ニコンFEのカメラ修理

今日は「コットンの日」だそうですよ。
「コッ(5)トン(10)」と読む語呂合わせからだそうです。
いわゆる「木綿」ですね。
Tシャツとかでもそうですが
コットンのシャツは肌触りが良くて
着心地よいですよねぇ
吸水性も良いですし、少し暑くなってくる
これからの季節にぴったりな素材です。
…とか書いているとちょっと洒落た
コットンのシャツとか欲しくなってきますねぇ
たまには服買いに出かけてみなくては…

さてさて

本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
1978年発売のカメラです。
前身となるニコマートEL系からモデルチェンジしたカメラです。
大きさも適度に引き締まったコンパクトさとなり
非常に使いやすいカメラです。
電子制御シャッタ-機で絞り優先オート露出を搭載します。
使いやすい露出計やキレの良いファインダーを駆使して
じっくり撮るのも良し、オート露出を使って
気軽にスピーディーに撮るのも良しと
いろいろな場面での撮影に対応できるカメラともいえますね。

電子制御機ということで
敬遠されがちな部分もあるとは思いますが
当店にやってくる「FE」のほとんどのトラブルが
機械的な要因のもので
電子制御でのトラブルで修理不可能になることは
ほとんどないカメラです。
基本的に丈夫なカメラだとは思いますが
シャッターダイヤル下管制部は
この時代のニコンお得意のパターンで造られていて
若干、衝撃に弱く、割れやすい部分があるので
落下等の衝撃や無謀な分解品には要注意です。
それでもヒット商品で現存数も多いので
中古部品をうまく使えばそれも修理可能ではあるのですが…

お預かりしている「FE」は
比較的保存状態の良い個体で
外観もキレイですが一通りは動作しています。
ただ、積み重なった年月で内部には汚れがたまっていることと
経年劣化でボロボロになったモルトが悪さをいしているようで
シャッターの動きがあまりよろしくなく
高速シャッターの精度は出ていません。
1/1000はたまに完全に開ききらないこともあるようで
このまま使うとたまに写真の一部が黒くなる
写真が出てくると思われます。
巻上等も油切れで動きが少し渋いので
やはり全体的にリフレッシュが必要な状態です。

この時代になるとフレキも使われていて
分解にはそれなりに手間がかかりますが
それでもFEの整備性は非常に良好な方だと思います。
中級器とはいえニコンらしく
キチンと作られたカメラだと思います。
電子制御機は各接点とマグネットの吸着がポイントなので
そのあたりも重点的に清掃整備を行っていきます。
ニコマート時代から続く接眼レンズ下の
座布団モルトも劣化してボロボロなので
ここもそうですが内部モルトの交換も行っていきます。
(それでもニコン機は内部のモルトは少ない方ですが)

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リコーオートハーフSEのカメラ修理

今日は「アイスクリームの日」だそうですよ。
1964(昭和39)年に
アイスクリームのシーズンが始まる連休明けの時期である5月9日を
「アイスクリームデー」と決め
東京アイスクリーム協会が記念事業を開催し
都内の施設や病院などにアイスクリームをプレゼントしたことが
由来となっています。
この日以来、5/9を「アイスクリームの日」と制定しているそうです。
意外と古くからある記念日なのですね。
確かにこの頃からアイスを口にする頻度が増えていきますね!
私も連休中はコンビニやスーパーによるたびに
頻繁にアイスを買ってしまっていました(笑
私にとって甘いものは全て正義ですが
これからの季節、特に食後のアイスはやめられませんねぇ…
血糖値と体重を睨みながら食べすぎには注意します(苦笑)

さてさて

本日は「リコーオートハーフSE」のカメラ修理を行っています。
オートハーフシリーズはオリンパスペンシリーズと並んで
ハーフカメラを代表するモデルです。
総金属製なので重さはずっしりとありますが
非常にコンパクトなボディになるべく簡単に写真が
取れるような機能がぎっしりと詰め込まれています。
まずセレン光電池を使用する露出計を内蔵し
連動して自動露出となっています。
そしてピントは固定焦点でピント合わせ不要
極めつけはゼンマイ仕掛けの自動巻上です。
撮影者は構えて構図を決めてレリーズするだけでOKです。
それだけの機能を持ちながらも
お求めやすい価格でハーフ判ということもあり
大ヒット商品になりました。

1962年に初代が発売され
いろいろなモデルや小変更を加えながら
20年間発売されたカメラです。
基本的な機能や構造はどのモデルもほぼ共通です。
今回は1967年に発売された「SE」をお預かりしています。
おそらく最も生産されたモデルが
「オートハーフE」だと思われますが
「SE」はその「E」をベースに
セルフタイマーが追加されたモデルです。

お預かりしている「SE」は機械的な駆動部分は
多少の粘りや油切れは見られるものの
一通りは動作している状態です。
ただ露出計が全く動作しておらず
ファインダーには常に視野中央に
うっすらと赤い警告が出ている状態です。
(露出計がある程度動くと
撮影可能を示す緑色に変化します)
露出計不動時もシャッターロックはかからないので
シャッターは切れますが
この状態だとほぼすべての状況で露出オーバーになってしまいます。

既に一通りの修理整備が完了して
最終チェックを行っている段階ですが
やはりセレン光電池が劣化のため
全く起電しない状態でした。
オートハーフはシリーズ全体を通して
セレンの劣化している個体が多いような気がします。
元気の良いセレンは最近、入手がなかなか難しいのですが
今回は中古良品のセレンと交換することで
対処しています。
(画像下に写っているのは交換した劣化したセレン)
セレン光電池は起電状況が個体によってばらつきがあるので
抵抗や露出計側の調整で適正なオート露出が得られるように
入念に調整を繰り返します。
今回も安定して適正露出で撮影できる状態になっています。
オートハーフはギミック的な要素もあって
簡単に撮影できるのに使っていて楽しいカメラです。
ぜひご依頼者様にも存分のお楽しみいただければと思います。

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ペンタックスMXのカメラ修理

今日は「声の日」だそうですよ。
日付は5を「こ」、8をエイトの「え」から取って
「声」としたものだそうです。
なかなか強引ですね(笑
声の良し悪しってやっぱりありますよね。
歌声がいいとかそんなのではなくて
普段話している声が何とも心地よい方って
結構いらっしゃいますよね…うらやましい…
基本的な声の良し悪しはなかなか変えられませんが
声の出し方や話し方で印象は随分変わると思うので
そのあたりは気をつけるようにしています。
特に6年前に頭やらかしてからは
ほんの少し活舌も悪くなったので
ゆっくりすぎるのではないかと思うほど
ゆっくり話すように気をつけています。
(それでも意外と早く話していることが多い…)
これとあれとそれも伝えなきゃ!といろんなことを
一気に話してしまいがちですが
伝わらなければ何の意味もないし
印象が悪ければ伝わりませんものねぇ…
とにかくゆっくり落ち着いて話す…を心掛けたいですね!

さてさて

本日は「ペンタックスMX」のカメラ修理を行っています。
軽量コンパクトな機械制御シャッターの一眼レフです。
この分野ではオリンパスOM-1が先行していて
独り勝ち状態だったのですが
それを止めるべく登場したのがこのカメラです。
1976年発売です。
ペンタックスMシリーズはシリーズを通じて
コンパクトなカメラばかりですが
主流はあくまでも電子制御・縦走りシャッターの
「ME系」で最初に登場したとはいえ「MX」は
シリーズの中では異端児的存在です。
しかしながらコンパクトな機械制御機ということで
現在でも非常に人気のあるカメラです。

お預かりしている「MX」は人気のブラックで
外観はなかなかキレイなコンディションの個体です。
ただこれまで整備は行われてこなかったようで
全体的に動きが少し悪い状態です。
「MX」は比較的、先幕と後幕のバランスが
崩れやすいカメラで高速シャッターの開いていない
個体が多く見受けられますが
今回も1/1000は1/3ほど開いていないようです。
先幕の動きが悪く後幕に追いつかれてしまう状態です。
露出計はとりあえず動作していますが
少々不安定で安定しているときでも
やたらとアンダー目に表示しているようです。
各部の接点の清掃の上で調整が必要です。

やはり小さくするために
いろいろな工夫が施されていて
それゆえに多少華奢な部分も多いカメラです。
それでも定期的にメンテナンスを行っていれば
まだまだ長く使えるカメラだとは思います。
そして「MX」だけではなく
「Mシリーズ」全般がそうですが
内部の隙間をやたらとモルトで塞ぐような
内部モルトが多いので全てのモルトの交換も
入念に行います。
もちろん現在のモルトは劣化していて
モルト屑がいろんなところに入り込んでいる状況です。
整備性はあまりよろしくないカメラですが
これから慎重に分解整備を行っていきます。

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リコーフレックスダイヤのカメラ修理

今日は「コナモンの日」だそうですよ。
「こ(5)な(7)」と読む語呂合せからだそうです。
たこ焼き・お好み焼き・うどん・そば・パンなど
「粉」を使った食品「コナモン」(粉もん)の魅力を
PRすることが目的だそうです。
この連休中に呉に帰省していたのですが
うっかり地元の「お好み焼き」を食べるのを忘れていました…(笑
これが慣れ親しんだ味で美味いのは当然で
ビールに合うのですよ…
あ、これも地元ならではの「呉の細うどん」は食べてきました。
お好み焼きはメジャーな存在なのでこっちにいても
食べる機会はあるのですが
呉の細うどんは本当に帰省した時くらいしか食べられないので
帰省時の必須項目です。
毎回、これは食べておきたいなぁ…と思うものが多くて
とても4泊5日程度ではクリアできません。
まぁ昔と違って食の量が少なくて
1日でクリアできるメニューが少ないせいもあるのですが…(苦笑)
私の連休なんて楽しみが帰省と墓参りくらいしかないので
(もう既に実家や家族は残っていないのですが…)
また次回のお盆にいろいろ楽しんできます!

さてさて

本日は「リコーフレックスダイヤ」のカメラ修理を行っています。
「リコーフレックス」といえばピントギアが特徴の
プレスボディの軽い二眼レフを思い浮かべることが多いですが
今回の「ダイヤ」はそれとは異なる
ダイキャストボディのちょっと高級な二眼レフです。
それでも他の二眼レフ機と比べると
お求めやすい価格設定でリコーらしいカメラです。
1955年の発売です。
レンズはリコーアナスチグマット80mmF3.5で
ピント合わせは独自の左右から出た振り子式レバーです。
素早く合わすこともじっくり合わすこともできる
非常に使いやすいピントレバーです。
シャッターはシチズンが搭載されているものが多いですが
今回の個体はセイコーシャ製シャッターで
B・1/10・1/25・1/60・1/100・1/300をカバーします。
フィルム装填はスタートマーク合わせの
セミオートマットなのですが
巻止めは従来のリコーフレックスに設定のあった
外付けのオートストップが取り付けられています。
これも使い方を知っていないとなかなかわかりにくいですよね。

お預かりしているダイヤはレンズの状態が非常によく
お預かり時からかなりクリアです。
おそらく以前に清掃されているものかと思われます。
対照的にファインダーは随分汚れていて
暗いうえにピント合わせに非常に苦労する状態です。
スクリーンの汚れもかなりありますが
そもそもミラーが劣化で曇ってしまっていて
交換が必要です。
シャッターは一通り動作は行えますが
多少羽根の動きが粘っている状況です。
このあたりは一通りの整備がやはり必要です。

ミラーがかなり曇っているのが画像でもわかりますね。
新品の表面鏡を切り出して交換を行います。
他、ピントレバーやオートストップの動きも不安定なので
そのあたりも含めて駆動部分は全て清掃整備を行っていきます。

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ニコンFE2のカメラ修理

今日は「図書館記念日」だそうですよ。
1950(昭和25)年のこの日に
「図書館法」が公布されたことに由来しています。
十数年前までは結構頻繁に図書館にも行ってたし
本もちょくちょく借りてたのですが…
近年はまったくです。(苦笑)
たまにはこれまであまり興味のなかった分野の
本でも読んでみて新たな価値観を探してみたいとも思うのですが…
いや、もう人生の時間的にそんな余裕ないかな…(苦笑)
加えてちょっと気になる程度のことなら
今やネットを検索してみれば大抵のことが
調べられてしまうのも大きいですよね…
本当に便利になったものです。
情報が多すぎて混乱してしまうこともありますが…(笑

さてさて

本日は「ニコンFE2」のカメラ修理を行っています。
1983年発売のカメラです。
当店で扱えるカメラとしては
ほぼ一番新しい世代のカメラです。
…とはいえ機械的な機構としては
先代の「FE」とそれほど変わりません。
各部のブラッシュアップ、特にシャッターユニットの進歩で
史上初のシンクロ1/250、最高速1/4000を実現しています
(1/4000は先行発売のFM2が史上初)
後のシャッターユニットの改良で
シャッター羽根はアルミ製の見た目普通のモノに変更されますが
この頃のFE2及びFM2のシャッターユニットは
チタンシャッター羽根をハニカムパターンで肉抜きされていて
軽量化を行い、速い幕速を実現しています。
電子制御機ということで絞り優先オートも搭載し
FE時代…もといニコマートEL時代から
評価の高い非常に見易い二針式の露出計を搭載しています。
その使いやすさから現在でも非常に人気のカメラです。

お預かりしている「FE2」はかなり長い間
しまい込まれたまま眠ってものと思われます。
昔はかなり使い込んでいたと見えて
外観はそれなりにヤレていますが
大きな凹み等はありません。
ただ、しまい込まれている間に結構汚れてしまっています。
メカニカル制御で動作するM250シャッターや
「B」は快調に動作していますが
電池を入れても全く電源が入らずオートも含めて
他シャッター速度は全く動きません。
露出計も同様です。
加えて巻上ロック機構に粘りがあるようで
頻繁に巻上ロックがかかったままになり
巻上ができない状態にも陥ります。
いずれにしても全体的に整備が必要な状況です。

シャッタースピードダイヤル下にある
管制部が破損していて露出計不動の場合だと
交換部品が全く手に入らないため
修理不能となってしまいます。
今回もまずはそこを確認いたしましたが
管制部(割れ・破損が比較的起こりやすい)は無事でした。
露出計及び電子制御シャッターの不動は
電池室からの配線腐食によるものでした。
電池室の状態があまり良くなかったので
原因はそこかな…とは予想していましたが
予想通りで安心いたしました。
機械的な部分はとにかく各部の動きをよくするように
一通りの整備を行っていきます。
最終的に電気的調整も行って
安心して使える状態に仕上げていきます。

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オリンパスペンDのカメラ修理

今日は「哲学の日」だそうですよ。
紀元前399年のこの日に
古代ギリシアの哲学者ソクラテスが
時の権力者から死刑宣告を受けて
刑の執行として獄中で毒を飲んで亡くなったことに由来しています。
「哲学」って…うーん。よくわかりませんねぇ…(苦笑)
まぁ難しいことはおいといて…あくまで個人の主観ですが
そういう思想とか考えとかを飯のタネにしているかたはともかく
あまり考え込まない方が良いような気がします。
人ってヒマになると余計なことを考えては
悪い方向へ流れていくパターンが多いような気がするので
仕事もプライベートもあまり「余計なこと」を
考える暇なく詰め込んだほうが良いような気がします。
なんでもやればやっただけ身になりますし…
私も過去に無職だったり大病で入院したりと
考え事が多すぎた時間を過ごすことがありましたが
大抵はロクな事を考えないのですよねぇ(苦笑)
とやかく考え込むよりも(まぁ大病で入院時にはしかたないですが)
とにかく行動しまくることが大事なような気がします。
もちろんたまにはゆっくりする時間も必要ですが
そのときはあまり難しいことは考えず
ただただボーっとするほうが良いような気がします…

さてさて

本日は「オリンパスペンD」のカメラ修理を行っています。
モデル名は「デラックスなペン」ということですね。
1962年に最初の「ペンD」が発売され
その後、「ペンD2」「ペンD3」と続いていきます。
今回は最初の「ペンD」です。
セレン光電池を使用した露出計が内蔵され
シャッターは「コパルーX」で
B・1/8~1/500をカバーします。
レンズは3.2cmF1.9の大口径レンズです。
デラックスの名に恥じない高級仕様です。
露出計は本体機構とは全く連動しておらず
露出計が明るさによって指し示すLV値を
シャッター、絞りの設定で設定LV窓に出る表示を合わせて
露出設定を行います。
単体露出計がボディに組み込まれているだけの状態ですね。
ボディ側の露出設定連動型の露出計だと
連動方法にもよりますが
経年劣化で連動がおかしくなる場合が多いのですが
(特に摺動抵抗で電気的に連動する場合)
非連動だとそんな心配はありません。
年月が経った現在ではこちらのほうが良いですね。
心配されるのはセレンの劣化ですが
今回の「ペンD」はその点については全く問題ない優良個体でした。

お預かりしている「ペンD」は
一通り動作してはいるものの若干のシャッターの粘りがあり
ファインダー、レンズに多少のカビ
そしてASA設定リングがなぜかスカスカで
いつのまにか勝手に設定が変わってしまうほどゆるゆるになっています
クリックを出すための鋼球、それを抑えるバネが
なぜか欠落してたことが原因でした。
そのことからも過去にあまりよくなさそうな分解歴があることは
明らかなので隅々まで入念にチェックしつつ
一通りの整備を行っていきます。

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ニコンEL2のカメラ修理

今日は「歩道橋の日」だそうですよ。
1963(昭和38)年のこの日に
大阪駅前に日本初の横断歩道橋が完成したことに
由来しています。
思ったよりも近年なのですね。
私の生まれ育った田舎町でも
実家のすぐそばに生まれた時から歩道橋があって
よく利用していたからもっと昔から
あるものだと思っていました。
横断歩道がもちろん楽ではありますが
幹線道路を渡る歩道橋もいいですよね。
毎晩のウォーキングのコースに
環七を渡る歩道橋が2本あるのですが
歩道橋の上から行き交うクルマを見ていると
何だか飽きずにずっと見ていられます。
まぁ休憩ばかりもしていられないから
そんなには立ち止まらないのですが…(笑
過去に何度か歩道橋の上から夜景を撮ったりもしましたが
意外と大きく揺れますよね…歩道橋の上…(苦笑)
ブレ対策に苦労した記憶が…

さてさて

本日は「ニコンEL2」のカメラ修理を行っています。
1977年発売のカメラです。
機能的には「ニコマートELW」をAIレンズ対応としたカメラです。
モデル名は「ニコマート」ではなくなり
「ニコンEL2」となりましたが分類的には
このカメラまでが「ニコマートELシリーズ」ですね。
ただ、このカメラ発売の翌年には
フルモデルチェンジとなる「ニコンFE」が発売され
「EL2」の開発は「FE」と並行して行われています。
なので中身的、特に電子制御関連に関しては
には従来のニコマートELよりも「FE」に近いカメラです。
受光素子も「SPD」に変更され基盤もフレキになっている他
多くの新しい機構がみられます。
中身的には「EL」とはもはや別物です。

お預かりしている「EL2」は
一通り動作してはいるのですが
シャッター羽根に油滲みが見受けられます。
その影響もあって高速シャッターでの精度が出ておらず
1/1000に関しては一部が閉じそうなほどです。
油が滲んでいるのが先幕のため
先幕の動きが悪く後幕に追いつかれそうな状態です。
他、オート露出制御が少々不安定なことと
撮影には直接関係ないですが
バッテリーチェックボタンが異様に深く
指で押しただけでは全く点灯せず
竹串の先で押しこんでやっと点灯する…という状態です。
内部も含めてモルトも劣化しており
やはり全体的に整備が必要な状況です。

この類のカメラとしては整備性は悪くはないのですが
過渡期ということあり
やはり「FE」のほうが構造的には
整理されて分解組立はやりやすい印象です。
「EL系」はやったことがある方ならわかると思うのですが
シャッタースピードダイヤル下の
リングが固着していると
外すのに異様に時間がかかったりしますよね(苦笑)
とっかかりのないリングですが元々もそんなにトルクをかけて
締めていない部分なので通常は割と簡単に外れるのですが
長い年月の間の汚れ等で固着していると
とっかかりがないだけに難易度が急上昇します。
ただもうわかっているので何とか外しますが…(笑
いずれにしても古いカメラはネジ1本外すのも
固着等で異様に苦労することも多く
やってみないと時間が読めないことが多々あります。
そういう部分も場数を踏むと
時間がかかるとはいえ随分とスムーズに進むようになります。
何事もそうですがとにかく反復して
脳に経験を叩き込むことが必要ですね…

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オリンパスペンEE-3のカメラ修理

今日はこれといった記念日がない日ですねぇ…
毎月24日は「ブルボン・プチの日」ですね
スーパーのお菓子コーナーの端っこに
並んでいることが多い「プチシリーズ」
甘いものからしょっぱいものまで
ちょっと食べたい…というときに
ちょうどよいサイズなのですよねぇ
24種類あるから毎月24日が記念日らしいですよ。
そんなに必要なくても
家においてあれば口さみしい時に嬉しいので
ついついスーパーのカゴに入れてしまいますよねぇ
そしておいてあれば結構、すぐに食べてしまう…(笑
今夜もスーパー行ったときについつい買ってしまうんだろうなぁ…

さてさて

本日は「オリンパスペンEE-3」のカメラ修理を行っています。
数日前にも「EE-3」の修理やったばかりですね。
やはり人気のカメラだけあって
修理依頼もコンスタントにあるカメラです。
ペンシリーズはマニアックなものから
ある程度の世代の方ならほとんどの人が
見たことあるものまでいろいろなもでるが存在しますが
「EE-3」は典型的な後者ですね。
自動露出で電池不要、ピントも固定焦点でピント合わせ不要
そして気軽に撮れるコンパクトなハーフカメラということで
大ヒットしたカメラです。
1973年発売のカメラですが1986年まで生産が続けられ
ペンシリーズの中で最後まで生産されたカメラでもあります。

お預かりしている「ペンEE-3」も
長らく使われずにしまい込まれていたものと思われます。
外観はそれなりにキレイですが
モルトは全滅でファインダーやレンズに
多少のカビが見受けられます。
そして露出計が動作していないようで
明るい光源にカメラを向けても
赤ベロが出てシャッターロックがかかってしまいます。
これでは通常の撮影には全く使えません。
露出計が動作していないということは
露出計本体がダメかセレンが劣化で全く起電しない…という
パターンがこの類のカメラではお決まりですが
ペンEEシリーズの場合はそれ以外にも原因があり得ます。
ゆっくり確認してみると
フィルム室から見えるシャッターユニットを固定している
4本のネジはがっちり締まっているのに
シャッターユニットがやけに緩んでいて鏡胴がグラグラです。
この時点で「あ、このパターンか…」とは思いますが
シャッタユニットを降ろしてみると
シャッター羽根を挟み込むように留まっている
シャッターユニット底部のネジが
3本中2本が外れていて行方不明です
残りの1本もゆるゆるでもう少しでシャッター羽根まで
脱落してしまうところでした。
で、行方不明のネジ2本は
案の定、メーターの内部で発見されました。
このネジのせいでメーター指針が全く動けない状態でした。
生産時にネジ留め剤も一応塗ってはあるのですが
ここのネジは本当に良く外れます。
露出計不動の原因がこのパターンが多いのもペンEEの特徴です。
外れたネジはメーターの磁力に吸い寄せられて
露出計内に噛みこんでしまうわけです。

露出計内からネジを救出したところ
露出計は精度はともかくとしても
元気に針が振れるようになりました。
シャッターユニットの整備を行い
その後、調整も行ってオート露出の精度も出していきます。

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オリンパス35DCのカメラ修理

今日は「地ビールの日・ビールの日」らしいですよ。
1516年のこの日に
ドイツ・バイエルン国王ウィルヘルム4世が発令した
「ビール純粋令」により、水、ホップ、大麦・小麦の麦芽、酵母だけが
ビールの醸造に使用できることとなり
「ビール」が何であるかが世界で初めて明確に定義されたそうです。
私は基本的にアルコール類は日本酒が好きですが
やはりはビールは飲みますよねぇ…
それも口当たりの良い軽いモノより
どしっと重厚な苦みが広がる正統派なビールがいいですねぇ
そして特に焼肉食べるときにはやはりビールですよねぇ…
最近はあまり脂っこい肉は苦手ですが
お肉を存分に味わいつつ、口の中の脂を
ビールで一気に流し込む…
想像するだけでたまりませんね(笑
GWには古い友人と会うので
焼肉行って存分にまた味わってきます!

さてさて

本日は「オリンパス35DC」のカメラ修理を行っています。
1971年発売のカメラです。
デラックスなコンパクトということで「DC」です。
その名の通り40mmF1.7の大口径レンズを搭載し
明るい被写体から暗い被写体まで広範囲な場面で
簡単に撮影できることを実現したカメラです。
連動距離計を搭載しピント合わせも正確に行え
露出設定はプログラムオートでカメラ任せで行います。
オート制御はこの時代主流の露出計指針挟み込み式で行い
セイコー製プログラムシャッターは機械制御で駆動します。
ただ、露出計が振れないほどの暗い場合や
電池が入っていなくて露出計が振れない場合は
シャッターロックがかかる仕組みになっているので
シャッター自体に電池は必要ないですが
電池を入れて露出計が動作していないと
シャッターは切れない構造になっています。
ボケや描写を楽しむための大口径レンズではなく
あくまで暗い場所でもシャッタースピードを確保するための
大口径レンズですがやはり写りには定評があり
現在でも人気の高いカメラです。

お預かりしている「35DC」は
やはりお決まりの露出計が不動で
シャッターが切れないというパターンです。
電池室は見る限りでは非常にキレイな状態で
ちょっと拭くだけで動くんじゃないかと思い
受付時にもその場で試したのですが
それでも全く動く気配はなくお預かりとなりました。
モルト劣化やらレンズにカビとか
他にも細かい不具合は多々あるのですが
まずはシャッターが切れる状態にしたいところです。

画像はまだ全然本悪的に取り掛かる前のものですが
露出計がちょっと変わった位置にあって
底板を開けると露出計の様子が確認できます。
まずは露出計本体が無事に動くかどうかを
露出計に直接電圧をかけて確認しておきます。
露出計本体がダメなことはめったになく
今回も電圧をかけると元気に針は振ってくれました。
…となると露出計までに電流が流れていないということになるのですが
電池室の蓋を開けただけでの状態では
非常にキレイだった電池室…
外して裏側を確認してみると
緑青ビッシリで完全に断線していました。
電池室見ただけではわからないですね…(苦笑)
配線も真っ黒に腐食してしまっているので
配線交換も含めて修理を行います。
その上で露出計やオート制御の調整を行っていきます。

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キヤノンⅥTのカメラ修理

今日は「道の駅の日」だそうですよ。
103ヵ所の「道の駅」が第1回登録された
1993(平成5)年4月22日が由来となっています。
現在では「道の駅」は1000ヵ所を超えているそうです。
高速道路のSA・PA的な存在を一般道で行っているのが
「道の駅」ですね。もうすっかり定着しました。
駐車場も広いところが多く
停めやすいですし、ついつい立ち寄ってしまいますよね。
そしてせっかく停まったからとトイレ休憩のついでに
店内とかに入ってみると地元の名産品とかあって
これまたついつい買ってしまうのですよねぇ(笑
高速道路のSA・PAもそうですが「道の駅」も
ふらりと立ち寄るのに最適ですね。
GWもきっとどこも大盛況でしょうね。
まぁ私は現在、クルマを所有していないので
あまり縁がなくなってしまいましたが…(苦笑

さてさて

本日は「キヤノンⅥT」のカメラ修理を行っています。
1958年発売のカメラです。
見た目は前作の「ⅤT」に似ていますが
シャッター機構が刷新されています。
一軸不回転倍数系列のシャッターに進化しています。
これにより低速シャッターだけ全面のシャッターダイヤルで
設定を行うこともなくなりましたし
巻上時やシャッター動作時にシャッターダイヤルも一緒に
回転することもなくなりました。
使い勝手的には大きな進歩です。
60年代に入るともうこれが当たり前の装備になっていきます。
このシャッター機構はこの後、キヤノンの一眼レフ機にも
受け継がれて後のFシリーズや旧F-1にまで
基本的な部分が引き継がれていきます。
トリガー巻上の「ⅥT」とレバー巻上の「ⅥL」が
同時発売されています。
今回は「ⅥT」ですがキヤノン高級機お得意の
トリガー巻上もこの「ⅥT」が最終となってしまいました。

お預かりしている「ⅥT」は
少々レアなブラックです。
非常にキレイな外観で傷やスレも少ない個体です。
ただし動きには少々問題があるようで
各部共に動きのスムーズさに少々欠ける状況ですが
高速シャッターの精度には特に問題があって1/1000は
開ききっていない状態です。
先幕の動きが悪く後幕に追いつかれてしまう状況です。
この状態だと1/1000で撮った写真は
写真の左1/3くらいは写らない状態で
1/500使用時にも左端はかなり暗くなってしまうと思われます。

いつものモナカ構造でまずは外板を外して
シャッター周りの動きをチェックしていきます。
そのうえでさらに分解を進めて各駆動部の
一通りの整備を行っていきます。
その後、これもキヤノンお得意の反閇ファインダー等の
清掃や調整も行っていきます。

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