日別アーカイブ: 2019年6月6日

コニカSのカメラ修理

今日は四十八節気でいうところの「芒種」でもあるのですが
ぞろ目ということもあってたくさんの記念日が制定されています。
「飲み水の日」、「かえるの日」、「兄の日」、「ほんわかの日」
「梅の日」、「ロールケーキの日」、「ヨーヨーの日」。。。。等々。。。
そんな中に「楽器の日」、「邦楽の日」、「いけばなの日」というのもあるのですが
これらは「習い事は6歳の6月6日に始めると良い」と
昔から言われているからだそうです。
6歳。。。小学校1年生か。。。何してたかな。。。
知っていれば私も6歳の6月6日に何か始めればよかったな。。。
もしかしたらその後の人生が変わっていたかも(笑)

さてさて

本日は「コニカS」のカメラ修理を行っています。
コニカⅠ・Ⅱ・Ⅲと続いた
レンズ固定式距離計搭載レンズシャッター機の後継機となります。
「Sシリーズ」はそれまでのデザインから一変し
スマートな直線的なデザインを採用しています。
「コニカS」は「Sシリーズ」最初のモデルとして
1959年に発売されました。
先代に当たるコニカⅢと同様のヘキサノン48mmF2レンズを搭載します
シャッターユニットはコパル製に変更されました。
コニカⅢM等で外付けだったセレン式露出計は
Sでは内蔵されシャッタースピード、絞り設定に連動します。

お預かりしている「コニカS」は
シャッターは切れていますが
シャッタースピードをどこに設定しても
常に最高速で切れているようです。
加えてセレン光電池は全く起電していない様子で
露出計は動きません。
距離計二重像も垂直水平それぞれズレも見られます。
全体的に整備が必要な状況です。

起電しなくなったセレンは他部品取り個体から
交換するしかないのですが
シャッターが常に最高速という部分がちょっと気になるので
本格的に分解する前にシャッターユニットの様子をチェックします。
予想はしていたのですが
やはり調速カムに連動している部分が
固着してしまっていてシャッタースピードの変更が効かなくなっていました。
取り急ぎその部分を動くように処置してみたところ
シャッタースピードは変更できるようになりましたが
やはりシャッター羽根には粘りがあるようです。
一見、羽根はキレイに見えるのですが
重なっているや根元部分に油シミがあるようです。
原因が判明し、全体的にトラブル箇所も把握したところで
本格的に分解整備に取り掛かっていきます。

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