撮影ができる世の中になりました。
ちょっとした日常や風景が
後の思い出になることも多いと思うので
これからも誰もが気軽に撮影できて
記録を残していければよいな…と思います。

さてさて

本日は「リコーフレックスⅥ」のカメラ修理を行っています。
1953年発売の二眼レフです。
リコーフレックスは「Ⅲ」で
そこから長く引き継がれることになるギアによるピント調整
プレスボディー、中枠を外すフィルム装填といった形になり
そこから「Ⅳ」、「V」は存在しなくて
今回の「Ⅵ」、「Ⅶ」、「ⅦS」「ホリディ」「ミリオン」と
基本設計はそのままに生産され大ヒットモデルとなりました。
120二眼レフとしては小さく軽く
シンプルでキチンと整備すれば壊れにくいため
現在でも人気の高いカメラです。
ただ非常にシンプルであるがゆえに少々撮影に手間、というか
手順がそれなりにかかる部分もありますが
それも含めて楽しいカメラです。

大ヒットモデルなこともあり
現存台数も多いのですが
今回もそうですが長らく動かさずにしまい込まれていた
個体が多く、その場合はとてもそのままでは
使えない状態のものが多いです。
今回も相当長い間、眠っていたものと思われますが
まずは定番のピントギア固着
さらにシャッターも固着、
ミラーの劣化、ファインダーの汚れ曇り
レンズのカビ…等々
とてもそのままではどうにも使えない状況です。
ただ何かが破損しているような致命的状態ではなく
本来の動きを取り戻し各部の清掃を行うことで
問題なく使える状態に復活させることができます。

画像は取り掛かり始めた段階のものです。
ミラーの劣化が酷いですね。ここは交換で対応します。
ここから分解を進めて各部の動きを
本来の動きに戻す作業から行います。
並行して各部を徹底的に清掃していきます。
特にシャッターとレンズ、ピントギアまわりは入念に行います。
レンズは変質で白濁してると厳しいものがありますが
今回はそれほど悪い状態ではなく
多少のカビ跡は残るかもしれませんが
見違えるようにスムーズに動き
クリアなファインダーやレンズとなるように
慎重に作業を行っていきます。

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ペンタックスSPのカメラ修理

今日はご(5)み(3)ゼロ(0)」と読む語呂合せで
「ごみゼロの日・お掃除の日・掃除機の日」だそうですよ。
掃除や整理整頓は大事ですね。
キレイにしていると気持ちもリフレッシュされますし
整理整頓しておかないと仕事の効率も悪化します。
単に部屋や仕事場の掃除だけではなくて
もう少し範囲を広めて日頃、使っている
道具や機材の清掃メンテナンスも大事です。
このあたりをちゃんとしておかないと
本来の用途で効率よく使えなくなってしまいます。
いずれにしても自分がいる場所、使うもの全てに
それを維持するためのお手入れが必要ってことですね。
(繰り返し言って自分に投げかけています(笑))
さらに自分自身にもお手入れが必要ですものねぇ
気持ちよく毎日を過ごすためには
いろいろ手間がかかる…ってことですね。
必要以上にそれらに神経質になりすぎるとまた問題ですが
いろいろなところに気を配りながら
キレイな毎日を過ごしたいものです。

さてさて

本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
1964年発売のカメラです。
M42マウントでTTL露出計内蔵の
お馴染みのカメラです。
取り回しの良いサイズのボディや
比較的お求めやすい価格もあり
発売と同時に大ヒット商品となり
写真ビギナーからハイアマチュアまで
多くの方に使われたカメラです。
当然ながら現存台数も多く
交換レンズの選択肢の多いM42マウントということもあり
現在でも多くの方が使っているカメラです。
家に眠っていたカメラが「SP」ということも多く
当店にも多くの修理依頼があり
このブログにも登場回数の多いカメラです。

今回の「SP」もご依頼者様が
親族から譲り受けたカメラだとお聞きしています。
おそらくそれなりの期間眠っていたと思われますが
保存状態は良くそれなりに使い込まれていたものと
思われますが状態は悪くありません。
ただし、さすがに各部の動きはよろしくなく
シャッターは切れるものの
1/1000、1/500は開いていないような状態です。
先幕の動きが特に悪く
シャッター走行時に後幕に追いつかれて
閉じてしまうような状態です。
1/250以上だとなんとか開きますが
それでも精度には問題がある状態です。
電池は抜いて保管してあったようで
電池室は比較的キレイな状態です。
露出計も動きますが
さすがにSW周りには接触不良もあり
動作が不安定な状態です。
致命的な破損等はありませんが
普通に使うには一通りの整備が必要な状態です。

M42マウントで絞り込み測光のため
レンズ側からの伝達機構等がなく
シンプルで整備性は非常に良好なカメラです。
やはり内部には積年の汚れや古い油脂類で
かなり動きが悪くなっている状態です。
分解を進めて隅々まで入念に清掃を行ったうえで
最低限の注油を行い調整を行っていきます。

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ミノルタハイマチックのカメラ修理

今日は「エベレスト登頂記念日」だそうですよ。
1953(昭和28)年のこの日に
登山家エドモンド・ヒラリーと
ネパール人シェルパのテンジン・ノルゲイが
世界で初めて世界最高峰のエベレスト
(チョモランマ)の登頂に成功したことに由来しています。
山関連の読み物を読んでいると
ヒラリーさんの名前を聞くことは多いですよね。
登頂を果たしたエベレストにも
山頂付近の標高8790 mにある高さ約12 mの切り立った岩壁には
「ヒラリーステップ」という名が付けられ
南東稜ルートで登頂を目指す登山者にとって
実質的な最後の難所になっていました。
ただ現在は地震の影響で崩壊してなくなってしまっているそうです。
いずれにしてもあまりにも縁のない世界ですが(苦笑)
8000m超のデスゾーンから見る空は
格別でしょうね…現在では画像や動画で見ることもできますが
実際の色や光景はなかなかわからないと思えます。
直線距離だとたった8.8kmなんですけどね。
平地だと気軽に歩ける距離なのに…
高さとなると全く違う話になってしまいます。
ちなみに全く比較にはなりませんが
山にそれなりに行っていたころ
累積標高差が1000mを超えてくる行程だと
ちょっと気合を入れていたことを思い出します…(笑

さてさて

本日は「ミノルタハイマチック」のカメラ修理を行っています。
「ハイマチック」は「7」や「9」あるいは「F」あたりは
比較的修理依頼がコンスタントにあるのですが
今回は1961年発売の初代ハイマチックです。ひさしぶりですね。
ハイマチックの歴史を話すと避けて通れないのが
この初代ハイマチックのOEM製品アンスコオートセットが
マーキュリー・アトラス6号(コールサイン「フレンドシップ7」)に
搭載されて初めて宇宙に飛んだカメラとなったことですね。
「NASAが内外のカメラを集めて検討の結果EEの操作が簡単で
操作性に優れ撮影結果の良好であったため採用された」という説もありますが
単に「飛行士のジョン・グレンの私物」であったという説もあり
定かではありません。
宇宙云々の話はともかくとして大口径ロッコール45mmF2を搭載しつつ
露出はセレン光電池使用の露出計と連動した
プログラムオート露出専用で距離計でピントさえ合わせれば
簡単に撮影ができるということがセールスポイントのカメラでした。
この時代のカメラなのでレンズ固定のレンジファインダー機でも
少し大柄ですがレトロなデザインと
グレーの貼り革がなんともお洒落な雰囲気を出しているカメラです。

お預かりしている「ハイマチック」は
巻上はできてレリーズも押せるものの
シャッターは「カシュッ」と動作音はするのですが
シャッター羽根は全く動かない状況です。
お預かり時にはレンズシャッター機によくある
汚れや油による羽根の貼りつきで固着かな…と思っていたのですが
シャッターユニットをある程度分解してみると
羽根自体の状況はそれほど悪くなく貼りついてもいないのですが
そのシャッター羽根の駆動機構があちこちで固着していて
なかなか手のかかる状況になっていました。
これは…ちょっと時間かかりそうですね…(苦笑)

画像は取り掛かり始めのものです。
よくある指針挟み込み式のオート制御になっています。
シャッターユニットはプログラムシャッターの
シチズンユニEです。
レンズは比較的状態が良く清掃でかなりクリアになりそうです。
今回のメインはシャッターユニット内各部を根気よく
清掃して本来の動きを取り戻すことになりそうです。
焦らず落ち着いて取り掛かっていきます。

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ニコマートFTnのカメラ修理

今日は「花火の日」らしいですよ。
日付は1733(亨保18)年のこの日に
隅田川の両国橋付近で水神祭りの川開きが行われ
慰霊を兼ねた花火が打ち上げられたことに由来しています。
これが「両国川開きの花火」の始まりだったそうです。
昔は花火大会があると撮影機材担いで
午前中から場所取りして
なんとかイメージ通りの1枚を…なんてやっていましたが
もうそんな気持ちは残念ながら起きませんね(苦笑
暑い中、半日以上場所取りしてたら
今の私だとたぶん命にかかわります(笑
それ以前に余程のことがない限り
人の密集しているところには近づきたくないので
もし見るにしても遠くから小さな花火を眺めます。
それでも十分キレイですものね。
あ、打ち上げ花火ばかり想像してしまいますが
手軽でキレイなのはやはりスーパーやコンビニで
簡単に手に入る手持ち花火ですね。
…さすがにひとりでやるのはおかしいので(笑
こちらももう縁がないですねぇ…(苦笑)

さてさて

本日は「ニコマートFTn」のカメラ修理を行っています。
1967年発売のカメラです。
ニコマートFTシリーズは
コパル製縦走りユニットシャッターを組み込み
コストダウンしながらも高い品質を保ったことで
ヒット商品となったカメラです。
「FTn」は先代の「FT」に
開放F値補正操作を取り入れ
それまでASA感度ダイヤルでレンズ交換のたびに
セットしてなくてはならなかった開放F値を
絞り環を往復させるだけで開放F値の設定が完了するようになりました。
加えて平均測光から中央重点測光に変更され
ファインダー内に設定SSが表示されるようにもなりました。
歴代ニコマートの中でこの「FTn」が
最も生産台数が多いのではないかと思われます。
現存台数も多く修理依頼も多いカメラです。
少し大柄で重いですが
その分非常に頑丈で信頼性の高いカメラです。

お預かりしている「ニコマートFTn」は
シャッターは精度はともかくとしても
快調に動作しています。
ただ露出計に問題ありで
電池を入れると動作はするのですが
基本的に指針が振り切り気味で
LV15時に4段近くアンダーな指示となってしまいます。
これだけであればマイラー抵抗の汚れ・劣化が
真っ先に疑われるのですが
加えてLV15でもLV12でも指示値にあまり変化がありません。
明るさが変わっても指針があまり変化しないパターンも
原因がいくつか考えられるのですが
最も可能性の高いのは受光体CDSの劣化です。

画像はまだ取り掛かり始めのモノですが
この後、接眼レンズ脇のCDSを外して
テスターであたってみると…やはり明らかに数値がおかしいです。
まったく劣化のないCDSは手に入りませんが
在庫の中古良品の中から値の合いそうなものを
選んで交換を行っていきます。
もちろんできる限りの露出計調整を行います。
機械的駆動部は油切れや汚れ等で
スムーズさは欠けていて精度的にも多少問題がありますが
とにかく頑丈なことで定評のある
コパルスクエアとニコン製駆動部の組み合わせなので
通常の清掃整備で精度も含めて良好な状態になりそうです。
露出計の件も含めて
全体的に一通りの整備調整を行っていきます。

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ペンタックスMXのカメラ修理

今日は「百人一首の日」だそうですよ。
1235(文暦2)年のこの日に
公家・歌人の藤原定家によって
『小倉百人一首』が完成したことに由来しています。
…昔…というか割と近年ですが
某コミックにハマった上に影響されて
百人一首の歌、覚えようとしていた時期がありました(笑
かるたも持ってます
まぁ、全然覚えられなくて断念しましたが…(苦笑)
でも歌の意味が分かると楽しいです。
好きな歌とかはさすがに無意識のうちに覚えますし
…と考えていたらまた覚えたくなってきたな…
少しずつでもチャレンジしてみるかな…

さてさて

本日は「ペンタックスMX」のカメラ修理を行っています。
1976年発売のカメラです。
「Mシリーズ」として最初に発売されたカメラです。
ただ「Mシリーズ」の本流は
「MX」の1ヶ月後に発売された「ME」で
「Mシリーズ」は「小型軽量化」に加え
「電子化によるAE化」が進められたシリーズです。
そんな中、シリーズ唯一の布幕横走り機械制御シャッターの
「MX」は「Mシリーズ」の中では異端児的存在です。
ただ小型軽量化が進められたことにより
このジャンルで敵なしだった
「オリンパスOM-1」の対抗馬となりました。
幅・高さ・厚さともすべて0.5mmずつ小さくなっているのは
明らかに意識した結果だと思います。
機械制御横走りで小型軽量といえば
「OM-1」か、この「MX」の二択という状況になっています。

今回、お預かりしている「MX」は
シャッターを切ると頻繁に
ミラーアップしたままになってしまいます。
よくある症状ですがミラー駆動部が原因ではなく
シャッターの後幕の動きが悪く
シャッター動作後にミラーダウンのリンクと
うまく連携できないために起こる症状です。
シャッター幕速を測定してみると
やはり後幕の幕速が極端に遅い状態になっています。
そんな状況なので高速シャッターの精度も
当然ながら出ていません。
ここはもちろんむやみに後幕のテンションを上げて
幕速を上げるのではなく
動きの悪くなっている幕軸とその周辺の清掃整備を行い
その上でも幕速調整を行います。
いつもそうですが幕軸の清掃整備を行っただけで
テンションを変更しなくてもある程度の
精度はたいていの場合確保できます。
テンション調整はあくまで微調整程度です。

まだ取り掛かり始めで
これから本格的に分解整備を行っていきます。
「Mシリーズ」のカメラは内部モルトも多く
劣化したモルト屑がトラブルの原因になりがちなので
そのあたりのメンテナンスもしっかり行っていきます。

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ペンタックスSP Fのカメラ修理

今日は「愛車の日」だそうですよ。
メルセデスベンツでお馴染みの
日本初の外国車ディーラーである
株式会社ヤナセが制定しています。
クルマを持たなくなって10年以上が経過しましたが
やはりクルマはいいですよねぇ
今、都内に住んでいると所有するより
レンタカーやカーシェアの方が効率よいのはわかりますが
やはり気に入って買った愛車を所有するのは
格別だと思います。
保険等の維持費も大変ですが都内だと
何といっても車庫代が問題になりますね…
「クルマ欲しいなぁ…」と漠然と考えることはあるのですが
冷静になると「いつなんのために乗るの?」となり
きっと手に入れただけで満足して
まったく乗らないんだろうな…と思いとどまります(笑)
確かにこの辺だとクルマは必需品ではないのですよねぇ…
でもたまに夜中にお気に入りの音楽聴きながら
高速をのんびりクルーズしたいなぁ…とも思いますが…
まぁ多分買わない(買えない)なぁ…(苦笑)

さてさて

本日は「ペンタックスSP F」のカメラ修理を行っています。
1973年発売のカメラです。
大ヒットした「SP」をベースとして
先行発売されていた「SMCタクマーレンズ」との組み合わせで
開放測光対応となったカメラです。
ペンタックス機の開放測光自体は
「SMCタクマーレンズ」と同時に発売された
「ES」で既に実現していますが
それをSP系にも展開した形となります。
マウント自体の基本形状はM42マウントで
従来のタクマーレンズも装着可能ですが
その場合は絞り込み測光となります。
露出計関連以外の機械的駆動部は
ほぼ「SP」のままですが
マウント内側に設けられた絞り伝達レバーや
露出計の回路等はまったくの別物になります。

お預かりしている「SP F」は
一通り動作してはいるものの
高速シャッター時に写真の一部が黒くなってしまうと
お聞きしています。
で、計測器でSS計測してみると
やはり先幕の動きが非常に悪く幕速が出ていません。
1/1000では写真端1/3が全く開かず
1/500でも端っこが少し開ききらないようです。
先幕が遅いためシャッター走行時の途中で
後幕が追いついていしまい閉じてしまう状況です。
単にテンション不足ではなく先幕の幕軸に汚れ等があって
動きが悪くなっているものと思われます。

加えて露出計は動作してるものの
2段少々オーバー目となっています。
「SP F」の露出計はフォトスイッチ
(測光用とは別にCDSを配置し
ファインダーに光があたらない場合、抵抗値が大きくなり
露出計回路への電流をカットする)もそうですが
露出計自体の構造も少し変わっていて
電圧がかかっていない場合(電池が入ってない場合)は
指針は中央付近で止まります。
電流が流れた場合は
ファインダー測光用のCDS経由からの電流と
絞り/SS設定回路からの電流で指針を引っ張り合います。
そして中央付近でバランスが取れた場合が
適正露出となります。
他ではなかなか見られない構造です。
ただちょっと回路がややこしいのが玉に瑕ですが…
また取り掛かり始めですが
まずは駆動部の一通りの清掃整備を行い
幕速聴性や露出計調整を行っていきます。

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