日別アーカイブ: 2017年9月17日

リコー500Gのカメラ修理

今日は「イタリア料理の日」だそうですよ。
若い頃はカッコつけてちょっとお高い「イタ飯」のお店に行くこともありましたが
最近はめっきりそういうこともなくなりましたねぇ(^^;)
でも美味しいパスタはたまには食べたいなぁ。。。
どこかパスタの美味しいお店を探さなくては。。。

さてさて

本日は「リコー500G」のカメラ修理を行っています。
生産時期も1年程度と短く見かけることも少ないカメラですね。
リコー35シリーズと並行して展開され
F2.8のレンズを使うことにより
より軽量コンパクトに仕上げられたカメラです。
大きさとしてはこのブログにもよく登場する
「コニカC35」と同じくらいの大きさです。
レンズはリケノン40mmF2.8
針挟み式のシャッタースピード優先AEを搭載しますが
マニュアルで露出も可能です。
(露出計はAE時のみ作動)
なかなか魅力的なスペックですね!

お預かりしている「500G」は
まずシャッターが切れません。巻上もロックしたままです。
レンズシャッター機の場合は
まずシャッター羽根の固着を疑うのですが
今回はそういう感じでもなさそうです。
露出計は電池を入れても全く反応しません。
まずは分解しつつ原因を探っていきます。

500Gはモナカ状に前板と裏蓋に挟まれるような
構造になっています。
裏蓋の内側はモルトで覆われていますが
もちろん劣化が進んでいるので全交換です。
シャッターが切れないのは
レリーズ状態にも関わらず
巻上ロックが解除されないためのようです。
指で軽く押したくらいでは動かないほどロック機構が固着しています。
露出計不動は電池室裏端子の腐食が原因のようです。

これからさらに分解を進め各部点検整備一式を行います。

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