今日は「ピアノの日」だそうですよ。
昔はピアノ弾ける女性にやたら憧れた時期があったなぁ。。。(笑)
私は中学校~20代前半くらいまで
ギターをかじっていましたが
それでもピアノ弾ける人ってのは別格で
「音楽のできる上品な人」っていう勝手なイメージで
見ていたような気がします。
今でも男女問わピアノが弾ける人は
やっぱりステキだなぁ。。。とは思います(笑)
さてさて
本日は「ニコンFM」のカメラ修理を行っています。
ニコマートFTnの流れを汲む
機械制御の縦走金属羽根シャッターを搭載するカメラですね!
後継のFM2はもちろん、このFMも
現在でも非常に人気の高いカメラです。
ちょっと不思議だなぁ。。。と以前から思っているのが
兄弟機でもある電子制御シャッターのFEが
オーソドックスな指針式の露出計を持つのに対し
どちらかといえばアナログな機械式シャッターのFMは
LED式の露出計を搭載します。
オート搭載のFEは「+-」表示の露出計では
ファインダー情報が足りない。。。ということだとは思いますが。。。
今回、お預かりしたFMは
元々はご依頼者のお父様のものだそうです。
随分、長い間、使われずに保存されていたのだと思われます。
まずは電池を入れても全く露出計が動きません。
FMの場合、LED点灯を制御している基板が
ダメな場合だと修理不能の可能性もございます。
今回もやってみなければわからないなぁ。。。と思っていたのですが
どうやら巻上部ON/OFFスイッチの接触不良が原因のようです。
露出計に関してはそれだけでなく
何とか電源が入るようになって値をチェックしてみたところ
かなりオーバー寄りにズレてしまっています。
これは調整で何とかなるかと考えます。
加えて、スローガバナの固着、レリーズボタン、
セルフタイマーも固着気味です。
内外装ともにカビ・汚れもあり、もちろんモルトは全滅
快適に使うためには
全体的にリフレッシュの必要な状況です。
これからまずはシャッターユニット周りからの整備です。
余談ですが電子基板は露出計関連だけなので
プリズムを覆うこともなく比較的シンプルです。
しかしながら同じコパル製の縦走シャッターを搭載する
FEに比べても分解はこのFMのほうが少々やっかいなのです。
もちろんハンダ作業は圧倒的にこちらのほうが少ないのですが。。。
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