6月7日。。。1986年にカープの衣笠祥雄選手が
日本プロ野球初の2000試合連続出場を達成した日ですね。
私は広島・呉の出身なので
子供の頃から当然、野球はカープファンですが
当時の衣笠さんや山本浩二さんは
当時のカープを牽引していたヒーローです。
特に衣笠選手の豪快なスイングは記憶に鮮明に残っています。
早いもので突然の訃報から1年が経ちました。
71歳か。。。早すぎましたね。
。。。というか、あのバットをブンブンと振り回していた姿でさえ
比較的、最近のようなことの気もするのですが。。。
時間は確実に情け容赦なく流れているのですねぇ。。。
さてさて
本日は「オリンパス35DC」のカメラ修理を行っています。
35DCも修理依頼の多いカメラです。
搭載されるFズイコー40mmF1.7の評価が非常に高いカメラです。
発売は1971年、プログラムオート専用機なので
露出は基本的にカメラ任せです。
レンジファインダー搭載機でフラッシュマチック機構も装備しています。
大口径レンズ搭載機なのでコニカC35やトリップ35あたりに比べると
少しばかり大きいですが、それでも十分にコンパクトなサイズです。
シャッターは機械制御ですが
露出計がある程度振れていないと光量不足と判断し
レリーズロックがかかるので
実際には電池を入れないとシャッターを切ることができません。
お預かりしている35DCは
シャッターや露出計はきちんと動作してるのですが
レンズにカビが発生しているとのことでお預かりしました。
前玉ユニット側のカビあれば前玉だけ外して清掃すれば良いのですが
今回は後玉内側に大きなカビが発生しています。
35DCの場合、後玉はレンズボードを取り外さないと取り外せません。
他は距離計が垂直水平方向それぞれズレていることと
露出計は少々オーバー気味なのですが
実際のオートはかなりアンダー気味なので
そのあたりの調整も随時行います。
まずはレンズを取り外しておいてシャッターユニットの整備から行います。
基本的にはシンプルなカメラなのですが
ペンやトリップと大きく異なるのは
フラッシュマチック関連の回路と
露出計がボディ上部ではなく底部に配置されていることです。
露出計の調整やオート調整も底部で行います。
本来露出計が配置されるであろうボディ上部には
フラッシュマチック機構とセルフタイマーが鎮座しています。
こういうコンパクトなカメラはメーカーやモデルによって
いろいろな工夫が凝らされている場合が多く
面白い反面、整備にはなかなか手がかかることも多いですね。
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