日別アーカイブ: 2026年8月6日

ペンタックスSPのカメラ修理

今日は「ハムの日」だそうですよ。
「ハ(8)ム(6)」と読む語呂合わせからだそうです。
子供のころの方がよく食べていた気がしますねぇ
お弁当のおかずにも欠かせない存在でしたし
食卓にもよく軽くあぶった
薄切りハムとかがあったりして大好物でした。
分厚い油滴るハムステーキもたまに出ましたが
そうなるともうごちそうでしたねぇ(笑
こんなこと書いていると
分厚いハムステーキで白米を食べたくなるのですが
きっと、ふた口くらい食べたら
油っぽいうえに塩味きつすぎて
「ほんの少しで十分かな…」って思うのでしょうねぇ…
味覚って本当に年齢と環境で変わっていきますよね…(苦笑)

さてさて

本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
1964年発売のカメラです。
多少フィルムカメラを使っている方なら
「SP」といえば現在でも多くの方が知っている名機です。
当時は現在以上の人気機種で
比較的お求めやすい価格帯と
M42マウントレンズの選択の豊富さ
世界で2番目となるTTL露出計内蔵等々
機能的にも非常に魅力的なカメラです。
大ヒットモデルゆえに現存数も非常に多く
その使いやすさから現在でも人気のカメラです。
家から出てきたカメラが「SP」だった…ということも
非常に多いカメラだと思います。
当店でも非常に整備依頼の多いカメラです。
当時としては先進的なTTL露出計は
M42マウント採用ということもあり
絞り込み測光で使用します。
多少の煩わしさはありますが
M42マウントの選択肢の豊富さを考えると
絞り込み測光で十分とも思えます。

お預かりしている「SP」は
かなり長い間、
しまい込まれたままになっていた個体のようです。
外観は非常にキレイで大切に扱われていたのがよくわかります。
保存環境も悪くなかったのだと思われますが
電池室には当時の水銀電池が入ったままになっており
液漏れこそありませんがガスの影響で
電池室端子や周辺の配線の腐食を引き起こしています。
やはり電池を入れけてみても露出計は不動です。
シャッターはなんとか切れているものの
全体的に動きが重く、高速シャッターの精度は出ておらず
スロー時にはスローガバナの粘りが確認できます。
やはり普通に撮影に使うためには一通りの整備が必要な状況です。

「SP」といえばプリズム周辺の遮光材の
加水分解を起因とするプリズム腐食が定番ですが
今回の個体はファインダー上では
ほんのわずかしか腐食が確認されません。
「絶対腐食しているはずだ」と思ってみないと
気づかないほどの軽微な状態ですが
プリズムを降ろしてみるとやはり遮光材は
完全に加水分解で劣化しています。
処置が必要な状況ですが下手に除去すると
プリズム蒸着をさらに剥離させてしまうので
慎重に作業を行っていきます。
内部モルトもかなり使われていて
当然ながらすべて劣化しているので
そのあたりも入念に処置を行っていきます。
電池室からの配線は当然ながら交換で
周辺の緑青の除去も行います。
そして幕軸等を含む機械的駆動部は
しっかり清掃して本来の動きを
スムーズにおこねるように整備していきます。

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